大峰 芦廼瀬川 沢登り 2020.08.01-02

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焼嵓淵にて


<メンバー>
たろー、ふみふみ、なお、なべちゃん、いさお

<コース1日目>
七泰ダム(11:20)~七泰の滝下(11:45)~槙滝下(12:10)~泊地(15:20)


今年の長い梅雨もやっと昨日に開けました。平年より10日も遅い梅雨明けで…。
今回のあしのせ川も3回目で実現しました。

沢泊もやっと、今年の2回目(コロナ自粛と長梅雨には振り回されました)
本流遡行は、泳ぎに渡涉などの高等技術が要求されます。ポイントを誤ると非常に危険です。

本流はゴルジュが城壁のような高い壁になっており、素晴らしい!カッコいい!
感想はこの位にして…本題です。

まずは、七泰ダムからスタートしますが、下山の国道歩きが4時間もかかるので遡行終了地点に車をデポします。
七泰ダムを越えると、直ぐに本流に入渓します。
暫く行くと、七泰の滝が出迎えます。広い釜にしぶきを上げて、さすが本流の水量でした。右岸より巻きました。

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七泰ダムからスタート

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ダムを横を抜けて

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いきなり泳ぐの?

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七泰の滝

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右岸から巻き

続いては保色滝、左岸から巻き。次の槙滝は右岸よりロープを出して巻き上がりました。
正面からのゴルジュと滝の迫力がベストで更に、緑のコントラストが混ざって、素敵でした!(マニアックなので解るかな?解らねぇべな?)

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泳ぐ

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保色滝

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槙滝(この良さがわかるかな?)右岸からロープを出して巻き

これを越えると…本流の遡行モードです。泳いで泳いで、渡渉して泳ぐ…
しかし、ライフジャケットがあるので安心でした。勇気をくれるライフジャケット!

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本流遡行モードへ

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泳ぐ

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岩の下を潜る

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ヘツル

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釜がむちゃくちゃ広い

その後、右手に百間くらが屏風のように佇んでいました!上の廊下のビンガのような…(行った事はありません。イメージです)
ここを抜けると、時間も押していて、テント場所を探しながら、良い河原をゲットしました!

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今日の宿はここ

今晩はふみふみ料理長の腕によりをかけた、料理にほっべがゆるみました!
自分の胃袋に革命を起こすふみふみ様には感謝です!

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美味しいおつまみと

更に、お、さ、け!に焚き火、楽しい会話など沢泊を満喫!
眠くなると焚き火の横で寝るのは、なべ流で気に入っています。

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焚火の夜

夜もふけると、上流から風が吹き下ろしてきますが、これも沢の地形特有の現象だったと思います。
まあ、寒くなると焚き火を大きくして寝るだけです。

つづく


<コース:2日目>
泊地(7:15)~焼嵓淵(8:15)~8m滝下(9:15)~狼返しの滝(14:40)~林道(15:15)


2日目は、少し予定より早く出発しました。

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テン場の朝

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未だ寝ぼけてる人がいる・・

泳ぎを繰り返し、大淵のゴルジュへ。
これも、切れっ切れでカッコいい〜♪
水の深さは胸位であっさり越えれましたが、感じの良いゴルジュでした!
その後は、自分の期待期待の焼くら淵の廊下!泳いで、感激!カッコいい!
ライフジャケットがあれば長い泳ぎも安心!

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2日目も泳ぎます

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ひいらぎ淵

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焼嵓淵

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下竜宮谷が出合う

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焼嵓淵出口の滝

これを越えると…核心の8Mの滝!
泳ぎで冷えた体を暫し休憩して戦意を回復。志願しましたが、予習情報でヌルヌルの恐怖が…
泳いで取りつくと…立てた!
ゆっくりハーケンを打てたのでしっかり利かせられました!(ハーケンをしっかり利かせるのは、難しい)
そのハーケンにアブミをかけて、ハーケンの穴にゴルジュハンマーを利かせて、上体を持ち上げてカムを右の岩の隙間に利かせ、ゴルジュハンマーを岩の溝に利かせて登る。
道具を存分に活用しました。

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これを超えると

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奥に見えるのが核心の8m

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なべちゃん、ハーケン打ってます

そこで、後続3名を迎えて、更に上へ。
丁度、大木が挟まっており、足元は滑りますが、手がかりがあるので滝の上へ。
ここは、懸垂をしたのですが…
下がめちゃくちゃ滑る滑る。かなりの緊張を強いられました。

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倒木のおかげで登れたかも

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トラバースの途中から

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ここからの懸垂も緊張

午後からは、激しい雷雨となりました。
核心を越えていたので良かったです。
続く、S字形の淵は、たろーさんがロープを引いて突破、水量が増さないうちに素早く後続を突破させます。

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核心を超えると穏やかに

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支流が滝となって流れ込む

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十皿の領域

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マーブルの岩

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雨が降ってきた

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S字の淵はロープを引いて超える

ゴールは未だかな~と思っていると右の支流に素晴らしく深くて暗い暗いゴルジュがありました。
まるで自分を誘っているかのようなカッコよさ!

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笠捨谷のゴルジュ

そして、最後は、狼返しの滝、2M程の落差ですが…水量が多く、釜も深いので右岸へ渡渉して巻き上がりました。
これを越えると、遠目に堰堤が現れて、ほっと一安心。

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狼返しの滝

最後は支谷から林道の車デポ地に這い上がりました。

芦廼瀬川は最後までゴルジュ三昧、本流遡行は楽しすぎました!
高い所から見る景色より、低い谷の底から見上げる方が自分は好きでゴルジュが一番!
私は、地底人(狭くて、低くて、暗い所が好き!) のなべちゃんでした!

記)なべちゃん

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