奥美濃  金糞岳 北尾根 2022.02.26

20220226金糞岳17
長大な雪庇の尾根


<メンバー>
たろー、ふみふみ、つよっさん、こうじ、おすぎ、いさお、けい、おけい

<コース>
八草トンネル東(6:40)~P849(8:15)~P981(10:10)~金糞岳(12:05~12:45)~P981(14:30)~P849(15:50)~八草トンネル東(16:35)


 2月26日(土)に奥美濃にある金糞岳(かなくそだけ)を日帰りで登る山行をたろーさんが企画してくれました。当初の予定では土日と八ヶ岳の阿弥陀岳南稜を登る企画でしたが、天候不良によりこちらに転進企画となりました。

 私は奥美濃の方は全く来たことが無いので、どの辺りでどういった山なんだろうとネットで調べるとこからでした。wikipediaによると金糞岳はかなくそだけ、きんぷんだけと読むらしくこの読み方の違いでかなりの印象が違うように感じるのは私だけでしょうか?(笑)

 名前の由来として鉱石を溶精する際に生じる金屎(かなくそ)が山名の由来という説があります。標高は1,317m、滋賀県内では伊吹山に次ぐ標高第2位の山で、「関西百名山」や「ぎふ百山」に選定されています。場所は滋賀県長浜市と岐阜県揖斐郡揖斐川町にまたいでいます。

 当日は八草トンネル東側に集合しそこから登りました。駐車場は狭く夏は5台、冬は雪で3台ってとこです。車道は雪が両端に残っている程度でしたが、一歩登山道に入ればこんもりで出だしからワカンをつけて登りました。最初の方は落葉樹の樹林帯で木々の間を縫って行くようなところもありました。

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八草トンネル東からスタート

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すぐにワカン装着

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最初は急登

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一気に高度を上げます

 すごくお天気のいい日で風も無く、絶好の登山日和にも関わらず、私達の前に一人行かれただけでした。そのためトレースがしっかりついており、雪が多めでしたが、私は後ろの方を歩いていたこともあり助かりました。

 なんせ今日はロングハイク‼往復で約10時間‼ ひえ~💦(汗)  「みんなヘッデンの電池の予備まであるよな?」とたろーさん
(よっよっ予備?そんな物ねーよ💦)←心の声

 とても怖くて口に出しては言えず、なんとしてでも明るいうちに下山しなければならない💦と心に誓いおばはん頑張りました。
ここは冬山も綺麗だけど、この樹林帯は新緑や紅葉の時もまた綺麗だよとたろーさんが教えてくれました。同じ山でも季節によって全く景色が違うのも山の魅力の一つ。葉が付いた頃にもまた登ってみたい山です。

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奥美濃のマッターホルン

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樹林の影が美しい

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樹林の回廊

 コースも手ごたえのあるコースなんですが、人が少なく静かで、合間合間に見える景色がまた最高‼鈴鹿の山と違い、合間から見える景色は山・山・山、アルプスに来たような感じです。ここの山の魅力は景色と静けさかなと思います。

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山また山

 登り始め頃に合間から見えた山でシュッと尖ったきれいな形の山がみんな気になっていました。蕎麦粒山(そむぎやま)1,297m 高そうに見えましたが、この金糞岳の方が高いのです。

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蕎麦粒山

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天気がいいと自然に笑顔に

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モンスター?

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ひたすら尾根を歩く

 ロングコースの為、途中何度か休憩を取りながら登りました。休憩時にふみふみさんが何やら変わった物をたべているので、聞いたら「ちくわ」でした(笑)でもすごくおいしそうで、帰りにスーパーでビールのつまみに買いました(笑)

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美しい風紋

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まだまだ山頂は遠いなあ

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雪庇がきれい

 もう一人変わった物を食べているというか飲んでいる人がいます!つよっさんです!チューブに入った練乳を片手にゴクゴクと男らしく?一気飲みです。見ている方が喉にきます(苦笑)

 どうやらこのヤク(練乳)はやばいくらいの起爆剤になるらしいです。だけど私はまだカタギなのでイチゴにつけて頂きます。

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エネルギーをチャージして頑張る

 頂上付近は木もまばらで霧氷?樹氷?木に白い花が咲いているように見えとてもきれいです。大きな雪庇もあり、怖くはないですが迫力満点です。

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美しい雪庇の尾根

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うっとり

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この雪原を越えれば

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もうすぐ頂上

 頂上からは展望もよく、伊吹山の後姿が見え、右手には琵琶湖もよく見えます。この展望のよい頂上でお昼を食べ、下山しました。途中に時間を短縮する為にヒップソリを使いました。「もっと脚上げてー!!」と激が...しかし(いくつだと思ってんだよ!!脚なんて上がらんわ)←心の声

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頂上に到着

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いつものやつ

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遠く琵琶湖も見える

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集合写真

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さあ、下山しましょう

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ホイップクリーム

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シリセードは足を上げるのがポイント

 おばはんには無理なのです。肉がたっぷりと付いたうえに重い冬靴、重労働なのです。覚えておいて下さい。帰りは来た道を帰りましたが、天気が良かったので雪が緩んでいました。そのためか雪崩れている所もあり、すごく大きな雪玉が雪崩れてるのがあったのでゾッとしました。

 最後にたろーさんも雪崩れて大トリを飾ってくれ(笑)、ケガもなく明るいうちに帰って来れました。ロングハイクで脚にきましたが、みんなから色々な話や情報、指導を受け勉強しがてらの楽しい山行になりました。

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慎重に急降下

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雪に足を取られる

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巨大な雪玉・・・

 企画してくれたたろーさん、同行してくれた皆さんありがとうございました。

記)おけい

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