三ノ沢岳 2018.7.22

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青空の三ノ沢岳山頂♪


メンバー:たばっち、シズ、さなっち、ジョコティン、にっさん、こうじ

コース:千畳敷駅(7:40)-極楽平(8:21)-ザギタルの頭(8:41)-三ノ沢分岐(8:54)-三ノ沢岳(11:14)-三ノ沢岳分岐(14:13)-極楽平(14:26)-千畳敷駅(14:51)


 早朝6時すぎ駒ヶ岳インターを降りて、菅の台バスセンターへ急ぎます。駐車場もなんとか空きがあり、バス停へ急いで後列に並びます。事前にロープウェイとバスのチケットは皆さん購入していました。バス停の窓口で本券と交換して出発です。それほど、待ち時間は長くなかった。
 先に出発したバスに一人だけサングラスをかけたお兄さんがこっちを向いて“にっこり”手をしきりに振ってくれました。知り合いかな?誰だろう。こうじさんと一緒にこちらも手を振って答えました。
 “しらび平”で順番まちです。例の笑顔の「あっこちゃん」が現れました。ご家族と駒ヶ岳を楽しみに来たそうです。すぐに手を振ってお別れです。

 初級アルプス企画、千畳敷に向かいます。メンバーは、初アルプス、ジョコティンとにっさん。一年ぶりアルプスのシズさん。久しぶりな感、さなっち、山好きこうじさん。リーダーたばっちの計6人です。
 係員さんが「いまアルプスは例年より2週間ほど早く花が咲き誇っています!」と様子を話してくれて気持ちが高まります。
 約60人乗りのゴンドラには、運よく前列で展望できました。長く険しい滝や針葉樹を涼しげに汗もかかずに1000mの高低をたったの約7分30秒の時間で千畳敷駅に着きます。駅に到着するなり“宝剣岳”が目前に迫りました!
 アルプスの稜線をみながら軽い朝ごはんです。「最後に宝剣岳もいけたらいいね!」と話しながら、出発です。メンバーを見失うほどの人だかりでした。

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 出発早々、甘いミント系の香りとお花畑が広がります。写真撮影になりました。
 “チングルマ”は白い花と綿毛もあり、高山植物の宝庫でした。緑の線がありそれ以上は立ち入り禁止です。他の山だとゴミが目につくんですが、ゴミも無く綺麗なアルプスは癒されます。空気も純度が高く花の淡い香りも強く感じるほどでした。
 お花畑にテンション高め。たばっちはかなり低い姿勢で写真を撮って、立ち眩みからのペースダウン?

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 しばらく整備された坂道を上がります。ジョコティンから「にっさんの山行記は文章力あって面白いね」にはじまり、皆から持ち上げられ、今回も書くことに。夏の総会で簡単に書いても良いのに、長々と書いてしまいます。文章を書くと振り返りができるから、自分の為?

 さらに緩やかに登り極楽平まで、着きました。展望の良い場所に。下のアリの行列の中にいる“あっこちゃん”は大行列の木曽駒ヶ岳にいったのかな。宝剣岳も行列がくっきり見えます。
 僕たちの行く三ノ沢岳は人がまだらですし、稜線もきれいでお勧めです。富士山も山頂だけですが大きく見えました。空気が澄んでいるからか、遠くの山なのにとても近くに感じました。

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「やぎでもいたらテンションあがるねー」

「アルプスの少女ハイジのペーターは誰になるかな」

と会話も弾みます。

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 2000m級なのでちょっとの登りでも脈が上がりやすく、ゆっくり登ります。呼吸が浅くなりがちで意識して呼吸をしていました。一本道なので思い思いに歩きます。
 シズ、さなっちは仲良く先頭を歩きます。その頃シャリバテと軽い頭痛を訴えた、にっさんは岩の木陰で休んでました。無理は禁物です。冷たいドリンクを頂き、体温が冷えると元気が出てきました。

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 そういえば今日はお腹が空かないなと思っていたら、シャリバテもあったのかな。アイスコーヒーを飲んでいたら、逆にのどが渇いて脱水になったみたい。リュックのペットボトルの水が温水に変わっていました。飲んでも涼しいからか汗はあまり出なかったです。
 鈴ハイメンバーは冷たく冷やしたペットボトルを数本持ってきていました。シズさんからかりた“冷えピタ”は体温の上昇を抑えてくれて助かりました。

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 ハイマツの藪のなか、登ります。日傘をさして登山する人がいるほど、直射日光がジリジリ体力を奪います。“チングルマ”の綿毛が涼し気で綺麗なんですが、ちょっと見方をかえると“毛がボーボー”にみえました(笑)。

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 三ノ沢、山頂に到着です!みんなで記念撮影!その前に大きなお花畑があり。テンションあがりました。“コバイケイソウ”がきれいに咲いています。数年に1回しか咲かない花で今年は当たり年だそうです。
 ゆっくり、景色をながめながらの昼食は贅沢。さなっちの冷えたデザートは体の火照りを冷ましてくれました。

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 帰りはピストンです。気温もグッとあがり、足取りが重く会話が少なくなりました。ハイマツの藪に足をぶつける回数も多くなりました。綺麗な稜線を眺めても元気がでず、みんな少なからず頭痛を訴え、軽い熱中症でした。飲んでも汗がでず体温が下がりません。こまめに休憩をとります。谷からの冷風に癒されます。
 でも、知らず知らず疲れが溜まってきてました。疲れて動けなくなるのは、一番避けなければいけません。こうじ先輩のアドバイスが参考になりました。

①リュックは腰ベルトも必ず。(途中までしていなくて、両手が浮腫んでしまいました)

②2Lのペットボトルは止めて、ハイドレーションを使用。リュックの上げ下げは体力を消耗する。こまめな水分が大切。

③リュックの脇ポケットのペットボトルは取りずらい、手前にホルダーをつける。

 山の知識は沢山あった方がいい!みんなの良いところは吸収していきたいです。どんどん質問しても優しく答えてれる。鈴ハイメンバーは頼りになります。

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 極楽平で、ルート計算し今回は“宝剣岳”はパスすることに。次回の楽しみもできました。今度は秋に来たいとの話も。千畳敷駅に向かう途中に、僕の好きな“アサギマダラ”が空を優雅に飛んでいて別れを惜しんでくれるようでした。

 15:00には到着したのに、帰りの2時間待はびっくりしました。もっと早くに帰る方がいいみたいですね。
 初アルプス、いい経験ができました。アルプスの稜線が目に焼き付いています。またね!

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 帰りは“こぶしの湯”につかり、“青の塔”のソースかつ丼は早めの閉店で食べれず、近くの“信濃路”で食べてきました。美味しかった!

文責 にっさん

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