<メンバー>
たろー、ふみふみ、すみすみ
<コースタイム>
宮の谷P(8:10)~風折谷出合(9:20)~風折滝(11:20~12:50)~風折谷出合(14:30)~宮の谷P(15:50)
天使の羽根をみたいと思ってはいても、技術的に不安があり躊躇していましたが、参加者が少なく、フォローして貰えることになり、参加できました。
16日のヤマップでは天使の翼が開いていたので、期待が高まります。7時30分すぎに到着した宮の谷渓谷駐車場は同じように考えた登山者の車でほぼ満杯でした。
宮の谷渓谷も風折滝も初めてでウキウキでしたが、準備はモタモタして、お2人を待たせて8時すぎに出発。宮の谷渓谷は、大杉谷に似た雰囲気。赤い階段や橋が何度もでてきて渓谷の岩壁にせり出して造られた長い歩廊を歩いて進みます。整備されすぎてびっくりでした。落ちた橋や崩落したところもありましたが、迂回路が整備されていました。
蛇滝などみながら綺麗な小屋のある山越出合に到着。ここで、ハーネスやカラビナ、ヘルメットなど装着しましたが、ここでもモタモタ、お2人に教えてもらい、手直ししてもらい、2人の子供になった気分でした(笑)。
右:高滝20分、左:風折の滝40分と書いてある看板の分岐、ここからは整備のない沢道。岩に雪が薄ら積もりだし、ところどころ凍って滑るようになり、慎重に通過しました。
最初の難所は、大きな岩を乗り越えるか、またはザックを背負ったまま通れない岩の穴を通らないと行けません。タローさんは岩を乗り越えて通過できましたが、私の足が届かず、ふみふみさんとたろーさんにザックを先に引っ張りあげてもらって空身でロープに捕まり岩の穴を目指して登り何とかクリアできました。
次の難所は凍った沢の淵を登ります。足をかけるために木がもたしかけてありましたがカチカチに凍ってて頼りのロープもカチカチに氷が着いていました。ここでアイゼンつけ、ロープで確保してもらい、2人に見守られながらドボンすることなく通過出来ました。
最後の難所は3mぐらいの垂直懸垂。念の為、ここでもロープで確保してもらい、設置してあるロープにつかまり、沢の方に振られないように必死に登り通過出来ました。
ここを登ると落差のある風折滝に到着。わぁー!感動で自然と声が出てしまいます。氷柱が大量にあり、滝が左右に振れモコモコに氷着いた羽根も圧巻でした。ここの氷瀑が1番だわあとふみふみさん。
写真を何枚も撮っていると、轟音がして滝の下の氷が崩れ落ちびっくり。音でもダイナミックな自然を感じました。風もなく、ランチをしながらまったり眺めていると、ベテランの登山者が、滝の直下まで上がらず帰るなんて来た意味がないとまで話しているのが聞こえてきました。私はここまで来れて大満足でしたが、そこまで言われたら滝の真下で氷瀑を眺めたくなりました。
ふみふみさんが写真を撮って欲しいと先頭でピッケルとアイゼンを駆使して滝の直下まで直登していきます。私もタローさんの後を着いてトライしましたが、ピッケルを上手く扱えず、ずり落ちて見てる人はハラハラしたと思います。何とかよじ登り、氷の上にアンゼンを噛ませて慎重に移動するよう教えて貰いながら、氷柱を近くでみるとまた凄い迫力でした。
ここまでの道のりはアドベンチャーで、たろーさん、ふみふみさんのおかげで怪我もなく、帰路も難所を通過出来ました。
雪山トレーニングやアイゼントレーニングなどには必ず参加して、技術や装備の確認が大事だなあと改めて思い、タローさんとふみふみさんに感謝の山行でした。ありがとうございました。
記すみすみ。
コメント入力