鬼ヶ牙 アイゼントレーニング 2018.12.09

20181208鬼ヶ牙アイゼン01
アイゼンで岩を登るのは難しい・・・


<メンバー>
たろー、なお、なべちゃん、めぐち、こうじ、くろ

<コース>
鬼ヶ牙ふもとの岩場 9:00~15:30


 今年の雪山登山に向けて、アイゼンワーク及びロープワークの練習を行いました。

 新品の冬靴にアイゼンを装着して準備OK、アイゼンをつけての登攀練習を始めます、先端の2本の爪で、わずかな凹凸にひつかけて立つ…最初に思った事はこれはかなり難しい!アクロバティック?表現が正しいか中国雑技団の曲芸みたい。自分にできるかな?

 たろーさんは説明を兼ねてロープなしで3、4歩登っていく。凄いなー!まずは挑戦してみる。全く登れない!ロープに宙吊りになってしまう。

 原因、足を横にしてしまう。前爪の意味がない!悔しい!また、挑戦!登れない!足を開いてしまう。ガニ股にすると爪が1本しか、かからず全く不安定になり、すぐに滑って前爪が外れてしまう。難しい!とにかく足を壁に対して真っ直ぐに向けるのが正しいスタンスだと思いました。とにかく挑戦する!

 前爪が1番安定する角度があるのが気づいてきました。かかとの上げすぎは、横爪が岩に当たって、前爪の利きが得られない!かかとの下げすぎは、前爪が浮いてしまい利きが得られない!試行錯誤を繰り返し少しか上達できたと思えるまでに自分では感じました。みなさんのご指導、とてもありがとうございました!

 アイゼンワークは、足を真っ直ぐにして爪の利く角度を保つ、ひざをしっかり伸ばす、そして、爪のかかる場所を見極める。じわりと体重を移動する。とにかく、アイゼンを信じて、自分の体を預ける感じが重要ですがこれが怖い。ここが壁であり肝な感じがしました!

 沢とは違う登攀技術でした。奥深い!

 あっという間にお昼になり、寒いので鍋をご馳走して頂いたたろーさんに感謝です。とても、美味しかったです!鍋を食べながら、時々、落石コロコロ!懸垂下降やロープ回収時は落石が多発するのが良く解りました。

 午後からは、ロープワークの練習です。

 沢では、バイトを作って、8の字結びをします。しかし、クライミングでは難しい用語で申し訳ありませんが、フィギュアエイト、フォロースルーで8の字結びをして末端をダブルフィッシャーマンズノツトで留め結びをします。

 ヒッチ…ロープ以外の物を使う。カラビナにロープを結ぶ。
 ノツト…ロープだけの結び目、ロープの末端処理。
 ベント…向かい合うロープ同士をつなぐ。

 そして、支点の取り方、アンカーポイントから固定分散方式で支点を確保、固定の意味はマスターポイントが固定されるので、クライマーのロープ方向を予測してカラビナの方向を固定する必要があるから固定?だと思います。

 そして、クライミングでのビレイはムンターヒッチを使用しません。確保器を使用するそうです。確保器を落下させないため、カラビナにセットして取り扱う。

 とにかく、ビレイヤー側は常に確保器のギザギザ側、クライマー側はツルツル側をセットする!

 今回のロープワークはくろさんが付きっきりで指導して頂きかなり勉強になりました!その分、くろさんの自己練習ができなくてすみませんでした。

 たろーさんには温かい鍋とアイゼンの基本を指導して頂きました。
 めぐちさんには、親切にロープワークのアドバイスを頂きました。
 こうじさんには初心者の自分のビレイをして頂き、助かりました。
 なおさんには、自分の確保を確認して頂き、ありがとうございました。

 確保器の付ける場所、間違えていました。マスターポイントに確保器のわつかを付ける!覚えました!

 自分には何から何まで大収穫でした!1日、ありがとうございました!

 記)なべちゃん

<リーダー追記>

 ロープワークなどの技術は「何故そうしないといけないのか」という事を理解すると、現場で応用が効きます。フリークライミング、アルパインクライミング、沢登り で使うロープワークは登山スタイルに合わせて微妙に違ってきますので、何故を理解して上手く活用していきましょう。(しかしなべちゃん、よく勉強しているね)

<写真>

20181208鬼ヶ牙アイゼン01
ハの字はダメだよ

20181208鬼ヶ牙アイゼン02
左の人と右の人、違いが分かるかな?

20181208鬼ヶ牙アイゼン03
鍋でブレイク

20181208鬼ヶ牙アイゼン04
ロープワークは難しい(なべちゃん、支点構築で悪戦苦闘中)

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