今回は子ノ泊山をはさんで東西にある中ノ谷と立間戸谷へ
御馳走あり!、出会いあり!のいい沢でした。
コースのハイライトは連瀑帯と長い長いナメ!
<メンバー>
たろう、ふみふみ、なべちゃん、てつや、ゆう、しま(記)
<コース>
○1日目
9:00 中ノ谷入渓点~9:15 落打滝~10:00 30m滝~14:00 子ノ泊山~15:30 植林小屋跡~ 17:00 ケヤキ平(泊)
○2日目
8:00 ケヤキ平~ 8:15 屏風滝~9:00 牛鬼滝~10:30 植林小屋跡~12:30 子ノ泊山~14:00桐原登山口~14:20 中ノ谷入渓点
寒くなってきた、でも沢に行きたい。
そんな私たちは今年も南紀へ向かいます。
どちらも南紀らしい大滝とナメがあるきれいな沢でした。
桐原登山口へ向かう途中にある、落打の滝の看板がある橋の近くに車を止め、入渓します。
少し歩くと、すぐに落打の滝が出てきます。南紀らしい大滝です。
右岸(左)のルンゼから巻きます。
少し上がると右の岩壁の途中にバンドがあります。わかりずらいですが残置ロープが目印です。
バンド沿いを歩き、木の梯子を2つ降りると落打の滝の一つ上にある小滝の上に出ます。
高度感はありますが、足場や木はしっかりしてました。
しばらくゴーロ沿いを歩きます。
なべちゃんは、南紀の木と苔の鮮やかな緑が気に入ってるらしいです。
ちなみに紅葉の黄色や赤はと聞くと微妙な反応でした(笑)
自然に癒されながら、30mのおそらく無名の大滝へ。
この滝も右岸(左)から巻いていきます。
滝よりも高く巻いて尾根まで上がりましたが、本流の方を覗くと急斜面だったので、
もう少し尾根を登って、鞍部からルンゼを下りることに
しかしこのルンゼも、途中から急なナメにぶつかり、最後は懸垂で降りました。
記録を見返すともっと小さく巻けるみたいです。
巻きには手こずりましたが、下りたところのきれいなナメに癒されます。
気を取り直して、てつやさんは日課?の懸垂支点探しへ、
いい感じの残置支点を見つけましたが、下りたら確実にシャワーで、ウエットなしだと凍えるよねとのこと
ナメとゴーロを超え、標高を上げていくと、
山頂直下の鞍部へ上がります。しんどいですが、簡単な詰めです。
山頂へはすぐにつきます。子ノ泊山は本当か、ウソかわかりませんが、
12年に一度ねずみ年の時に大いににぎわうみたいです。
今年が何年かは知りませんが(興味がない)、この日は誰もいませんでした。
海が見えるいい山頂です。
林道を下りて立間戸谷へ向かいます。沢への合流も用意で、山頂への看板がちらほらあり、昔(一応今も)この沢道が登山道だったみたいです。
※立間戸谷伝いで子ノ泊山へ登る際は、一般の登山道ではないコース(ほぼ沢登り)ですので、ご注意下さい。
すぐに長い長いナメに入り、慎重に下っていきます。
植林小屋跡が見え、少し行くと看板があり、ここから登山道?に入ります。
道は不明瞭ですが、ところどころにトラロープとテープがあり、助かりました!
尾根をトラバースし、最後に支流を下りると今日の泊地のけやき平へ、
けやき平に付くと、珍しく先客が。
近づいてみると、たろうさんとこちらを呼ぶ声が
なんと昔の鈴ハイメンバーであるえっちゃんが!(筆者は残念ながら知りません)
まだ鈴ハイが沢登りが盛んでなかった時代に、たろうさんと一緒に鈴鹿の沢を開拓してたとのこと。
大先輩ですね。そんな先輩たちのおかげで、今の鈴ハイがあると考えると感謝です。
当時からいる、たろうさんとふみふみさんは昔話に花を咲かせます。
そんなこんなで、今回のメインイベント、カキなべです。まさか山で牡蠣が食べれるとは、
仕事が忙しく、参加が厳しそうだっただったふみふみさんも、無理やり調整して参加するほど、魅力的で、おいしかったです。
てつやさんが仕入れてくれました。
他にも手羽先やオイルサーディンの炒めや焼き芋などがあり、至福の時間でした。
朝には皆さんから誕生日を祝っていただきました。
皆さんおいしい食事やお祝いありがとうございました!
ちっちゃい中華鍋にて
気を取り直して、本日の遡行を始めます。
すぐに左の支流に入り、屏風滝に立ち寄ります。
岩壁に囲まれた急斜面の先にある立派な滝で、上部はハングしており圧迫感がすごいです。
2股に戻り、連瀑帯に入ります。分岐のナメ滝は右岸(左側)から巻きます。
よく見ると左岸に残置がありましたが、右岸も難しくはないです。
すぐに牛鬼滝が現れ、左岸(右側)から簡単に巻きます。
またすぐに15mぐらいの滝が現れ、左岸(右側)から簡単に巻きます。
次は30mの滝が現れ、右岸(左側)の細い尾根を上がり、途中からトラバースして落ち口に降ります。
足場が悪く高度感があるため、ロープを出しました。
次の15m滝は左岸(右側)から簡単に、その次の7m滝は登れるっぽいですが左岸(右側)から簡単に巻きました。
そして30mの滝が右岸(左側)から鞍部を目指して登れば簡単に巻けます。
滝の連続でどんどん雑な記述になりましたが、滝の怒涛の連続でした。
全部で9個の滝が凝縮されていました。
そのあとはゴーロをはさんだ後、行きも通ったロングなナメに入ります。
途中で沢屋ホイホイにひかかったえっちゃんたちのパーティを抜いたり抜かされたりしつつ、山頂へ詰めました。
沢屋ホイホイです(左が正しい)
帰りは登山道を下り遡行完了です。
企画してくださったたろうさん、ご一緒された皆さんありがとうございました。
滝あり、ナベあり、ナメありのいい沢でした。
軌跡リンク
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