≪メンバー≫
たばっち、やまさん
≪コース≫
宮ノ谷渓谷P(6:30)―風折谷出合(7:30)―風折滝(8:30)―ワイヤーのある安全地帯(10:10)―滝見尾根(11:00)―滝見台(11:30)―宮ノ谷渓谷P(14:00)
6月に敗退した風折滝のリベンジ!前回は水量が多く、渡渉に時間がかかった上に滝の横を登るルートが水流に飲まれていて進めずに引き返してきましたが、今回は2人でサクサク登ることができて、歩き始めて2時間で風折滝に辿り着くことができました。
冬に来た時も氷瀑が見事だったけど、無雪期も風に揺れる様子がよくわかってそのの大きさに改めて感動します。ジュリちゃんとなっぴーにも見せてあげたかった〜
ここまでは癒しのコース。左側の尾根を登って、滝見尾根の稜線へ目指しますが、ここを登るのはバリルートで記録も少ないので、バリエーションが好きな登山ブログややぶこぎネットのグーさんのレポを分析して、少し手前に戻りとりつき場所を探すことにしました。
ゆるそうなガレ場があったので、ここかな?と登り始めましたが、岩質が脆くて触った岩がぽろっと取れた!ヤバ!!無理矢理登れなくもないけれど、怖い!乗った場所がガサッと落ちたら崖下に転がってしまう。
一点に体重をかけないようにしながら、じわりじわりと体重移動して慎重に登ります。落ち葉の溜まっている場所は滑りやすいので、しっかりと蹴り込んでキックステップで。
私は沢靴でソールが柔らかくて登りにくかったので、ここで山さんに先に行ってもらい、踏み跡を使わせてもらいます。そのうちに脆い岩よりもしっかりした木の根が現れ始めたので、地面にわずかに出ている木の根を掴んでよじ登ります。
木の根がこんなに頼りになるとは!
ようやく穏やかな尾根に乗った時にはホッとしました。そこは風折滝をよく眺められるビュースポット!とても良い場所ですが、ここに来ようという人はそうはいないと思うので、秘密の場所を2人じめできて得した気分です。
そこから尾根芯を登っていきますが、マーキングが出てきたり、ワイヤーや滑車の跡があったりして、昔何があったところなのか気になります。踏み跡も出てきたので、激登りでも安心ですが、ところどころトラバースがあり、急な傾斜に緊張します。
順調に登り、滝見尾根の稜線に出ました。完璧な登山道です。でもマイナー山域なので、近くに人はいなさそう。とりあえずはP1083の滝見台を目指すことにします。一般登山道なのでめっちゃ歩きやすい〜。
人が歩くことで道ができるんだなぁ。人が入らなくなったら道も無くなって行くんだろうなぁ。
滝見台からは風折滝が見えるのだと思いますが、さっき十分見たのでもう一度見るのを忘れてしまいサクサク進んでしまいました。
途中に細尾根もあり、ロープが張ってくれてありました。高度感はありますがゆっくり慎重に通過すれば問題ありません。
P1024でお昼休憩にして、少し進んだところに宮ノ谷へ下りる下降点がありました。木に印が付いていて、矢印と、宮ノ谷というマジックの文字が。文字は消えかかっていたので、ボールペンしか持っていませんでしたがなぞってみました。
そちらの方向に白いテープが巻かれた木が等間隔であり、そこが道だということなのですが…、あまり登山道ぽくない植林の急斜面なのでテープが無ければ絶対に下りようと思わないところです。
途中でテープを見失ってしまい、間伐材が転がる急斜面を下り続けていくと、何とか登山道に合流しました。思った方向と違う方向に行く道ですが、明瞭な踏み跡なのでそのまま進みます。しばらく行くと青いテープの目印が頻繁に出てきました。
結構下の方まで下りてきたので沢の音が聞こえます。下に行きたいのですが、青いテープはジグザグに進むようで、ちょっと方向がおかしいかも?と地形図を見直してルートを探しながら下りました。支流の沢から宮ノ谷の沢に下りることができましたが、予定していた犬飛び岩のところより下流に下りてしまったようです。
渡渉して登り返すと、駐車場の真下に出たので、駐車場にいた人は少しびっくりしていました。朝は一台も止まってなかったのが、満車状態で、沢山の人がいます。何だ何だ?と思っていると高滝見学ツアーイベントの日だったようで、帰りの温泉スメールでチラシが置いてありました。
マイナー山域のなかでもマニアックなルートで、賛同してくれる人はなかなかいないだろうなぁと思っていましたが、頼りになる山さんが同行してくれてとても満足の周回が出来ました!途中でロープ落として残念でしたが、翌週無事回収出来たようで良かったです。またよろしくお願いします(^◇^)
たばっち
今春に増水の為、風折滝手前で撤退したリベンジ山行。その時のメンバーのジュリさん、なっぴーは不参加で残念ですが二人の分まで満喫してきました。
水量は落ち着いていてアッサリ、風折滝まで行けました。滝の落差60㍍、少し風が吹くとその名の通り折れました。楽しみにしていた滝見尾根へのバリエーション、少しデンジャラスでしたが登り甲斐のあるルートでした。
秘境感ありの山行できて楽しかったです。たばっち企画ありがとうございました。
山さん
PS
土曜日、開始そうそうドボンしましたが、無事にロープ回収できました。下降点手前の休憩で落としていたみたいです。
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