鎌尾根からの鎌ヶ岳 2022.01.08

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鎌尾根から鎌ヶ岳到着


メンバー
つよっさん、パロ、こうじ
コース
宮妻峡駐車場06:41-07:24水沢峠登山口-08:47水沢峠-09:29水沢岳-10:05キノコ岩10:38-11:47衝立岩-13:38岳峠-13:45鎌ヶ岳-14:47岳峠-15:35カズラ谷分岐-16:24カズラ滝-16:49宮妻峡駐車場


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もうすぐ鎌尾根

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雪たっぷりの鎌尾根♪

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このあたりで落とし物・・・

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鎌尾根からの鎌ヶ岳 迫力あります!

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最後の核心部

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山頂手前の斜面

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歩いてきた鎌尾根をバックに

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登りきったー

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鎌ヶ岳山頂!

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 鎌尾根チャレンジ!憧れの雪の鎌尾根からの鎌様です!
雪もたっぷりでどんな難易度になるんだー!?と不安も少々ありましたが、チャレンジしたい!ということで参加しました。

 林道から足首以上の深さはあるかな?踏み跡はけっこうありました。

 水沢峠直下の急登はワカンでもズボズボ埋まる積雪でした。氷瀑ができている場所もありましたが、溶けて鋭利な氷柱がバリバリ!バキーン!!(?)と落ちて割れる音が凄かった。

 水沢峠で一服したら、さぁいよいよ鎌尾根です!!
天気が良過ぎて暑いくらい。
青空と立派に張り出た雪庇がテンションを上げてくれます!

 雪の鎌尾根は一味も二味も違います。
急斜面を降る時は短くしたストックとピッケルを使ってバックステップでの下降を多用しました。
こんなにワカンでバックステップするのも初めてで、先に行ってくれた方の踏み跡を踏んでもズボっと埋まったりするので、終始ビビりながら一歩をだしていました。
先輩たちの真似をして、ピッケルとストックの二本使いがなかなか良かったです!
所々細尾根に立派に成長した雪庇のすぐ横を歩く箇所もありました。
踏み抜いてブッシュに足を取られたりもしました。

 水沢岳でちょっと一休み。
その先のキノコ岩の下り直前でようやく遮るものがない鎌ヶ岳を見ることができました。
青空と雪と鎌ヶ岳の姿は神々しさを感じました。
三重の山とは思えない。

 キノコ岩はかなりの急斜面なのでザレ場のとこからではなく、木の枝の隙間を降る脇道から降りましたが、ここは雪も少なくワカンが木の枝に引っかかりそうやし、夏山で感じる以上に怖い斜面に感じました。ピッケル頼み、木の枝頼みで必死で降りました。
お二人にはお待たせしてしましたが、なんとか無事降りれました、、、

 安心したのも束の間、ある事が発覚し、血の気が引きました。
そして核心部とも言える、緊張のキノコ岩ゾーンをもう一度登下降する羽目に、、、
多大なるご迷惑をおかけしさたが、トレーニングになりました?(って怒られるか。なお、やらかしたことは後述にて)

 笹藪のほぼ垂直やん!と感じてしまう急斜面をバックステップで降りたり、鎖がある岩場のトラバースは鎖を掘り出しだしてもらい、もう片方はピッケルをしっかり雪のついた岩場に刺して(ひっかけて)進んだり、緊張する場面もいくつか乗り越えれました。
カズラ谷分岐から少し歩いてから、仰ぎ見る鎌ヶ岳はまさにラスボス感!

 しかし、雪が溜まったところを直登できたのでしんどいながらも雪が多く、岩が埋もれ夏道より歩きやすかった気がする。
ピーク直前最後の岩場急登ゾーンで、ようやく12本爪アイゼンとピッケルを使って登りました。

 登頂ー!!
登頂時は我々だけで貸切の鎌ヶ岳でした。

 山頂から鎌尾根を見たとき、あの距離、あのアップダウンを歩いてきたのかと振り返ると充実と感動!!
あるショックな出来事も一旦忘れそうなくらい嬉しかったです。
暖かい飲み物で一服しました。ほんと気持ちいい天気でした!

 帰りはカズラ谷で下山。
分岐直ぐ、笹藪のトラバースを行くはずなのですが、途中踏み跡が無くなり、つよっさんはガシガシラッセル&トラバースで進みますが、私は笹の不安定な足場に太腿まで雪に埋まるので怖くて次の一歩が出ず私は退散。後ろにいたこうじさんと私は一旦来た道を引き返して夏では行かない藪のルートから降りて合流しました。

 その後、一部踏み跡がなくなった箇所はこうじ先輩のルートを頼りに下ります。
そんなこんなで雪をこれでもかと堪能出来ました!
先輩たちのアドバイスにより、経験値がまたアップしたかな?

 憧れの雪の鎌尾根。最高の天気の日にチャレンジで本当に感激しました!
ありがとうございました‼︎

 ここからは、やらかしてしまいましたことを話します、、、
キノコ岩の下降時にスマホを落としました。
この日は普段使っているカメラの調子が悪く、スリングで首からぶら下げたいた防水携帯ケースに入れていてはうまく操作できずに、スマホをケースから出し、青空と雪の鎌様を目の前にテンションマックスでパシャパシャ、、、
その直後、ショルダーに付けていたスマホを入れるポーチのチャックをよりによってその時閉め忘れており、、、(テンションが上がりすぎて閉め忘れた?)
核心部ともいえる緊張する降りをバックステップで降りてひと安心してポーチをみたら、音もなく消えていました。
捜索で登り返したものの発見できず…

 雪解けを待つしかないかと半ば諦めた、、、2日後、、、奇跡が、、、
なんと、こうじさんにYAMAPの山行記録に紛失の件を書いていだだいたおかげで、後日その投稿をみた方に見つけていただくという奇跡。
こうじさんのもとに発見されたお仲間の方からYAMAPを通じて連絡があり、携帯会社に機種変に行く道中でこうじさんより発見の知らせを聞きました。
たばっちとこうじさんがその日の山行後、受け取りに行って頂き、無事破損もなく手元に戻りました。涙
落ちていないか注意しながら降りて行こうね!と皆さんで捜索しながら降りてくれたそうで、木の間に挟まっていたところを発見していただいたとのこと。
パーティーの皆様には本当に本当に感謝しかありません。この場を借りて改めてありがとうございました。
また、鈴ハイメンバーのこうじさん、たばっちも、その節はご迷惑をおかけしました。
猛省と同時にSNSの凄さを感じました。
やはりカメラ、スマホ問わず山ではストラップつけないでの使用は絶対ダメですね。言わずもがなでしょうが…汗
2022年初っぱなから猛省です。。。

 余談が長くてすみませんでした。また、皆さんはこんなヘマはされないとは思いますが、失敗談も後日談も今後の参考になればと思います。

記)パロ

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