うどんや峠から伊那前岳 2022.08.10

お花畑に足を止めつつ伊那前岳へ

メンバー：とりや（L）、りかさん

日程：2022/08/10（水）

コースタイム：北御所登山口6:05－7:20蛇腹谷登山口7:40－8:45清水平9:10
－10:05うどんや峠10:10－11:30一丁ヶ池11:40－14:40伊那前岳14:45
－15:20浄土乗越－16:30千畳敷駅

　今年こそ北アルプス、と計画したけど、その前に高度順化兼ねて木曾駒ケ岳のお花でも見に行きたい、できたら未踏の宝剣岳に登りたいなーと思って、誰か行かんだろうか、とTセンパイに聞いてみた。
　往復ロープウエイでは誰も行かんのじゃない？北御所登山口からなら、帰りロープウエイでも参加者いるかもよ。 10日なら付き合えるけど。
　そんなら、とウカウカと乗ってしまい、だいぶハードになるから私の足では木曾駒ケ岳の山頂は踏めないかも。と内心思いつつ、登り徒歩、下りロープウエイという予定に変更。

　翌朝5時に駐車場で落ち合い、首尾よく始発バスの列に並んで、途中下車なので最前列に乗せてもらいます。ちなみに、乗車券は買わなくても降車時に現金で払えば乗れるはずなのですが、わかりやすくするためか、発車まで時間があるから買ってきて、と整理係の人に言われて買いに行きました。下りのロープウエイとバスのチケットは千畳敷の駅で買えるので買いません。

　さて、北御所登山口バス停で降りて、6時スタート。しばらくは砂利道の林道歩きです。結局同行者は他に見つからず、Tセンパイに付き合っていただきましたが、案の定、遠い遠い。
　ロープウエイならシュルシュルーっとすぐなのになぁ。
　しかも、道々の草花やら野鳥やら、撮るもの見るものだらけで、登山道に入ってから傾斜も急になるとますます前に進まず、だんだん時間が押してくる。鳥屋が2人そろうと、油断したら探鳥会ペースの歩みになります。

　高度が上がって酸素が薄くなり、スピードが上がらない、やばいかもしれない、と思った時には、Tセンパイはいざしらず、心中密かにゴールは伊那前岳で、そのまま乗越浄土からロープウエイ駅に降りる、と定まっていました。

林道沿いにたくさんあったタマアジサイ

シモツケ

クサボタン

ソバナ

センジュガンピ

ゴシシシジミ

久しぶりに見たキツリフネ

林道ですでにトラップだらけ、前に進まない

トリカブトの仲間

コマドリ発見！

ヤマハハコ

見つけるとなんかうれしいイチヤクソウ

たくさんあったカニコウモリ

たくさんいたルリビタキ

ゴゼンタチバナ

猛毒とは知らんかった！ヒョウタンボク

むちゃくちゃたくさんあったセリバシオガマ

ハクサンフウロでよいのか

ミヤマアキノキリンソウでよいのか

シナノオトギリでよいのか、みんな自信がない

モミジカラマツもはや果実をつけている

　やっと森林限界越えた、稜線に出た、と思ったら、伊那前岳はまだまだ遥か先やん。
　ヤマップの登山計画の地図をダウンロードし損ねて圏外に入り、地図無し活動でGPSを動かしているので、現在地はわかってもこれから歩くルートは出てこない。紙地図と見比べながら、ここがピークやな、まだまだ先やなーとヘロヘロ歩いて、ようやく伊那前岳に着いたときには、ストレートに下りなければ下りロープウエイの最終に間に合わない時間に。

　しゃあなし。ここからは、ほぼ下り、知っている道なので余裕がでてきます。高山植物をゆるゆる撮りながら乗越まで下り、千畳敷カールの看板まで降りましたが、その後のホテル千畳敷までの登りのきつかったこと(笑) 雷はゴロゴロ鳴ってくるし、ランチ休憩とらずに行動食だけで歩いていたので力が出ないし、ほんと情けない。

　ロープウエイで降りて、念願のピザを食べ、温泉に入って終了ですが、なんとなく不完全燃焼でした。慰めはお友達に会って、色々お話ができてちょっぴり一緒にお花の観察などできたこと。
　やっぱり体力不足ですねぇ。
　ライチョウ見たかったな。この2か月で6キロほど減量して、膝の負担はめちゃ減りましたので、これから筋力持久力つけなくては。どうもご迷惑をおかけしました～。

記：リカさん

ようやく森林限界を抜けた