<メンバー>
もっちゃん、山さん
<コース>
1日目:大門沢ゲート(6:00)~鉄塔~雨池山~2346m(16:00)
2日目:2346m(5:30)~大唐松山(10:30)~2346m(14:15)
3日目:2346m(6:30)~雨池山~鉄塔~大門沢ゲート(12:05)
無雪期はゲキ藪ルートの大唐松尾根。雪がある今だったら農鳥岳まで行けるのでは、と登頂を目指しましたが、まったく近づけず大惨敗で、途中の大唐松山までとなりました。
1日目、夏には争奪戦になる大門沢ゲートの駐車場は、この時期はほとんど入山者がいないので余裕で駐車。いても北岳か大門沢からの農鳥岳方面なので、私たちのマイナールートは誰もいません。
それぞれソロテン装備を背負って出発。
登り始めてまもなくの急傾斜地。つかまるものがないと転げ落ちてしまうほどの斜度で、木の根っこや突起物を探しながら、這いつくばるように進みました。おかげで手は泥だらけ。
そのあとは危ないところはありませんでしたが、気温が高いこともあり、雪がズボズボでなかなか進まず、テント適地まで1400m登るのに10時間もかかってしまいました。
2日目は宿泊装備を置いての軽荷スタート。身軽なので楽だと思いきや、テント場からはやせ尾根が続き、けっこうな難ルートでした。
岩場に積もっている雪はうっすら中途半端なうえに、まぁまぁな斜度で岩場登りはひやひやだし、傾斜きついのに雪が柔らかくピッケルがまったく効かないし、何回か腰までズボって進まないし…。
1.4km進むのに5時間…。
予定の倍以上の時間がかかってしまい、タイムオーバー。
農鳥岳は遥か遠く、まったく届きませんでした。
3日目は下山だけなので、明るくなってから出発。
昨晩から冷え込んでいるので、霧氷ができていました。
初日に苦労したズボズボ雪はすっかり締まっていて、沈むことなく歩け楽々。
でも、初日に1番怖かった転げ落ちそうな急傾斜地はやっぱり怖すぎて、登りはなんとか登れたけど、下りはまったく無理。荷物が重いから振られるし、緊張しまくり。
雪がないのにアイゼンとピッケル装着し、クライムダウンでおりました。こんな経験初めて。
農鳥岳は遥か遥か遠かったけど、なかなかしびれる山行になりました。
山行前は私のほうがやる気だったけど、惨敗後は山さんにスイッチが入っちゃって、リベンジに燃えています(笑)
記)もっちゃん
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