<メンバー>
もっちゃん、やっさん、おりえ、toyo
<コース>
10/19 岩木山神社(7:00)~姥石(8:40)~錫杖清水(10:15)~岩木山(11:10)~岩木山八合目(12:40)~嶽温泉(14:05)
10/20 酸ヶ湯温泉(6:10)~仙人岱ヒュッテ(7:40)~八甲田大岳(8:45)~井戸岳(9:35)~赤倉岳(9:45)~毛無岱(11:00)~酸ヶ湯温泉(12:15)
<1日目>
岩木山は津軽富士の愛称もあるとのこと。裾野のなだらかな感じが綺麗で、赤く染まった姿に気分が上がる。
岩木神社前を少し行くと、駐車場があり、各自、準備を始める。舗道脇の用水路からは、湯気が立ちあがり、硫黄の臭いが。温泉地なんだなぁ。
鳥居越しに見える岩木山は本当に神々しい感じ。地元の方が朝から掃除をしていて、なんだか落ち着く。拝殿前を左手に進むと、公園の様な場所に出た。キャンプ可能だ。でもコンクリ仕様で、下道っぽい。さらに進むとスキー場に。熊注意の看板が目立つ。暫くすると、登山口に到着した。
ゲレンデを歩き登山口に向かう。このルートを歩く人はそんなにいません
晴れているので、気分も良いが、なんだか鈴鹿っぽいとの意見も。ここが青森という事を忘れる。樹林帯で歩きやすい。そここそ暑くて、地味に登りだ。途中、姥石という場所に出る。狭い場所であったが、ここで休憩。そしてまた登りが続く。
バスの時間があるので、避難小屋からは、急ピッチに。登るにつれて、展望も良くなるが、日差しを受ける。「暑いんですけど。休憩したいんですけど」と思っていたところ、錫杖清水という水場に出た。冷たい水で顔を洗ったり、飲用したりして、休む。
そこからさらに登るとヒュッテが。分岐からはリフト組の方が登ってきている。山頂までもう少し。振り返ると、紅葉が綺麗で、「はるばる来て良かった。ここは青森だ」と実感。今年は紅葉が遅いとのことで、良いタイミングだった様。山頂には奥宮があり、参拝して、避難小屋前にて、お昼にしました。奥宮手前には、鐘があり撮影ポイントとなっている。ここで集合写真を撮る。周辺の岩には、てんとう虫がたくさんいました。
リフトで簡単に登れるので、このような軽装な人がたくさんいました
帰りは、リフト乗り場の方に向かって降ります。前日の雨?が影響し、泥ぬかるみの道を行くことに。自分的には、降りの方がキツかった。下山の場所にもミニ鳥居があり、潜ってゴール。
日帰り登山ですが、とっても充実した時間を過ごせました。そして、下山後は、「獄きみ」というトウモロコシを購入。ふみさんがオススメしていたもので、甘くて1本ずつ、皆が完食。バスで岩木神社近くの百沢温泉の方まで戻り、温泉で汗を流しました。
下山後、近くに温泉があるのは、最高。次の日に備え、夕食は青森の郷土飯で、「いがメンチ」や「けの汁」、「ホタテと林檎の揚げ物」等、いろいろシェアして頂きました。
もっちゃん、大胆な転進計画ありがとうございました。やっさん、おりえちゃんもご一緒していただき、ありがとうございます。転進候補に上がっていた岩手の山も気になりました。また遠征企画あれば、お願いします。
記)toyo
<2日目>
今回、当初予定していた山行が天候不良によりエリア変更となりました。東北の最北部である青森県。百名山を2座GETできるということで、エリア変更でも参加させて頂きました。
前日の岩木山に続き、山行2日目は八甲田山です。この山の印象は、過去に白峰三山へ向かう道中に車で観た『八甲田山死の彷徨』です。概要は、青森の連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、210名中199名が死亡した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)なのですが、これから雪山に行く移動中に見たDVDで、こんなに怖い山なのかという印象で最悪でした。
下界テント泊し、朝目覚めると全面には紅葉の山が! しかし、空は曇り空。今日はどんな天気なのかな〜、と思いながら登山開始です。
前日は暗くて分からなかったが、駐車場の周囲は紅葉最前線でした
しばらく歩くと小屋に通じる分岐に。天気が良ければ小屋からも南八甲田山が見えるとのこと。しかし、この段階では周囲はガスが掛かっており景色は期待薄。リーダーからダメ元で行ってみようとの提案。正直どちらでも良かったのですが、5分と短いため同調し小屋へ。
到着した時は、ガスの中で景色はゼロ。私が小屋のトイレに行っている間に何やら外から歓喜の声が。出てみると、先程までのガスが嘘のよう。八甲田大岳の山頂が見えているではないですか。そりゃ喜びますわ。その景色を見ながら小屋に行く事を渋った私をディスる女性陣。集団の女性は怖いです。(この後晴れ間は下山するまで続きました)
その後急登を登る間も周りには素晴らしい紅葉が至る所に見え、ゆっくり歩きながら山頂に到着。山頂からは昨日登った岩木山や陸奥湾、十和田湖など360°絶景が見渡せます。これがあの雪山で199名もの方が亡くなった八甲田山なのか、と180°印象が反転し好印象となりました。(また山頂では、下山後の行動を一変させる程の名所やオススメグルメ情報を提供してくれた優しい青森県民に遭遇。大変ありがたい情報でした)
山頂での情報により、時間管理がさらに厳しくなり山行スピードを加速させて歩きました。途中にあった綺麗な避難小屋、登り返した井戸岳や赤倉岳からの絶景(薄ら北海道も見えてました)、広々とした湿原、階段途中から見た紅葉とのコラボがバッチリの八甲田大岳など一言では表せない程の素敵な山行でした。
下山後に入る酸ヶ湯温泉は、駐車場の空き待ち行列が並んでいるのが下山途中に見え、不安になりながらも無事、駐車場に下山しました。(アフターのお話は後程リーダーより(^-^)
今回、予定していた関東遠征が雨で急遽転身となり、四苦八苦しながらも皆で協力し分担して情報収集した事は大変楽しく良い思い出になりました。車を出してくれ&1番長く運転してくれたもっちゃん、色んな体験談を話してくれ運転をしてくれたおりえちゃん、慣れない夜間の道を運転してくれたtoyoちゃん、ありがとうございました。今度の遠征山行は、岩手ですかね(^-^)
記)やっさん
<番外編>
転進先候補としてまったく考えていなかった東北。しかも最北端の青森県。前日にバタバタと決まったため、せっかく遠くまで行くのに下山後の観光やご当地グルメなどはあまり考えられなかった。しかも4日間のうち初日と最終日は移動で終わり。山登りだけだともったいなさすぎ。
1座目の岩木山下山後は、ふみさんからの情報を元に、トウモロコシを食べたり道沿いの無人販売で安くて美味しいリンゴを買ったり、おりえちゃんリサーチで青森グルメが食べられる居酒屋に行ったり、いろいろと満喫できた。
2座目の八甲田山下山後は、青森の美味しい物を食べに行くくらいしか考えていなかった。
そんな時に八甲田大岳の頂上で出会った地元の優しいお兄さん。周りの山のことから青森の観光スポットやグルメまであらゆる情報を教えてくれて、のんびり山行に巻きがはいった。下山後はまず千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉へ。千人風呂は混浴だったが、私たちは湯浴み着で入浴したので問題なし。とてもよいお湯だった。
その後蔦沼へ。ここは水面が鏡のようになって風景が映り込むのが有名な観光スポット。紅葉の時期は入場制限がかかるほど大人気らしい。朝日に照らされた紅葉が真っ赤に染まる早朝がおすすめ。空がどんよりだったため映える写真は撮れなかったのが残念だった。
次は奥入瀬渓流へ。十和田湖から流れ出る奥入瀬川沿いを14km散策できるスポット。時間がないためほんの一部分のみ歩き、滝や清流のマイナスイオンを浴びてきた。雰囲気がとてもよかったので、いつかのんびりと端から端まで歩いてみたい。
最後のシメはご当地グルメ、十和田バラ焼き。牛バラ肉と玉ねぎを甘めのタレで鉄板で焼き上げるB級グルメ。ごはんが進む味付けでとっても美味しかった。もちろんビールとの相性も抜群。この日は道の駅にテントを張って就寝。
最終日、前日お兄さんから仕入れた情報で八戸市まで移動し、平目漬丼が食べられるお店へ。朝6時から営業しているが行列ができるため、5時半すぎに到着し、一巡目で入ることができた。注文したのは、限定5食の平目とえんがわの半々漬丼とせんべい汁。さっぱりとした平目とこりこりしたえんがわが濃厚な卵黄とよく合い、タレと絡めて食べると絶品。ここに来ないと食べられない珍しい丼。せんべい汁は南部せんべいを入れた郷土料理で、ふにゃっとなったせんべいの食感がおもしろかった。
食後は周辺の市場を散策。陸奥湊駅前朝市をやっており、朝市で好きなお刺身やお惣菜を買って、市場内で買ったごはんと組み合わせて自分流の丼にして食べる朝ごはんも魅力的。なかなか来ることはできないが、次回はこの朝ごはんが食べたいな。
西から東の端っこまで青森を横断し、初日から最終日まで余すことなく満喫でき、かなり充実した青森遠征となった。バタバタと決まった計画だったが、メンバーの協力のおかげで最高の4日間になった。
記)もっちゃん
コメント入力