鈴鹿 砂山周辺の沢登り(御所谷~ソウスケ谷~熊谷) 2021.03.27

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もう沢の楽しい季節


<メンバー>
たろー、なべちゃん、いさお、miu、ふみふみ

<コース>
宇賀渓(8:10)~御所ヶ滝(8:25)~御所谷遡行~稜線(11:25)~ソウスケ谷下降~熊谷出合(12:45~13:25)~熊谷遡行~小峠(14:30)~長尾滝(14:45~15:40)~宇賀渓(16:45)


 暖かな3月。沢シーズンも早々に始まり、今回は鈴鹿の沢にやって来ました。宇賀渓駐車場に到着すると、既に沢山の駐車車両が!登山ブーム、来てるのか?とメンバーと話しながら沢装備を身につけます。ちょっと周りの登山者の方々からは浮いています。でも、青空も覗いているし、桜も咲いているしで、ご機嫌にスタートします。

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桜咲く宇賀渓からスタート

 宇賀川に降りるとテントを張っている人がちらほらと…キャンプ・ブームでしょうか?御所谷出合には、いきなりの御所滝(2段17M)がお出迎え。ここは左岸からぐるりと巻きます。淵をへつったり、小滝を越えていくと、どーんと8M滝が現れます。ゴツゴツした黒い岩肌が、なかなかの迫力です。ここは滝の左サイドをロープ出して登ります。なべちゃんリードで行きます。木の根を掴みながらの沢らしい登攀を楽しめました。

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キャンプブーム?

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御所ヶ滝(これは巻き)

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淵をへつって

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小滝を越えて

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明るい渓相

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8m滝

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ロープをセットして

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なべちゃんリードで

 その後は、御所谷を詰めて一度尾根に出てからソウスケ谷を下降します。何度か懸垂を入れながら下って行きます。シーズン初めの懸垂下降は、ちょっとドキドキしますが、熊谷出合まで降りる頃には大分慣れてきました。

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御所谷を詰める

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小滝がいっぱい

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涸れた谷を詰めて稜線へ

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ソウスケ谷下降

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懸垂下降

 昼食休憩後、熊谷を遡行します。暫く行くとCS(チョックストーン)2M滝が現れます。右からへつって滝を越えていきますが、筆者はここで落ちます。つめたーーい!丁寧にさらに同じところでもう一度落ちてずぶ濡れになります。メンバーのみなさん、時間をとらせてスミマセンでした。

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熊谷のゴルジュ

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へつって突破

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この後ドボン

 熊谷を詰めて小峠に到着すると登山パーティの方がみえました。我々を見て「沢登りかね!まだ寒いのに…」と感心(あきれてた?)されました。

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熊谷の上部は古い杣道

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小峠

 小峠からは、宇賀川を下っていきます。そして、やって来ました“長尾滝”!今回のメインイベントは、この長尾滝を懸垂下降するのです!筆者が最初に降りさせてもらいましたが、水量が多くて結構シャワーを浴びます(苦笑)。岩が滑る箇所もあるので慎重に下りました。

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50mロープをセット

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ドキドキの下降

 この懸垂下降のために50Mロープを持ってきていたのですが、上からはロープの長さが足りているか見えないのでドキドキです。祈る気持で降りていくと、ロープは下まで届いていたのでホッと一安心…のはずですが、滝の下は大きな釜になっており、ヘタすると泳ぎながらロープを外すという益荒男プレイになる可能性もあります。しかーし、天はヘタレな筆者を見捨てなかった。なんとか左岸側をへつって釜を回り込めました…神様、ありがとう!4月の沢で大水泳大会にならずに済みました。なべちゃんは、残念がっていましたが…(笑)

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下から見るとこんな感じ

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集合写真

 今回のルートは、筆者は全然知らなかったのですが、楽しめる良いルートでした。たろーリーダの引き出しの豊富さは素晴らしい!良い沢山行となりました。メンバーのみなさん、有り難うございました。

おしまい

記)いさお


なべちゃんの懸垂下降動画

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