<メンバー>
たろー、おすぎ、ふみふみ、もっちゃん、toyoちゃん
<コース:1日目>
白馬五竜スキー場テレキャビン駅(9:00)~小遠見(10:50)~大遠見(12:40)~西遠見(13:30) 泊
快晴で風も強くない好条件なら行けるかもと思い、エントリー。
ラッセル覚悟で気合を入れてきたのだけど、行ってみなければわからないもの。しっかりトレースもあり、快適な登山でした。
初心者なので、ピッケルとアイゼンの練習にもなりました。自分の歩き方の癖なども指摘してもらい、ドキッとしました。
滑落だけは避けねばと思う気落ちとアイゼンの前爪をまだ信頼できてないが故に、ビビった歩き方をしてました。
基本の歩き方も再度、講習を受ける始末でしたが、実践していくうちに、コツが掴めた気がします。
雪の状態が良かったので、助かりました。他の時期よりいろいろ危険ではあるのですが、冬山って、いいなぁと改めて思いました。
8時45分過ぎ、とおみ駅のゴンドラに乗り、出発です。一気に高度を稼ぎ、あっと言う間にアルプス平に。
ボーダーやスキーヤーの間に混じり、場違いな雰囲気でテクテク歩く。でも、暫くすると、登山者を発見。
テン泊組は少ないけど、日帰り組はまずまずいました。小遠見山まで来ると、展望も良く、ついつい写真をたくさん撮ってしまいます。
その後もアップダウンはあるものの、絶景を見ながらの尾根歩きは、疲れません。迫り出した雪庇に見惚れたり、モフモフの雪の中を好きな様に歩くのは楽しい。
途中、12時前にお昼を済ませ、先を急ぎます。しかし、あまりに快適過ぎて、13時過ぎには、予定のテント泊場所に到着。一気に小屋まで登るか迷ったのですが、最高のテン場で、まったりし、明日に備えようという事になりました。
夜は味噌ラーメンを頂きました。タローさんが「ペミカン」というものを作ってきてくれており、それを使ったメニューです。ペミカンとは、野菜や肉を調理し、バターやラードの動物性脂肪でコーティングした物。下ごしらえは大変だが、野外での調理を簡単に効率よくしてくれる物です。
味を変えれば、カレーやシチューなどにも変身します。コンパクトに冷凍してもらってあり、持ち運びも良い感じでした。「バターは1箱使っているよ」との事で、ギョッとしましたが、コクがあって美味しい味噌バターラーメンでした。海苔とチーズ、いぶりがっこのおつまみも美味しかった。山でおいしいものが食べれるのは贅沢の極みです。
日中は、初夏か?と思わせる程の暑さでしたが、夜はまずまず寒くなります。風も強く吹いている。(フライの閉め忘れが原因だったかな。換気は抜群でしたね)せっかくだから登頂したいという気持ちで、気持ちがたかぶり、寝たり起きたりだったかも。
<コース:2日目>
西遠見(5:55)~五竜山荘(7:05)~五竜岳(8:50~9:20)~五竜山荘(10:40)~西遠見(11:20~12:15)~大遠見(12:40)~地蔵の頭(14:30)~白馬五竜スキー場テレキャビン駅(14:45)
次の日、薄暗い6時に出発。登っていく途中で、空が染まっていく短い時間は、いつも神秘的な感じがする。
白岳までは、下から見ていたより勾配があって、1日目の尾根歩きとは違う楽しさがありました。
7時15分頃に小屋に到着。小屋でテントを張っている方がみえました。風が大変だったらしい。そして、山頂でテントしてた方も。ここは風は大丈夫だったらしい。わからないものだ。
小屋からは、雪の状態を常にチェックし、慎重に進む。今回、ハーネスを忘れてしまい、スリングで簡易ハーネスを作ってもらった。(忘れ物は命取りだ。以後、十分に気をつけます)
「ここは、少し凍っている」等と先を行くタローさんに教えてもらいながら、アイゼンやビッケルをそれぞれ使い分ける。
幸い、山頂部付近は雪質も良く、慌てなければ大丈夫であったが、気は抜けない。9時前に山頂に到着。白と青のパキッとした世界。すぐ近くの八峰キレットもカッコいい。
名残惜しく、下山する。登りより降りの方が、緊張する。バックステップも、状態にもよるが、人のトレースに従って降るのではなく、自分の歩幅での方が、楽だと実感した。
小屋までの戻りに少し時間が掛かり、トラバースしてテント場まで戻る。そこからは、また絶景を見ながらのアップダウン。自分的には、鹿島槍の凛々しさにうっとり。
途中、イグルーの団地を見つけたりしました。ケルンが建つ地蔵の頭にも寄り、アルプス平まで。そこからは、一気にゴンドラ。もう少し山にいたかったなぁ。
1泊2日でしたが、濃い内容の山行でした。一緒して頂いたメンバーの皆様、ありがとうございました。
記)toyoちゃん
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