ロープワーク講習会 2019.10.20

20191020_ロープ01


<メンバー>なお、まっちゃん、りー、なっぴー、くろ
<時間>8:00~15:00
<場所>鬼が牙
<内容>
 1.ハーネスの付け方
   緩みなく付ける
 2.使用するロープの確認方法
   ロープの種類、傷の確認
   ロープの太さと伸びの関係
 3.ロープをハーネスに結ぶ
   エイトノットを正しく結ぶ。
 4.セルフビレイのセット
   メインロープをクローブヒッチで&PASなどでバックアップ
 5.余ったロープの振り分け方、しまい方
 6.クイックドローの掛け方、ロープクリップの仕方
   左右どちらの手でもできること。
   ロープの流れを意識すること。
 7.間違ったクリップをした場合の危険性
 (8.落下係数)
   https://www.alteria.co.jp/sport/fallfactor-impact-theory/
 9.ビレイの基本練習
   トップロープで確保された状態で、リードとビレイを交代しながらリードクライミングのビレイ練習をします。
 (10.ビレイからの自己脱出)
  クライマーが不測の事態に陥った時に必要です。
 11.クライマーを見ないでビレイする方法
  クライマーが見えない状況はよくあります。
  ロープの動きだけでクライマーの行動を予測します。
 12.3人で登る方法
 (13.カムのセットと回収)
 14.マルチピッチの支点構築
  セカンドクライマーを引き上げる方法


『9月末から始めた講習会も5回目となり、参加者も予習・復習に余念がない』
という書き出しを予定していたが、やっぱり今日もエイトノットとクローブヒッチから始めます(笑)
かく言う私も始めた頃は同じ有様で、講師陣をさぞかし落胆させていたと思う。

今日のお題は、マルチピッチの実践練習です。

ロープのキンクを取りながら傷んだ箇所をチェックし、最後に持っていた側の末端をビレイヤーがハーネスへ結びます。
ビレイヤーが支点構築を行い、メインロープでセルフビレイをセットし、PASなどでバックアップを取ります。
セルフビレイを取ったロープの上にチェックしたロープを振り分け、反対側の末端をクライマーへ手渡します。
この手順を説明しながら、どっちの末端を誰が使った方がスムーズなのか?を理解してもらいます。
※最初に持っていた末端をビレイヤーが結ぶと、チェック後のロープの束の下の方から振り分けをしなければならず、せっかく解いたロープが振り分け中に絡まってしまいます。

支点構築には色々な方法がありますが、今日はマルチピッチをリードとセカンドが交代しながら登る方法を練習します。
参考にしたのは、Kuri Adventuresの下記サイトです。
https://www.kuri-adventures.com/2016/09/01/%E6%94%AF%E7%82%B9%E6%A7%8B%E7%AF%89%E3%81%AE%E6%B5%81%E3%82%8C/
※いつも参考にさせて頂いています。ありがとうございます。

さて、エイトノットの成功率50%で本日の講習をスタートしたりーさんでしたが、支点構築とビレイ動作を何度も練習し、午前中にマルチピッチを1回実践。その横でなおちゃん指導の下、なっぴーも実践に挑んでいました。
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<二人並んで支点構築の練習です>

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<サマになってきたかな?>

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<なっぴー特訓中>

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<その手の動きおかしくないか?>

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<午前の締めはマルチピッチの実践です>

午後は、ダブルロープを使って3人で登る手順を確認しました。
まっちゃんがリードで登り、くろがビレイ、なおちゃんはビレイ手順を横から観察です。
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<登攀前のチェックです。確保器に通すロープが左右反対ですねぇ・・・>

普段はシングルロープで登っているので、ロープを交互に繰り出す難しさを実感。
まっちゃんが上に到着し、支点構築を済ませたら二人同時登攀です。
20191020_ロープ07
<広いゲレンデなので、二人同時登攀しました>

上に到着したら、懸垂下降用の捨て縄が2本もセットしてあったりで支点周りがごちゃついており、『どこにセルフ取る?』って・・・
まっちゃんに一人ずつロアーダウンで降ろしてもらい、最後はまっちゃんがダブルロープで懸垂下降しました。
まっちゃんお疲れさまでした。

りーさんは午後もマルチピッチの実践を行い、本日の講習会は終了。

みなさん、今日の講習内容を忘れないようにちゃんと復習しといてねぇ~

くろ(記)

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