アイゼントレーニング 鬼ヶ牙(日) 2021.12.05

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指導するほうも真剣です!


<メンバー>
なべちゃん、けい、おすぎ、たろー、miu、おりえ、いさお、なっぴー、ジュリ、なお、せい、のろっち、のぶ、おけい

<コース>
鬼ヶ牙 ゲレンデ(7:30~15:00)


 鈴鹿山脈の山頂に雪がちらつき始めた初冬にアイゼントレーニングをなべちゃんが企画してくれました。場所は鬼が牙、鬼が牙と言えばクライミングで有名ですが、今回は同じ壁を登るにも靴は冬靴でアイゼンをつけての登攀です。

  3チームに別れて各チームロープを使い、安全確保して一人づつ登りました。 

 森林限界を超えた雪山を想定し、岩の上にアイゼンの爪の先で立つ感覚を身につける訓練でした。こういったシチュエーションが長い距離ではないがあった場合、感覚に慣れておくといざという時に役に立つから、この訓練をするんですと言う説明もありました。

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まずはナベちゃんより なぜこのトレーニングが必要なのか

 感覚というのは岩壁の少しのくぼみにアイゼンの爪先をチョンとのせるだけ、このチョンが非常に難しい。壁なので5ミリから1センチくらいかな?というでっぱりが少なく不安定な所へ(立てる所全て)前爪2本だけで壁を登るんですが、感覚...私は何回か登らせてもらって「これだ‼」と感覚が感じられたのは1回だけでした。それは明らかにしっかりと前爪2本だけに体重がかけれて立てた感覚でした。

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前爪で立つ ってのが難しいのよね

 自分が登っているときは必死なので余裕無いですが、登っていない時は横で先輩達がアイゼンの前爪2本での立ち方や、足を置くと良いポイントや場所、足の角度や足の開き具合等、他の人の登攀を見ながら説明してくれました。

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トップロープで練習です

 ロープで確保してくれていると解っていても自然に手に力が入ります。私はスキー用のグローブをつけて登りましたが、冬用グローブの方もいれば、手をぐーにして、足(爪先)で登るように頑張る方もいます。皆必死にこの貴重な時間と体験をフル活用している感じです。

 本番さながらに訓練している先輩もみえます、リュックを背負い片手にはピッケルを持ち登攀されてました。すごいです。若い子たちも、下りを練習したり、テン泊装備で登ったりと頑張っていました。

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本番を想定?

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もっと踵を下げて

 またアイゼントレーニングと併用してロープワークの講習も先輩達はしてくれました。尚、ロープワークについては、長くなるのでまたの機会に書こうと思います。

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流動分散と固定分散の違いは・・

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懸垂下降もやってみよう

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最後まで練習するせい君

 会に入って無かったらこの様なロープを使用してのアイゼントレーニング等は出来なかったと思います。参加の度に1つでも知識や技術を得られるのが、私としては感謝としか言いようがありません。今回もロープを用意して下さった方々、指導して頂いた先輩方達、本当にありがとうございました。

 記) おけい

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