雨を逃れてオハイ&原生林ネイチャーツアー 2023.02.19

オハイブルーを覗く

メンバー:りかさん(CL)、ジュリ、あゆ、こうじ、さっこ、たばっち、zenkou

コース:九鬼コミュニティセンター(8:11)ーオハイ(10:00)-原生林-頂山(12:59)-コミュニティセンター(14:18)


この日は、私にとって今シーズン最後の雪山になるかも?

ということで、県北か県境をターゲットにしていたところ、残念な天気予報で雪解けドロドロの雨が予想されるため、気持ちを切り替えて南進することにしました。

南部もお天気イマイチですが、同じ雨ならあったかいほうがなんぼかマシです。

そだ、久しぶりにオハイはどうかなー。

とリサーチしたところ、オハイ近辺にはまだ見ぬコシキの滝というのがあるらしい。

これなら沢好きメンバーも喰いつくかも???

と思ったら、案外みなさんオハイ未経験だったらしく、前日に雪山を堪能したメンバーまでエントリーしてくれて、予想外に賑やかな山行に。

コースには目玉のオハイ、巨樹の立ち並ぶ原生林、そして未踏のコシキの滝を組み入れて周回コースにした代わりに、あまり展望のない頂山頂上は今回スルーすることにしました。

年のせいか腰痛気味やし、雨模様だし、夜には遠方までお出かけの予定なので短めにするかなー。

集合場所に集まってきたメンバーは、すでに雨対策も万全?

さすが鈴ハイ、雨でも嵐でもとにかく山が好き!という気持ちが伝わってきます。

自分だけだったら「やーめた」と、家でぐーたらしてるとこです。

さて総勢7人でわいわいとスタート。

出発!空はまだ薄曇り 静かな漁港をぞろぞろと

九鬼名物のあんまき屋さん、いつもなら遅めの出発にして先に購入しておかないと帰りには売り切れているのですが、雨天予報のせいか、本日休業で未練なく出発できます。

パンフレットなどが置かれた案内所があります。シャワールームがありますがトイレはありません。2階は休憩所になっています。
迷路のような路地を抜けて行きます。

家々が立て込んだクネクネした路地、プライベート階段の間をぬってオハイへのコースを歩いていくと、もう、そこここにクスノキなどの巨樹が姿を現します。

また、どこまで行っても山の石を積んだ見事な石垣が続いていて、昔の人のすごさを感じながら、また、整備していただく方の苦労に感謝しながら歩きました。

休憩広場と植林の境。延々と続く猪垣があちこちにあります。
ミシミシいう橋を一人ずつ渡ります。景子さんありがとう!

さて、ブルーでもグレーでもかまわん、とにかくオハイだ!

ということで、雨雲が来る前にたどり着いたオハイ。

分岐から降りていくと、やがて道は沢沿いになり、沢は滝になって海に流れ落ちます。

沢と海が出会う場所、それがオハイ。

ぱらつく小雨で岩が濡れているので滑らないように、、、といいつつ滑ってこけたのは私。
陽がさすともっときれいなのですが。

ベストなオハイブルーではないけれど、相変わらずきれいで大迫力。

日曜日だし、晴天ならわんさかハイカーがいるのでしょうが、今日はだーれもいません。

初めてのメンバーが多いので、大はしゃぎの撮影タイムの始まりです。

足ブラブラは上級テクニック。見てる方がハラハラやね。

交代で映えポイントへ
たどり着けなかった人も
あーこわ。

そして、たばっちの伝家の宝刀?のドローンが、ついに大空にはばたく日がやってきました。

離陸を今か今かと見守る人々、、、が、しかしなかなか飛ばない。配線が間違ってたらしい。

あのデカザックの中身はこれだったのね。

みんなの上にふわりと浮いたかと思うと、ぶーんと海の方へ。

落ちないかとひやひやしましたが、「きゃー怖いー」と思ったのかどうか、オハイブルーの方には行かずすぐ戻ってきておとなしく着陸しました。

ん?誰かに似てるような?

しかし見事、ミッションは達成です。

今後に期待の新メンバーによる記念撮影。どこでも飛ばせるわけではないので誰もいなくて良かった!

さてオハイを後に、お次は原生林ネイチャーツアーの始まりです。

頂上へのルートから分かれて、どんぐりを踏み踏み尾根を登っていくと、スダジイ、ヒメシャラ、カゴノキ、アカガシなどの大木が次々に姿を現します。

岩を抱くアカガシ
おや森の妖精が?
スダジイ。
ヒメシャラ。
カゴノキ。

豪雨予報が出てるよ、という声で、その前にと急いでランチを済ませ、さて、頂山の北面山腹を巻くコース、核心部にはもっとすごい木が!と巨木好きの私はワクワク。

だったのですが、木に巻かれたピンクリボンを慎重に追っていたところ、あれあれ、いつの間にかアドベンチャラスな斜面のへつりに?

ちゃうやん、これ。

ルートを確認したら、予定のルートからそれて直進していました。

青い方の軌跡を進むはずが尾根を直進してしまった。よくあるパターン。

そら、ガイドツアーでこんなズルズルの斜面は登らないだろう。

紛らわしいリボンがたくさんあるので要注意です。

先導のミスですが、戻るのもたいへんだし、原生林ゾーンへの急傾斜を下りるのは危険。

こういうことには慣れているメンバーばかりなので、慌てず地形を読んでそのまま稜線へ、北尾根から頂山山頂を目指すことに。

ということで、スルーするはずだった展望のない頂山のピークも予定外にゲットしまして、気がついたら雨にも降られず、南への転進は大成功!

巨樹の原生林核心部とコシキの滝は次回のお楽しみになりました。

来るはずじゃなかった頂山の頂上ですが、とりあえず。

晴れた日のオハイは格別ですし、まだまだ、魚見小屋やらキングキドラポイントやら、見どころの多いエリアですので、何度来ても楽しめると思います。

これで終わりかと思っていたら、下山路は皆伐された広大な斜面を、尾鷲湾の絶景を見下ろしながら下りていくというおまけがつきました。

味気ない伐採地だけど眺めはいいです。

遠く尾鷲の市街地、天狗倉山と便石山を望みながら。
かなりの急傾斜、滑らないように慎重に。

前に来た時にはこんなじゃなかったので、びっくり。

ここは登るのはいやなところだったので、逆回りコースもなかなかいいなと思った次第です。ただし、危険なので通行は自己責任で(と看板に書いてあった)。

次は「沢で行く(下る)!オハイ」または「沢から帰る!オハイ」という企画はどうですかね?

記:りかさん

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