沢登り 矢原川左俣~中俣下降 2024.4.6

沢の制服なのです。

<メンバー>
てつや(L/記)、ふみふみ

<コース>
坂本棚田駐車場6:30~矢原川左俣7:30~仙鶏尾根登山道11:30~矢原川中俣下降12:00~坂本棚田駐車場15:30


サワヨロシクの日。

日帰りで行けて滝が多くて周回できる沢に行こう、
ということでやって来たのは仙ヶ岳や野登山の南側を流れる矢原川です。
左俣を遡行、仙鶏尾根を経て中俣を下降します。

発着地の坂本棚田に向かう道中のあちこちでは桜が満開です。
周辺はミツマタも最盛期のようで駐車場も朝早くから賑わっています。

花曇り。

準備を整え出発!
ここで思わぬことに気がつきました。
2人とも黄色のジャケットに黒のパンツです。ザ・ワークマンズ。
パーフェクトに衣装被りしてしまいました。
なのでパトロール隊のふりをして颯爽と歩くことにしました。

坂本の集落を抜け、林道をしばらく歩いて沢に降り立ちます。
さっそくミツマタがお出迎え。
甘やかな香りがします。
パンを食べたくなりました。

沢のミツマタ 花言葉は「強靭」

30m滝では右岸をトラバース気味に巻きました。
トラロープがありますがこころもとないので
念のためロープを出します。

その先の100m滝。
鈴鹿界隈では最大クラスの滝です。
最近の春の雨の後だけあって、水量も多く壮観です。

ふみふみ:「こんな大きな滝があるんだ!すごいね!鈴鹿じゃないみたいだねー♫初めて来たよー^^」
てつや:「いやいや、ふみふみさんが初めてなはずないでしょう」

気になったので帰ってからAIに聞いてみました。
鈴チャットGPT:「ふみふみさんは、今回で3回めですよ。2014年と2016年に来てますよ。山行記も書いてますよ。いつもフレッシュな山ガールなのですよ。」

ここは左岸を巻きあがります。
傾斜こそキツイですが、立ち木を手掛かりに登っていけます。

途中で、白い花を咲かせた木がたくさんあるのを見つけました。
タ、、、教えてもらったのに忘れてしまいました。ゴメンナサイ。
お酒の名前なら匂いだけでわかるのですが。

落ち口たどり着くと「柔らかな視線」を感じます。
アカヤシオがこちらを向いてくれているようです。

アカヤシオ 花言葉は「柔らかな視線」

落ち口わきの立ち木から支点を取って大滝を上から鑑賞しました。

落ち口ギリギリボーイ。
100mあるね!

このあとも2段20m、
不動滝30mなど大滝小滝が続いて飽きるところがありません。

お腹も空いてきたころ、ふみふみさんに差し入れをいただきました。
以前の矢原川のことは忘れていてもおやつは忘れない。
ありがたく頂戴します。

クロワッサンたい焼き、カスタードクリーム。上品な味わい。

その後も、小さなゴルジュや小滝で遊びながら進みます。


あっという間に仙鶏尾根登山道に合流です。

ここからは中俣を下降します。
こちらは大滝こそないもののロープを出して降りられる滝がいくつもあります。
キャニオニングのロープワークを使いながら降りていきます。
10m滝では、あえてピッチを切り、宙吊り状態でのリギングも練習しました。
ふみふみさんはニコニコしていましたが、支点から張り詰めた8ミリスリングを見つめる目は笑っていませんでした。

とはいえ的確にロープ操作をこなして難なく降りていくのはさすがです。
まるでハイキングしているかのように軽々と進む後ろ姿。
何をやっても様になる。まさに沢のビヨンセです。

デスティニーチャイルドになった気分で歩いているとあっという間に坂本棚田駐車場に戻ってきました。

まだ駐車車両もあって、ミツマタの人気ぶりが伺えます。

このあとビヨンセに事件が。

ふみふみさんはトイレに着替えに入り、少しして出てきましたがなんだか様子がヘンです。
ライブのステージ衣装のようなタイツ姿で駐車場を走り回っています(上はちゃんと着ています)。
今日の沢がよっぽど楽しかったのでしょうか。
他の登山者も不思議そうに、遠まきに見ています。
ハイテンションで車に戻って来ました。

と思いきや、よく見ると足首に丸々とした◯◯がくっついていました。
着替え途中に見つけて慌ててトイレを飛び出し、忌避スプレーを取りに戻ってきたのでした。

本人もびっくりしたでしょうが周りもびっくりしましたよ。

気温も水温も上がり、沢ヤの気分も上がってきました。
今シーズンも、時には楽しく、時には厳しく、ケガ無く、元気に、沢に行きたいと思います。
ふみふみさんご一緒いただきありがとうございました。

動画にまとめました(音がでます)。2分2秒。

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