舳倉島~鳥見山行~ 2019.5.3~5

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「六鳥図絵@舳倉島分校」さっこ画伯作


○メンバー
とりや(CL)、たばっち(SL)、さっこ、リカさん(一般)

○コースタイム
5/3:星川2:30===輪島港7:50~9:00≡≡≡舳倉島10:25 探鳥
5/4:朝から晩まで探鳥とか
5/5:探鳥 舳倉島14:00≡≡≡輪島港15:25~16:20===星川22:00


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珍鳥が見られる「舳倉島」にいってきました~

 行ってきました舳倉島!
 以前『ダーウィンが来た』で特集されてて珍しい鳥がたくさん見られるというので、行きたいなーととりやさんに相談したら着々と計画が練り上がり、山じゃないのに鈴ハイ企画で催行してもられることになりました(^ω^)

 舳倉島に向かう高速船乗り場まで三重県から約5時間!途中寄り道してしまったことにより船が定員オーバーで乗れないという危機にさらされましたが、何とかクリアしいざ島へ〜〜

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輪島港から出発

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船に乗る前からひと騒動・・・セーフでした(^^;)

 今回のメンバーは鳥を愛し鳥の為に生きるとりや名人と、珍しい鳥の写真が撮ってみたいミーハーなたばっち、野鳥の会三重支部のリカさんに、バカンスを求めて参加のさっこ隊員の4名です。
 こう書くと野鳥の会のリカさんはお堅いイメージですが、とりやさんのお友達だけあってかなりの個性派!全員曲者ぞろいのメンバーです。

 さてさて、行きの高速船は結構揺れましたので起きていたメンバーは少しグロッキーに。私は酔うのが確実と判断して早々に甲板の上で寝ましたので元気に島へと降り立ちました。

 とりあえずは荷物を置きに、本日のお宿『民宿つき』へと向かいます。私たちはテント泊用のザックに詰め込んできたので割と身軽ですが、船から降りた鳥撮りのお客たちは荷物を大八車に乗せて宿へと向かっていました。
 そう、ここは車が島に一台しかない、移動は徒歩か自転車(か、三輪車)オンリーの孤島です!

 宿で荷物を整理したらカメラを持ってウロウロ。鳥目当てでしたが、漁村の風景が物珍しく、島の景色を堪能します。
 私たちは観光ですが、島には漁業生活者がいてせっせと働いています。時折アナウンスでワカメの水揚げの放送が入ります。

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島の海女さんがわかめの水揚げ作業中

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のんびり鳥を探す

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小さな島の中にいくつか神社があります

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ビンズイ

 のんびりと歩いているとウグイスの声がすぐ近くでしますが、藪の中に隠れているようで見つけられません。しかし野鳥の会の二人はあちらこちらと色んな鳥をすぐに発見するので、さすがプロだなぁと思います。

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オオルリ♀?

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たばっちがストーカーをしていた小学生(実は中学生)。将来有望!

 張り込みスポットではさっこちゃんは寝転び、私ものんびり。時間たっぷりだけど、あっという間に初日の日が暮れて行きました。

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鳥撮り隊がざわつく横で、バカンスのさっこちゃんは昼寝

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オオルリカップル♡

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ツグミンがまだいた

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イソヒヨドリ♂

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島唯一の水場は、絶好の野鳥観察コーナー

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この東屋からも観察できます

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ミヤマホオジロ♀

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双眼鏡は必須

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宿には珍鳥「ヤツガシラ」の写真が

 二日目の朝は、一度朝飯前に一巡りしてから宿に戻り、美味しい朝ごはんを食べて更にまた徘徊します。もうみんなそれぞれ別行動。
 さっこちゃんは秘密のルートを開拓したり、他の鳥撮りオヤジに聞き込みをしたり、小学校前で絵を描いたり大活躍です。

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地元の子供たち

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ミヤマホオジロ♂

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2日目のお宿へ移動

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こんな人たちがウロウロ

 私も素人目線の鳥撮りでぐるぐる回りますが、道である人は皆ただの観光客でなく鳥目当てでやってきた鳥マニアだらけですから、迂闊に話しかけられると答えられなません。その恐怖から、なるべく話しかけられないように人混みを避けるようにしていましたが、とある小学生の後をつけるとここには何がいる、あっちには何がいると沢山教えてくれました。彼はお父さんと一緒に島に来たようですがお父さんは鳥に全く興味なく、本人の希望で来たそうです。めちゃくちゃ詳しく、恐らく将来は何らかの研究者になることでしょう。

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エゾムシクイ

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島の北側の海岸

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エゾムシクイ

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小学校跡にあった二宮金次郎さん+ヒヨドリ

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島の食事は美味しい

 朝から晩まで一日中重いレンズをぶら下げて練り歩いていると腰が痛くなってきますが、珍鳥に出会えるチャンスを逃さない為にも頑張って歩きます。(張り込みと徘徊とどちらが良いのか最後まで悩みました)

 二日目もまあまあの収穫で、もうこの辺りにはあの子がいるとか、あの鳥はまたここに来るとか少し分かるようになってきました。

 三日目の朝は朝焼けを見てからのスタート。

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 さっこちゃんの小学校の絵もいよいよ完成に近づいています。

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小学校跡で写生大会のさっこ画伯

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ハヤブサと目が合った( ̄▽ ̄;)

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カワラヒワに怒られた!( ̄▽ ̄;)

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お立ち台のノゴマ♂
 昨日さっこちゃんが見つけた“凄く鳥がたくさんいる”という秘密のルートを探ってみますが、時間が悪いのかあまり見つけられませんでした。
 上にいる鳥は見つけにくいけど、地面に落ちてる鳥はぴょんぴょんして可愛らしく、写真も撮りやすいです。
 キビタキやオオルリ、ムシクイなど同じ種類が多くなりましたが、可愛いのが沢山撮れました。

 そしてお昼に宿でお昼ご飯を食べて荷物をまとめていよいよ島を後にします。
 三日間でさっこちゃんは色んな情報を収集していて、島の駐在さんの交代勤務のことや島内のわんこや猫のこと、同じ鳥撮りで来ていた人たちの関係なども全て把握!?
 鳥の観察より人間観察に力を入れていたようです。

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水場のコマドリ

コルリ_R
コルリ♂キター━━━(゚∀゚).━━━!!!

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ハマダイコンが満開

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島の若い海女さんの犬ティアラちゃん

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こちらは民宿の犬

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魚拓がたくさん

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お世話になった二日目の民宿つかさ

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帰りの船

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ウミネコがお見送り

 帰りの船はそれ程揺れず、景色を楽しみながら輪島に帰着。夕方なので朝市は閉まっていました。
 そこからまた5時間かけて三重県に帰り、まったりなのかガッツリなのか、よくわからないけど充実した三日間となりました。
 企画してくれたとりや名人、ありがとうございました(^○^)
 また来年はどこに行きましょうか〜〜

たばっち

とりや追記)
 舳倉島、少しでも鳥に関心のある人なら必ず名前を知っている探鳥の名所。
 しかし、島は余りにも遠く、しかも鳥のシーズンはきわめて短くバーダーが殺到、さらには輪島-舳倉島の船は海が荒れるとすぐに欠航のため、島に渡れない、もしくは渡ったものの、次にいつ本土の土を踏めるかわからないという、ハードル激高の文字通り絶海の孤島、自分には遙かな夢の島でした。

 ところがNHKの番組で火のついたたばっちの尋常ならぬ意気込みは、僕の心を動かすに余りあり、競争率ン十倍?の、GWの島の2軒の民宿の部屋を勝ち取り、とうとう企画を実現させてしまいました。
 全くたばっちには感謝しても感謝しきれない、夢のような離島企画になりました。

 宿に着くや、瞬時に民宿の小学生美形姉妹と犬を手なずけ、姉妹の妹の方に犬が懐かない理由、さらには島中の飼い犬、飼い猫の分布、名前、飼い主情報を網羅し、島民は元より鳥撮りおやじ、おばばとのコミュニケーションぬかりなく、もしかしたら今回島を一番楽しみ味わったかも知れない、リサーチ番長にして画伯のさっこ。

 島への気合いそのままに、鳥撮りもぐいぐい行くのかと思っていたら、さっことは対照的に意外や黙ってこそこそと鳥撮りおやじ(時に小学生)の後をつけ回し、結果的にこのコバンザメ戦法が功を奏し、こっそり自分だけのお宝写真をゲット。山道具と遠征交通費だけでも首が回らない中、大枚はたいた鳥撮りレンズの威力をいかんなく発揮のたばっち。

 自然観察の達人にして頼もしい舳倉島経験者、初日の輪島港舳倉航路きっぷうりば劇場での大活躍、居てくれなかったら企画そのものが破綻していたところを大逆転の功労者、島に渡ってからも経験値を活かした鳥の同定に、夜の親睦タイム(withアルコール)に欠かせない野鳥の会三重の曲者ガイド?リカさん。

 たばっちが「とりやさーん」と呼ぶと全部の部屋から「はーい!」と返事の返ってくる島の民宿も懐かしく、島から帰ってからもしばらく舳倉ロスに苦しむほど、深く心に刻まれる企画になりました。同行してくれたみなさまのおかげです、ありがとう。来年はどこに行こうかねー(*^_^*)

ノジコ@たばっち
たばっちがこっそりゲットの珍鳥ノジコ

≪鳥リスト≫
●カモ目
カルガモ
コガモ
●ハト目
カラスバト
キジバト
●ペリカン目
ダイサギ
ミゾゴイ
カワウ
ウミウ
●チドリ目
ウミネコ
●タカ目
サシバ
トビ
●ハヤブサ目
ハヤブサ
チゴハヤブサ
●ブッポウソウ目
カワセミ
●スズメ目
サンショウクイ
ハシブトガラス
ツバメ
ヒヨドリ
イソヒヨドリ
ウグイス
メボソムシクイ
センダイムシクイ
エゾムシクイ
キマユムシクイ
メジロ
ムクドリ
コムクドリ
コサメビタキ
キビタキ
オオルリ
コルリ
コマドリ
ノビタキ
ルリビタキ
アオジ
クロジ
シベリアアオジ
ノジコ
ツグミ
トラツグミ
アカハラ
ノゴマ
ムネアカタヒバリ
ハクセキレイ
ビンズイ
アトリ
カワラヒワ
シメ
キマユホオジロ
ミヤマホオジロ
シロハラホオジロ
コホオアカ
ホオアカ
出現種数 53

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