鈴鹿セブンマウンテン縦走 2017.4.14~16

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最後のセブンマウンテンに到着~!!


参加メンバー(縦走組)&コース:

≪メンバー≫
もっちゃん、つよっさん、えだちゃん、zenkouさん、toyoちゃん、たばっち、やっさん

≪コース≫
 4/14夜(金): 21:57 大貝戸登山口 ~ 0:05 藤原山荘(泊)
 
 4/15 (土): 4:22 藤原山荘 ~ 4:38 藤原岳 ~ 6:7 治田峠 ~ 7:27 静ヶ岳分岐 ~ 8:30 竜ヶ岳 ~ 9:22 石槫峠 ~ 11:24-13:11 三池岳・昼食 ~ 14:41 釈迦ヶ岳 ~ 16:17 ハ ト峰 ~ 17:01 中峠 ~ 17:41 根の平(宿)

 4/16 (日): 5:00 根の平 ~ 6:56 鉱山跡 ~ 7:36 杉峠 ~ 8:12 雨乞岳 ~ 8:40 東雨乞岳 ~ 10:22 沢谷峠 ~ 11:14-12:24 御在所岳 ~ 13:06 武平峠 ~ 14:02 鎌ヶ岳 ~ 15:47 水沢岳 ~ 16:14 水沢峠 ~ 16:33 イワクラ尾根分岐 ~ 18:10 入道ヶ岳 ~ 19:51 椿渓谷キャンプ場P

総歩行距離:49.8km、


1座:大貝戸登山口~藤原岳  <もっちゃん>

 昨年天候不良で短縮された鈴鹿セブンマウンテン縦走。リベンジのうえ、今年がラストチャンスかも?ということで意気込んで参加しました。

 初日は22時から登り始め、藤原山荘までです。まだ登り始めてもないのに、たばっちの鼓動がダッシュ後のような速さで高鳴っていてびっくり。不安や緊張からみたいですが、今回のたばっちは意気込みが違いました。ザック本体やマットなど軽量化にはげみ、ムダな物はそぎ落としての参加。完走したいという強い気持ちがひしひしと伝わってきました。

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出発前の記念撮影。いよいよ始まります^^

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軽量化に励んだたばっちのザックと後姿

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写真3 9合目から見える街灯りが綺麗です^^

 藤原山荘には2時間ほどで到着し、明日に備えてすぐ寝ました。山荘には先客がおらずホッと一安心。こんな夜中にガヤガヤと大人数できたら大迷惑ですからね。

 昨年に引き続き、えだちゃんの寒い寒いを聞きながらのうつらうつらで、あっという間に起床時間です。まだ夜景がきれいに見えるなか出発し、すぐに1座目の藤原岳に登頂しました。ここからが鈴鹿セブンマウンテン縦走の長い道のりの本番です。

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昨夜はあまり寝られなかったメンバーもいる中、いよいよ最初の1座 藤原に向け出発です

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まずは、1(Ⅰ)座目 藤原岳に登頂です^^ 今年の登頂ポーズはギリシャ数字で表現です^^


2座:藤原岳~竜ヶ岳  <たばっち>

 まだ薄暗い藤原岳山頂からガレ場の尾根を下りて行く。もちろん他の登山者はいません。2座目の竜ヶ岳までの長い道のりの始まりですが、このコースを歩くのは3回目なので安心して歩くことができます。

 今回の私のテーマは「軽量化」と「適切な食事」。
 先週の笈ヶ岳で失敗してお兄さんお姉さんから沢山のアドバイスを頂きました。そしてたまたま本屋で手に取った山渓の今月号の特集が軽量化だった為、隅から隅まで読み込みアドベンチャーレーサーの人も使っている山と道の25リットル軽量化ザックを購入。
 マットも最軽量113グラムの、短いけれど寸足らずになる足の部分はザックに突っ込んで寝るスタイルです。

 そして食事はアルファ米とお茶漬け海苔。
 いつも疲れると固形物が喉を通らず行動不能になるので「流し込める食事作戦」です。
 夜のうちにアルファ米を戻して半分お茶漬けで食べれば、残りの半分は朝お茶漬けできます。たろーさんに教えてもらった蓋付ジップロックの器とスポーク1本で3日間を乗り切る予定です。

 歩き出してみると、いつもに比べて軽い軽い!登りも苦にならず、達人のスピードについて行けます。
 途中やっさんがペースを上げて揺さぶりをかけて来ましたが、負けるもんか!ぴったりとついて行けます。

 気持ちの良いアップダウンを繰り返して竜ヶ岳手前の登りに差し掛かると、予想外の雪渓が残っていて行く手を阻んでいました。ここは右側の尾根にトラバースするのにあえて急な雪渓をキックステップで階段のように登りました。
 ここも私は体が軽くてサクサク登れます。
 かつてない優越感を味わいながら竜ヶ岳山頂に到着!

二座目、制覇です~♪(v^_^)v

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今回は藤原岳からの途中のルートは過去に通っていないルートで行きました(多志田山経由)

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毎回の恒例休憩スポット「八田峠」で小休止です。

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途中残雪路を通過します。

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えだちゃん、たばっちはまだまだ笑顔です^^

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竜ヶ岳はもう目前です

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2(Ⅱ)座目 竜ヶ岳に登頂です^^


3座:竜ヶ岳~釈迦ヶ岳  <えだこ>

 2年前は、完歩する自信がなくてセブンマウンテン縦走に参加せずにサポートにまわり、昨年は天候が悪く決行できず、今回、3回目にしてようやくチャレンジできました。
 竜ヶ岳から石榑峠の下りは、相変わらずの激下り…
 確か、昨年は石榑峠で黒さんが、もも缶と水を持って待ってくれてたなぁ~、あのもも缶おいしかったなぁ~と思い出してました。  ひょっとして誰かがいるかもと思っちゃいましたが、だれも待っていない石榑峠でした(笑)

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石榑峠の激下りから見える、三池岳に繋がる稜線は長いな~(^-^;

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重ね女子?(岩)

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石榑峠に誰かいる!?(先に歩いていたたばっちが他のメンバーを撮影(^-^;)

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アセビ(馬酔木)にみとれる? もっちゃん (それともカメラ目線?)

 三池岳にはサポート隊が待ってくれていると期待で胸を膨らませ、三池岳へのあの急登を頑張って登りました。誰かが、私たちのために待ってくれてると思うと、力が不思議と沸いてくるもんですね(*^^*)しかし、気持ちと裏腹に天気は下り坂。今までなんとかもちこたえていた天気も限界に…
 三池岳まで、あと少しというところでポツポツと(>_<)  レインウェアーを着て、雨が降り、心が折れそうな中、ようやく三池岳のサポート隊と合流!
 砂漠の中のオアシスのような感じで、過酷な状況下で安らぎを頂きました(*^^*)
 男性サポート隊は、雨を凌ぐためのタープをはってくれて、女性サポート隊は、お昼ご飯を作ってくれてました。暖かいおもてなしに、お腹も心も満たされました。三池岳の休息中、雨はいつの間にか小雨からどしゃぶりに変わり、縦走を続行するべきかどうか悩む状況に…
 しかし、雨雲はまもなく抜けるという予報を信じて続行することになりました。晴れてくることを信じて、三座目の釈迦岳に向けて出発です。歩き初めに降っていた雨は、次第に止み、視界も見事に開けてきました(*^^*)

 本当に、この瞬間感動でした!諦めなくて良かったって思った瞬間でした。
 三池岳は、本当に雨宿りになりましたね。
 びしょびしょになりながらもサポートしてくれたメンバーの皆さんには本当に感謝です♥ありがとうございました。

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サポート隊がお出迎え♪

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雨を凌げるタープを張って頂いているサポート男子(大変助かりました^^)

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おにぎりと暖かい飲み物。身体が温まります^^

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食事の準備をしていただいているサポート女子(あれ?、女子じゃない人も(^-^;)

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雨が少し小ぶりになり、これから出発という前に皆で記念撮影

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釈迦ヶ岳へ続く稜線は、雲の中。止んでくれ~

 三池岳から釈迦岳につながる、ちょっと痩せた稜線歩きが私は好きです。ここから眺める景色は紅葉の季節もおすすめです⭐
 釈迦岳に向かう途中に、なんと入道ヶ岳から縦走してきた黒さんにお会いしました。相変わらずクールな感じで、先程の雨にも動じず快調に歩いてました。
 雨も完全にあがったころには、三座目の釈迦岳にゴール!

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痩せた稜線で青空バックに記念撮影(諦めなくて良かった瞬間です^^)

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花も咲いており、歩きながらも和みの瞬間(バイカオウレン?)

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3(Ⅲ)座目 釈迦ヶ岳に登頂です^^


4座:釈迦ヶ岳~雨乞岳  <toyoちゃん>

 夢の話ではないけれど、夢のような時間でした。わがままを言い、今回、参加させて頂きました。サポートの皆さん、一緒に歩いて頂いたメンバーの皆さんに感謝です。根の平テント泊から雨乞岳までの記録です。
 こんな夢を見た。

 なんとか暗くなる前に、根の平に到着。サポートメンバーの姿が見えた時には、ホッとしました。そこで待っていてくれる人がいるのって、嬉しいな。テントの設置、焚き火や鍋の準備も既に整っています。ちっぷるちゃん、まっちゃん、たけやんさんは暗くなる前に下山。会えた時間は短かったけど、とても力をもらえました。

 到着直後にポツポツと雨が降り出し、夕食はテントにて頂きました。温かい汁物は身体の芯に染みます。また、メンバーのリクエストに応じた水分配給も行われ、嬉しい限りでした。重い荷物を背負って、早くからの準備、ありがとうございます。はるさんに至っては、連日のサポート。ありがたやです。
 本当にサポートあって成り立っていると強く感じました。体調により、食事が進まないメンバーもいましたが「食べておかないと明日、動けないよ」「炭水化物がいいんだよ」とタローさんが〆にうどんを作ってくれました。喉越しも良く、これならスルスル入る入る。結局、皆でうどんは完食。美味しかったです。
 身体を動かした時は、炭水化物を食べて、超回復ですね。

 そして、ジローさんが興してくれた焚き火。久しぶりの焚き火はやはり良かった。ぱちぱち弾ける音も心地よく、煙の行方にはしゃぎながら…。昨夜は寝不足だったので、きちんと自分の身体と対話できてるつよっさんは、早々と横になってたよ。

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ハト峰でハト(?)のポーズ(^-^;

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根の平での集合写真①

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根の平での集合写真②(①と人が入れ替わっています。分かるかな^^)

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食事中も元気なえだちゃん

 朝は、「予定は予定」との事で、5時に出発しました。雨降りの中?と思いきや、曇り空のスタートでした。のち、晴れ!今回、何だかんだで行いが良かったのかも。しかし、迷いの雨乞岳というだけに、迷いました。でも、冷静に判断しながら、進んでいきます。
 ただ、正規ルートに到るまでに、リーダーの指示を待たずに動いてしまった事で、反省する点もありました。鈴鹿の山であり、気の緩みが出たのかもしれません。しかし、リーダーの「メンバーに無駄な動きをさせたくなかった」という気持ちを聞いて、きちんと反省しなければいけない点だと思いました。
 リーダーの責任というもの、やっさんはしっかり持って山行に臨んでいる事がわかり、頼もしかったです。ただ、全てをリーダーが背負わなくても良いのかも。今後の課題かな。難しい点です。

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出発前の元気(?)は姿をパシャリ^^

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いつの間にか立派な橋が出来ていました。

 そして、今回、雪がしっかり残っていた事がとてもビックリしました。杉峠に到るまで、さらに、そこから先は雪の世界。アイゼンは要らなかったものの、キックステップとストックを使用し、慎重に登って行きます。自分は雪山に慣れていないので、踏み跡をなぞりながら行きます。慎重にとはいうものの、期待していなかった雪山に気分が上がり、疲れも吹っ飛びました。
 危険と聞くとワクワクするのは、自分の悪い癖です。暑がりの男性メンバーと自分は雪で涼しいので助かりました。また、蛇行していく道をショートカットできるので、ラッキールートだったかも。山頂の手前で池がありました。
 つよっさんが、「春にはおやまじゃくしがいるんだよね」との事。そして雨乞岳の所以も聞きました。皆、物知りだなぁ。

 実は、今回、自分は初めての雨乞岳。念願だったよ、しかも縦走での登頂。贅沢です。たくさんの人ともすれちがいました。
 快晴の中の雪歩き、本当にどこまでも歩いて行けそうな気分でした。暗くて、人が少なくてという勝手な印象だったので、一転、好印象に。雨乞岳、人気あるじゃん。素敵な場所だったんだねって思いながら、カメラのシャッターを切りましたとさ。
続く。

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残雪のトラバースです。崩れるのではないかと思い慎重に渡ります

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杉峠の手前の急斜面。いつもは九十九折りで登るのですが、雪で直登。意外とこっちのほうが楽かも^^

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4(Ⅳ)座目 雨乞岳に登頂です^^


5座:雨乞岳~御在所岳  <つよっさん>

 鈴鹿セブンマウンテンの難所、雨乞が終わり、お待ちかねの御在所、お昼ポイントへの縦走です。
 下りがなんと!雪♪みんなハイペースで下ります。

 下って雪が無くなると・・・暑い。
 御在所への登りに入ると風もなく更に暑い。
 御岳大権現が見えるころには暑さでみんなフラフラでしたが、山頂で待っててくれたメンバーの顔を見たら元気になりました。

 サンドイッチやおにぎり、コーヒーなどたっぷり頂きました。
 セブンマウンテン縦走、楽しかった♪

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雨乞岳からの下り。雪の為、慎重に進みます。

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雨乞岳から東雨乞岳へ向かう稜線。雰囲気がいいですね~

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東雨乞岳からの下り。ここの下りは急で心配でしたが雪のお陰で膝にやさしいです^^

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谷間にある雪渓。雪崩れるのが怖いので1人毎に進みます。

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群界尾根の手前、あともう少し^^(えだちゃん、ここでも元気)

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御在所の見慣れた建物が^^

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御在所のサポートメンバーがお出迎えしてくれてます^^

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5(Ⅴ)座目 御在所岳に登頂です^^

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やっと一息つけます

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こんなにも沢山のサポート品を準備して頂きました^^


6座:御在所岳~鎌ヶ岳  <zenkouさん>

 御在所で手厚いサポートを受けてかなり重たくなったお腹を抱えて御在所岳を鎌が岳に向けてスタートです。

 峠を通過するのでどうしてもかなり高度を下げ、また上げることになりますがますが、御在所から鎌ヶ岳へ同行してくれるサポート隊のメンバーもいたので賑やかに激下り、激登りをすんなりクリアすることができました。

 道中は高度感のある下り道が多く、また足場の取りにくいザラザラの下りなどなかなかの難関です。峠を下りて鎌に向かう道もザレているところが多く、ほんの少しですが雪渓歩きもありました。
 そんなこんなで頂上付近まで来たのですが、ショックだったことは鎌ヶ岳の北側の崩落です。かなり派手に崩落していたので北側からの山頂直登ルートは立ち入り禁止になっていました。色々な自然現象があるので仕方のないことですが、そのうち鎌ヶ岳特有の山頂のとんがり自体、崩れてしまうのではないかと不安になりました。

 さて、順調に頂上に到着しましたので六座目を表すアラビア数字を体で表現する写真を撮り、少し休憩したらいよいよ七座目、入道ヶ岳へ向けてスタートです。長い長い水沢峠への道、そして長い長いイワクラ尾根への挑戦ですが、あと一座という想いが挑戦する心を刺激します。途中でサポート隊とはお別れで寂しいところですが、すでに私の心は覚悟ができていました。
 さぁあと一座。まってろ入道!

 というところで最後のやっさんにバトンパスしますね?。

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御在所岳からの下山。岩場とザラ場のミックス路。難なくこなします。

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山頂手前にも残雪のトラバース。 ここも1人毎に通過します。

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6(Ⅵ)座目 鎌ヶ岳に登頂です^^


7座:鎌ヶ岳~入道ヶ岳~椿大社  <やっさん>

 鎌ヶ岳から入道ヶ岳までは、鎌尾根を行きます。過去に逆からのルートで歩いたことはありますが、入道に向かうのは初めて。
 途中、御在所岳でサポートして頂いたメンバーと鎌ヶ岳まで一緒に歩き、サポート隊は途中の長石谷コースで下山されると言うことでお互いの健闘を称えあい別れました。ここから先は、鎌尾根特有のアップダウンの繰り返しです。2日間の疲れが溜まった体には堪えます(^-^;

 鎌尾根の主稜線に出てから先に見える入道ヶ岳を目指します。 私の膝は1日目の昼過ぎから徐々に痛みがあり、下り以外は何とかご任せていましたが片脚だったのが両膝にまで痛みの範囲が広がっています。御在所でテーピングと痛み止めを飲みながらだましだましできましたが、イワクラ尾根の分岐では薬の効果も切れ普通に歩いても痛みが出る程 悪化していました。
  しかし、他のメンバーは笑顔が出る程の余裕があります。特に女性メンバーはまだまだ行けるって雰囲気。鈴ハイの女性は山ガールという可愛らしい領域ではなく、山女の領域にまで達しています(^-^; 凄過ぎます。

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鎌尾根で疲れが溜まっているはずのもっちゃんとtoyoちゃん。まだまだ行けそうな雰囲気です^^

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キノコ岩の急登。終盤にこの登りは堪えます><

 しかし、あともう少しで入道ヶ岳を思い頑張って進みます。 でもこのイワクラ尾根の長いこと。歩けど歩けど山頂までなかなか近づきません。登りでは痛みがなかった膝も、とうとう登りでも痛みが出る程に。 「やばい、もつかな?」と心の中で不安と戦いながら、そして「いくしかない」と活を入れ進みます。

 徐々に暗くなる中、ようやく入道ヶ岳山頂にある鳥居が目前に近づいてきました。
 山頂にはメンバー全員で鳥居をくぐりこれで鈴鹿の7座(セブンマウンテン)制覇です。思い立ってから4年、やっと達成できました。 山頂で夕日が沈むのを見届け、ヘッデン装着し下山します。

 下山は急下降な為、顔が歪むほどの痛みの中 ひたすら前へ前へと進みます。 あともう少しというところで、下から灯りが見えました。下山のサポートにきていただいていた はるさん、めぐち、更には 急遽 キャンセルとなっていた ふみさん、 サプライズで休会中のなおさんまでいるではないですか^^ 
 縦走組以外のメンバーの顔を見たとき、これで終わったんだ、と喜び、達成感が心の奥底から何とも言えない気持ちがこみ上げてきました。 下山サポートのみんな、思い思いのサポート品(炭酸ジュース、手作りのお稲荷さん等)を準備してくれています。
 なおさんは、「ふみさんがいなけりゃ、誰がコーラー持っていくん?」と言いながらコーラーを持参してくれました。3年前に完歩されたときに飲んだコーラーが余程美味しかったようです。(経験者は分かるんですね^^)

 これで当分は、鈴鹿セブンマウンテンはいいなかなって感じです^^(大満足!!)

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入道ヶ岳の山頂が見えてきました。想像以上に元気なたばっち。(軽量化のお陰かな^^)

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7(Ⅶ)座目 入道ヶ岳に登頂です^^ 鈴鹿セブンマウンテン制覇です\(^o^)/

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下山後は、皆でお決まりのコーラで祝杯です^^(下山後のコーラーは美味い!!)

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下山後の余韻に浸る、メンバー。そして労いの品や言葉をかけてくれるメンバー。良い会です^^

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下山後に最後の記念撮影。 皆さんお疲れ様でした^^


〇企画リーダーからのお礼

 鈴鹿セブンマウンテン山行の企画は、私個人が思い立ってからは4年、会の企画として3年(計画は計4回)目になります。
2年前(’15年)に1度は会として完歩していますが、私はその時、体調不良により無念のリタイア。その悔しさも今回でようやく報われました。

 これまで3回実行した企画(日帰り、途中込み)ですが、毎回様々な方に参加頂き、多くの方からサポートをして頂けました。このサポートや縦走組の方の互いの励ましがあったからこそ、完歩することが出来たと確信しています。各エリアでのサポート内容や状況は、山行記でお伝えしております。
 是非とも、各エリア(一部参加組)での山行記もご覧ください。

 私が企画するのは今回で最後になりますが、後続の方が見えるようなら、次はその方達へ恩返しという形で全力でサポートさせて頂きます。
 歩く工程は長く、厳しいですが、達成した時の喜びも大きいです。まだ、参加された事がない方は是非 歩かれては如何でしょうか^_^
(その時は後進の育成のため、私以外の方にリーダーをお任せします^_^)

byやっさん

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