≪メンバー≫
もっちゃん、つよっさん、シズ、めぐち、たばっち
≪コース≫
宮川第三発電所12:00-京良谷-千尋の滝14:40-シシ渕15:30-桃の木小屋17:20
桃の木小屋6:30-七ツ釜の滝7:30-崩落地-光滝-堂倉滝8:30-堂倉避難小屋10:00-日出が岳13:30-大蛇嵓14:00-大台ケ原P15:00
富山の黒部峡谷、新潟の清津峡谷とともに、日本三大峡谷のひとつに数えられる秘境大杉谷。電車とバスを乗り継ぎ山登りに行くのは初めてで、駅での待ち合わせからプチ旅行気分でテンションアップです。
大杉谷登山口までのバスは1日1本しかなく、12時に登山口に到着しました。岩を削って作られた登山道と太い鎖の雰囲気が下ノ廊下みたいで、さらにワクワク感が増してきました。
山小屋までのルートは比較的整備されていて危険個所も少ないので安心して歩くことができます。エメラルドグリーンに輝く清流と緑が美しい苔を眺めながら何個も吊り橋を渡り、本日の一番のスポットであるシシ淵に着きました。
ここは岩壁に囲まれた水面の奥に大きな滝が流れていて、神秘的な雰囲気が漂う絶景ポイントです。何時間でも眺めていられる現実離れしたまさに秘境の地。
この後も大きな吊り橋を渡り、16時半ころ桃の木山の家に到着しました。峡谷の合間に建てられた秘境感満載の山小屋。中は思ったよりかなりきれいで、この日は250名定員のうち150名ほどの宿泊だったので、私達の寝床の横には誰も来ず、ゆうゆうと寝ることができました。
夕食はカツカレーでしたがこれは混んでる時のメニューらしく、空いてる時は揚げたてのエビフライがでるらしい。食べたかったー。
2日目は6時半に出発し、大台ヶ原を目指します。ほとんど標高の上がらなかった前日と違い、標高1200mを登らないといけません。
30分ほどで日本の滝百選にも選ばれている七ッ釜滝が見えてきました。7つすべては見えなかったですが、段々になっている滝は見応えがありました。豪雨災害で10年間通行止めになっていた崩壊地は巨岩が積み重なっていて、自然災害の恐ろしさをまざまざと見せつけられました。巨岩を撤去するのは難しく、登山道はその岩の上をぬうようにつけられています。
最後の吊り橋を渡った先に堂倉滝がありました。大杉谷にはたくさんの滝がありますが、ここは滝壺付近まで下りることができ、水しぶきとともにマイナスイオンをたっぷり吸いこみ、またまた癒されました。
ここで楽しかった渓谷歩きは終わり、あとはひたすら樹林帯の登りが続きます。堂倉避難小屋で桃の木山の家の名物ちまき弁当を食べました。これがもう絶品!おかわりしたいくらいでした(笑)桃の木山の家に泊まるならこのお弁当を食べないと後悔しますね。
シャクナゲ平と名の通り、ちょうどシャクナゲが見頃できれいに咲き誇っていました。快晴の中新緑の美しい木々の下を歩き、最後の急登を登りきってようやく三重県の最高峰日出ヶ岳に着きました。展望デッキから360度の素晴らしい景色を見ることができます。
ここでゆっくりしたいところでしたが、大蛇嵓をまわって大台ヶ原を周遊するには急がないと帰りのバスに間に合いません。たばっちとめぐちはゆっくりするということで、つよっさんとしずちゃんと私の3人でまわることにしました。きれいな青空が広がる中木道を早歩きで駆け抜け、途中で鹿にも遭遇し、断崖絶壁の展望台大蛇嵓に到着。目の前が切れ落ちているので鎖があってもドキドキでした。
この2日間天気にも恵まれ秘境感をたっぷり味わうことができ、とても楽しかったです。ずっと行きたかった大杉谷は想像以上に素晴らしいところでした。
記:もっちゃん
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