谷川岳馬蹄形縦走 2022.7.24-25

20220724谷川岳33jpg
馬蹄形縦走やったよ!


<メンバー>
もっちゃん、toyoちゃん

<コース>
1日目;白毛門登山口駐車場(4:25)~白毛門~笠ヶ岳(9:00)~朝日岳~清水峠(12:35)~七ツ小屋山~蓬ヒュッテ(15:05)
2日目;蓬ヒュッテ(3:50)~武能岳~茂倉岳~一ノ倉岳(7:35)~オキの耳(9:20)~トマの耳(9:45)~熊穴沢避難小屋~白毛門登山口駐車場(13:40)


悪天候の為、何回も延期となっていた谷川岳の馬蹄形縦走。
だから今回、行くことができて、いつも以上の達成感がありました。

ルートは、土合駅から車で少し登った所にある登山口から出発。

白毛門までは樹林帯の急登で、根っこ剥き出しの登りはそれなりにきつい。
プラス今回は、ブヨの恐怖との戦いでした。
虫除けスプレー、強力虫取り線香を持参しました。(結局2人とも数か所かまれました…)

20220724谷川岳1jpg
馬蹄形とは馬の蹄の形に縦走するルートです

20220724谷川岳2jpg
根っこむき出しで両手両足フル活用

20220724谷川岳3jpg
樹林帯は蒸し暑くて、ぽたぽた大汗をかきました

20220724谷川岳4jpg
白毛門までは急登の1000m登り

前半は、ガスや雲が多かったのですが、日差しガンガンの中では、到底歩けなかったかも。
ジジ岩、ババ岩もあれなんじゃないかと言いながら歩く。

白毛門より笠ヶ岳、朝日岳と向かいます。
途中の笠ヶ岳避難小屋は、巨大ドラム缶を半分に割った感じの簡素な作りでした。

朝日岳に向かう途中は、高山植物がたくさん。しかし、前日の雨で、百合が下向き、かなりの割合がしょぼんとしてるので、苦笑い。しょぼんとしてない時を想像したりして楽しみました。

20220724谷川岳5jpg
残念ながら真っ白、眺望ゼロ

20220724谷川岳6jpg
これこそがほんとの避難小屋

20220724谷川岳7jpg
お花はいっぱい咲いてたけど、真っ白でいまいち

20220724谷川岳8jpg
朝日岳もまだガスガス

ジャンクションピークを過ぎ、清水峠、蓬峠を行く頃には、お天気も回復。
今から通る道とこれまで通った道がはっきり見え、来て良かった気持ちが高まる。

ただ、天気も良くて、広大な景色に癒されていたのだけど、遠くに何やらいる。小熊らしい。
鈴を鳴らすと、絵本の世界のごとく飛び上がり、ひっくり返る熊。「可愛すぎる」と呑気に思ってしまった。

そして、小熊発見から小一時間した辺り、笹藪から、「グルッ」と唸る声がして、歩くよりいかに鈴を大きく鳴らすかに専念。
熊だったのかどうかは不明だけど、絶対に獣であることは確かである。

20220724谷川岳9jpg
この右手に子熊がいた。子熊がいるってことは親熊が…

20220724谷川岳10jpg
青空。疲れも吹き飛びます

20220724谷川岳11jpg
今から歩く縦走路が見えると気分も上がる

清水峠には2つ建物があるのだけど、避難小屋は小さいほうで、三角屋根のしっかりした造りはJRの送電線監視所。
三角屋根のほうが避難小屋と間違える人も多いみたい。

この辺りから暑さとしんどさがじわじわと。清水峠からの2時間は景色良いんだけど、しんどさも良い加減に。
ただ、トンボが飛び交い、ブヨの恐怖からは開放です。

夏らしい青空。人もいなくて快適。

20220724谷川岳12jpg
雲は多いけど、朝の真っ白景色を考えると上出来です

20220724谷川岳13jpg
清水峠。避難小屋ちいさっ

20220724谷川岳14jpg
白毛門から朝日岳の稜線

20220724谷川岳15jpg
昼間はトンボだらけ、ということはブヨも多いってことか!?

七ツ小屋山から蓬ヒュッテまでは笹道、木道、池もあり、飽きない道のり。

ただ、時間が経つにつれ「まだなのか、蓬」という思いも。
理由は「朝夕はブヨの時間」だからです。

テント設営と水汲みを済ませ、夕飯にしました。新潟の限定ビールを購入し、乾杯。
ちなみに貸し切りでした。

20220724谷川岳16jpg
笹道がず~っと続く。雰囲気はいい感じ

20220724谷川岳17jpg
蓬ヒュッテ。楽しい小屋番さんでした

20220724谷川岳18jpg
まさかの貸し切り。ビバーク扱いなのでテント代なし

20220724谷川岳19jpg
新潟地ビールで乾杯

2日目。苦手な暗闇でのテント撤収。そして、朝露との戦い。難儀であった、かなり。

そして、朝一の登りはキツかった。又、笹を掻き分け、熊がいるのではないかというドキドキ。

20220724谷川岳20jpg
分厚い雲のすき間がオレンジ色に。少しでも見れてよかった

20220724谷川岳21jpg
どんよりだけど、なかなかいい景色

20220724谷川岳22jpg
ここらへんもお花がきれいでした

徐々に明るくなるが、靴がビショビショになり、一ノ倉岳避難小屋辺りで、靴や衣類を乾かす事に。
バテ気味だったから、ゆったりできて助かった。

20220724谷川岳23jpg
朝露がすごくて、靴下がしぼれるくらい下半身ぐっちょりになりました

20220724谷川岳24jpg
一ノ倉岳と谷川岳。こっち方面から眺めるなんてなかなかない

20220724谷川岳25jpg
気持ちの良い稜線歩き

20220724谷川岳26jpg
朝の分厚い雲はどこへやら。晴れてよかったぁ

20220724谷川岳27jpg
飽きない楽しい縦走路

20220724谷川岳28jpg
富士浅間神社

メインの谷川岳、双耳峰で、メインが2箇所あるのはお得な感じがする。
人が少ないのも良い。絶景を堪能しました。

20220724谷川岳29jpg
双耳峰の一つ、オキの耳

20220724谷川岳30jpg
右側の白毛門からぐるっとまわってきました。歩いたな~

20220724谷川岳31jpg
谷川岳主稜線方面。こっちも歩いてみたい

20220724谷川岳32jpg
きれいなチョウチョ

20220724谷川岳33jpg
双耳峰二つ目、トマの耳

肩ノ小屋を下ってからは、ロープウェイを利用して来ている人の多さにびっくり。
しっかりした装備で来ている人もいれば、そうでない人も。
子供から年配の方までたくさんの人とすれ違った。

20220724谷川岳34jpg
この時はまだ人が少なく貸し切り

20220724谷川岳35jpg
天神尾根は、始発ロープウェイからの人がいっぱい登ってきた

20220724谷川岳36jpg
熊穴沢避難小屋。冬しか来たことなくて、雪に埋まってるので全貌初めて見た

日差しの遮るものがなく、大変でした。
今回、田尻尾根より下る。
その辺りからは、樹林帯で沢の音も聞こえるが、下まで行くのにまずまず時間は掛かりました。

途中、工事現場の脇を通り、帰ります。
フラフラして、沢に寄り、頭を冷やす。首を冷やす。生き返る。
コンクリート歩きになってからが、さらに今回の縦走のしんどさを思い知る事に。かなり足が痛かった。

20220724谷川岳37jpg
田尻尾根より下山

20220724谷川岳38jpg
泥濘で滑るし、かなりムシムシで熱中症ぎみフラフラ

20220724谷川岳39jpg
沢があって助かった。クールダウン

でも、2日間を振り返り、やっぱり、縦走が好きだと感じました。

土合駅のタイムスリップ感ある造りにもドキドキしました。もちろん、山が最高ですが。

20220724谷川岳40jpg
土合駅。486段おりるとホームがあります。ほんとに駅!?

次回は、段階登山をしっかりして、臨みたいです。もっちゃん、企画、本当にありがとうございました。

記)toyoちゃん

コメント入力