硫黄岳~赤岳縦走(アイゼントレ最終章) 2020.01.04~05 ②

☆C班☆
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さらば赤岳


<C班>
つよっさん、ずみ(記)、もっちゃん、toyoちゃん


年末なのに鈴鹿に雪がない…

というわけで雪に飢えたメンバーが17名、八ヶ岳に集まった。美濃戸小屋から身体を温めながら4班に分かれてスタート。
雪仕様とはいえ小屋装備なのでザックも軽い。快適に歩を進めて赤岳鉱泉に到着。いつになくアイスキャンデーも小さく、クライマーは様子見ながらトライしている感じ。

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スタート

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いい天気

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雪を楽しむ

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赤岳鉱泉

アイゼンの装着や身支度で私が足を引っ張りCグループは出遅れてみんなを見失ってしまい、慌てて追いかける。少しずつ高度を稼ぎながら気持ちよく進んでいくが先行者に追い付けない?…結構な距離を上って現れたのは行者小屋への案内板!?
ありゃー! 間違えた!! 半ば走りながら雪道を引き返す。30分のタイムロス!! 

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そっちは違うけど・・・

赤岳鉱泉に戻り小さな「硫黄岳→」の小さな看板見つけて上り始めるがもはやピッチが上がらない。いつまでも追いつけない私達をみんなが心配して待っていてくれてやっと合流。ちょうど展望がひらけ横岳→赤岳→阿弥陀岳が見渡せば疲れも吹き飛んだ。赤岩の頭で一息つきながら最高レベルの完全防寒装備を整えて山頂へと向かう。

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なかなか追いつかない

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やっと合流

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さあ、稜線へ

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完全防寒へ

硫黄岳山頂は覚悟したほどの強風ではなかったが長居せず横岳へ向かう。吹きさらしの稜線はさすがに身体が揺らぐのでずっしり止まらず進む。

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硫黄岳

夏の艶やかな路とまったく違った真っ白の世界。尾根道は雪も浅いが階段など面白い足場が続いて楽しい。硫黄岳から遠く眺めた赤岳がどんどん近づいてきたが最後は下ってからの登り返しが何度も続く。

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横岳へ向かう

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白の世界

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楽しいアップダウン

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横岳

赤岳展望荘までもうちょっとのところでちょっとしたアクシデントがあったが到着。
雪山での硫黄→横岳→赤岳縦走完踏!

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もうすぐ展望荘

冷えた身体に談話室の暖かいこたつが優しく、17人が寄りそって会話がはずんだ。そして待ちに待った展望荘名物のバイキング♪
しっかり歩いた分、たっぷり食べ、また消灯まで山話が続いた。

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つよっさんはいつもの・・

翌朝、小屋から富士山バックの素敵な朝焼け! でも寒いのですぐ退散。強風覚悟で早朝より身支度にしたけれど山頂は強風収まらず赤岳山頂の登頂は断念。

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富士山

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横岳

さあ帰り道は地蔵尾根より下るが、先行者がかなり手間取っていたので風に吹きさらされながらのゆっくり下山。でもおかげで山腹ではふかふか雪いっぱい♪の八ヶ岳をお腹いっぱい歩くことができた。

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じらされながらの地蔵尾根下山

途中、行者小屋でちょっと休憩するとすぐ手が冷え込んで痛い。それでも高度が下がるにつれ身体全体が心地よく温まる。
後半は名残惜しさを感じながら美濃戸小屋に到着。駐車した車には昨夜冷え込んだようで雪が降り積もっていた。

雪よ、もっと降れー!
寒いの苦手だけど雪山はやめられない♪ 
頬を刺すこの冷たい張りつめた雪山の空気!
白一色の冬山に魅せられて、また行きたい♪

記)ずみ



☆D班☆
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赤岳で赤色3人


<D班>
こうじ、いさお、おりえ、miu


 山歩きを初めて一年、今冬は御在所の本谷や藤内沢に行けたらいいほうかなと思っていました。鈴ハイでも、今までのアイゼントレは本谷や藤内沢だったそうですが、それではあまりにも冬が短いので今年は新しい試みとのこと。その恩恵にあずかり森林限界を超えた雪山の縦走を体験することが出来ました。

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さあ、行くわよ

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北沢

 初めて見る赤岳鉱泉のアイスキャンディーは青空に映えて私の知っている山とは別物のリゾート地のような空間。更に高度を上げると徐々に何もかもが凍っている世界の中に、キラキラの林を抜けると青と白の世界が見える限りに広がっている。

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アイスキャンディー

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アイゼンを履いて準備

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何もかもが白い

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風が・・

 稜線に出たところで、暴風に備えてMAXの防寒を装備。硫黄岳はいつも暴風らしい。行く手のピークには雲がかかっていて、どんな世界が待っているのか初心者の私には想像すらつきません。

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あそこを目指す

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硫黄岳にて

 歩みを進めると束の間?グレーの世界に突入。残念ながら硫黄岳の展望は無く薄暗い中に爆裂火口が口を開いて少し怖い雰囲気。時折青空が見えるけれど目指す赤岳は見えない。

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横岳を目指す

 硫黄岳山荘を過ぎた辺りで前のグループの最小女子ショーコさんが風に飛ばされそうになって進めない。私のでっかい体じゃありえない光景である。助っ人たろーさんが入って進む姿を後ろから見ているとマルで男性二人に両脇抱えられて連行されているようだ。恐るべし鈴ハイ。モトイ、流石頼りになる男性方である。

 っと、今度は自分が3歩進む度に苦しくなって更に歩くと胸が痛くなる。勿論、恋煩いではない。不安になって打ち明けたら、少し休憩しようと私のチームは休憩することに。とってもありがたかったです(感謝)。その後も状況は変わらないものの騙し騙しペースを乱さないように意識して歩きました。

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ちょっと休憩

 薄暗いガスの中に太陽が近い。横岳(奥の院)の少し手前辺りから鎖場や梯子が現れる。途中、背中がスースーしてきて背中出ているヤツだと焦っていたら、なんと梯子を登るおりえさんの背中が事あるごとにチラチラ見えるではないか!?素肌である、恐るべし、流石先輩である。

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鎖場が

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続く

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横岳

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ほんとに苦しいの?

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ハシゴ

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展望荘が見えた

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クライムダウン

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梯子の順番待ち

で、無事赤岳展望荘へ到着しました。

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団らん

 翌日の赤岳へは、不安を感じ留守番しようと考えていたら強風のため中止になり皆さんと行動を共にする事が出来、下山の地蔵尾根は体調もよく防寒もバッチリで個人的には超ルンルン☆楽しむことが出来ました。

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下山します

 屯鶴峯から始まったアイゼント、確り段階を考えられた内容で楽しみながら良い経験をさせて頂きました!そして、これからも楽しみです。

記)miu

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