栂海新道 2022.9.24-26

日本海へゴール

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<メンバー>

もっちゃん、つよっさん、パロ、おすぎ

<コース>

1日目;北又小屋(7:30)~イブリ山~朝日小屋(13:20)

2日目;朝日小屋(6:00)~朝日岳(6:55)~吹上のコル~サワガニ山~犬ヶ岳~栂海山荘(14:25)

3日目;栂海山荘(5:10)~下駒ヶ岳~白鳥小屋(8:35)~坂田峠~尻高山~二本松峠~親不知(13:30)

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1日目

栂海新道

山から海を目指すルート。

以前から一度行ってみたいと思っていたコースだ。

当初の予定は三泊四日白馬岳からの縦走であったが、天候不良で二泊三日。

初日は霧雨の降る中展望も良くなく、黙々と歩く1日となった。

まあそれはそれで幽玄の世界、私は楽しんで歩けた。

会話も少なく、そんな中樹林帯を抜けると素晴らしい湿地帯の中に木道があらわれた。

周りの景色に目を奪われながら歩いていると少し横で動くものに目を奪われた。

雷鳥の家族だ。

親鳥らしい雷鳥がグーと鳴く中、子供の雷鳥はとことこと木道の上を先導して歩いている。

こんなすぐ近くまで雷鳥見れるこの環境、天気が悪いのも悪くない。そう思わせてもらった。

小雨のなか出発
きれいな吊橋を渡ったら、急坂の始まり
黙々と歩く
こんな天気でも雰囲気ある木道
朝日小屋のすぐ近くに住み着いている親子。人馴れしている様子

朝日小屋は大変に綺麗で、天気の不順もあり客が少ないせいもあったのだろうが、広々と使うことができた。

夕食は山小屋と思えないほど豪華であった。

栂海新道のTシャツも購入し、海に向かう準備も万端。

ぐっすり寝て英気を養えた。

広々とした部屋
朝日小屋といえばこれですよね!クオリティ高すぎ
美味し!大満足
いろいろあります

記)つよっさん

2日目

朝は前日に買っておいた
まぜご飯や押し寿司を美味しく頂く。
ポットに入ったおすましをご自由に!なんて
ホントに心地いい山小屋だ。
絶対また泊まりに来たい!

最高の小屋です。また来ま~す

少し肌寒い中、
目の前の朝日岳へ向けて出発。
木道がとても良い雰囲気を演出してくれる。
朝日岳山頂はグルっと360°の展望。
しばし休憩と撮影タイム。

小屋から朝日岳へと続く木道
登りきると素晴らしい展望が
天気もよくてテンション上がる
今回の最高峰の朝日岳
朝日がまぶしい
日本海も見えます

次の泊地の栂海山荘(無人小屋)に向かう。
赤い色の小さな点が遥か遠くに僅かに見える。
小屋の屋根だ。
気が遠くなる、そして
見えるだけに余計に心が折れる距離だ・・・

栂海新道の始まりです
雄大で緑が濃い
一眼レフでズーム。遠い…
景色はさいこー
頸城山塊のあたり
振り返ると奥に白馬岳が見えた

アップダウンは多いが
池塘やその側を縫う木道に癒やされる。
所々にある標識看板も
文字が切り抜かれいて
その中に太陽の光が差込みとってもオシャレ。

栂海新道の標識は全部くり抜きでおしゃれ
木道と池が多数で雰囲気抜群
一面に広がる雲がいい演出

進んでも進んでも一向に
見える小屋は米粒大のままだったが
途中またライチョウも姿を見せてくれ
なんとか小屋へ到着。

微動だにせず、置物のようでした
日本海がだいぶ近づいてきた
しばらくこんな感じの道が続きます
緑が深い湿地帯
のどか~
雰囲気最高
だ~れもいなくて貸し切りなのもよかった
のんびり湿地帯が終わり、来た道を振り返る
朝日小屋のお寿司。鯛、ます、くるみ。めっちゃ美味しい
栂海山荘までは細尾根を進みます
眺望抜群で気持ちいい
朝日岳からの歩いてきた道
赤い屋根の栂海山荘がようやくそこに

2階を広々と使わせて頂くが
昨日の朝日小屋とのギャップが激し過ぎる・・・。
天気と景色は絶好なので
イスを拝借し少しでもリゾート感を出して
のんびり過ごしました♪

栂海山荘からの景色。いいね!
滝雲

記)おすぎ

3日目

最終日はゴールの日本海へ。

海抜0mへ一気に下るのではなく、なかなか激しいアップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を下げていきます。展望はほとんどなく、ほぼ樹林帯なので楽しみは少なく、己との闘い。

ゴールの日本海にタッチすることと、下山後の北陸の郷土料理を楽しみにひたすら進みます。

雲は多いけど、きれいな朝焼けが見れた
樹林帯に突入
下っては登り…の繰り返し

途中の白鳥小屋(無人小屋)では、工事資材を運ぶヘリコプターに遭遇し、ダウンウォッシュという吹きおろし風を体感しました。台風並みの風を浴び、貴重な体験ができてラッキー。

白鳥小屋の屋根に上ってみる
狭いけど、360度の大絶景
朝日岳方面もよく見えた
踏ん張ってないと吹き飛ばされるほどの風。面白かった~

登山道がぬかるんでいるところが所々あり、みんなすってんころりん。私は最後尾だったので、みんなが滑るのを見て、ヤバいところは避けて歩いたのでセーフ(笑)

標高が下がってもまだまだアップダウンは続き、心が折れます…

粘土質の道が続きひやひや
標高が下がると雰囲気が変わり、こんな立派な木も
整備してくれている、さわがに山岳会さんには感謝
日本海が目の前に
栂海新道登山口に着きました

栂海新道登山口に着いてもまだゴールではありません。ここからさらに下って行って、日本海に降り立ったら栂海新道縦走が完結。

2418mの朝日岳から0mの日本海まで結ぶ縦走路を歩き切り、みんな笑顔で達成感でいっぱい。

海岸で思う存分はしゃぎ、のんびりまったり過ごしました。

ここを下る足取りは軽い
感動もひとしお
We did it!
1時間くらいまったり
下山後のお楽しみ、富山県名物「たら汁」絶品!また食べたい

私はこの縦走路を歩くのは2回目だけど、2回とも山から海を目指したので、今度は逆方向を歩きたいなぁ。

なかなかハードルの高い栂海新道だけど、何回も来たいなと思わせてしまう要素がいろいろ詰まってて、やっぱり楽しいトコロです。

記)もっちゃん

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