<メンバー>
たろー、なお、ふみふみ、なべちゃん、いさお、こうじ、michi(一般)
<コース>
笹の滝P(8:20)~笹の滝下(8:35)~笹の滝上(10:20)~ホホコヤ谷出合(11:45~12:25)~笹の滝下(13:55)~笹の滝P(14:30)
今度こそ沢泊を、と思った7月最終周。金曜日にまさかの台風6号が紀伊半島を掠め、沢は増水の恐れが・・。天気予報と降水量分布を睨み、決めた行先は大峰西部のカリヤス谷。
顕著なゴルジュを巻き進む谷で、泳ぎ等の水線突破は殆どない沢です。これなら少々増水した沢でも何とか進めるだろうと考えました。
しかし、このコースはもう一つ問題があります。谷の上部がとある宗教法人の敷地になり、通常の下山コースではこの敷地内の通過が必要になります。WEB上では事前に連絡すればよいとの事でしたが、前日の電話では「沢登りはお断りさせていただきます」との事。ガーン。今更行先変更する気力も無く、谷通しで戻る前提で行ける所まで行って見る事にしました。さてどうなる事やら・・・。
風屋ダムのダムサイトで前夜泊をし、朝、滝川沿いに走る林道を笹の滝の駐車場を目指して進みます。谷の水量は多いですが、上流に進むにつれ濁りは無くなっていて何とかなりそうな気がしてきました。
笹ノ滝展望所のPに車を停め沢装束に身を固めます。まずは観光遊歩道を歩いて笹ノ滝の前に。やはり水量はものすごく、普通の沢登りは出来そうに無い雰囲気です。
ガイドに従い右のルンゼを上り詰め笹の滝の巻きルートを探ります。不明瞭な踏み跡を探しながら尾根に出ましたが、懸垂下降しないで降りるルートがイマイチよくわからない。(戻ってこないといけないので)
何度かうろうろした後、それっぽいルンゼを下るとトラロープが出て来たので、記録に出て来るルートと分かりました。降りた先は笹の滝の落ち口ドンピシャでした。
ここから先も結構大変、水に入ると一気に持っていかれそうな水量でしたので左岸沿いに巻き道を探りながら進みます。
途中、残置ロープやハシゴ(?!) が無ければ、よもやこんな所を巻くとは思えないような所を巻き、何とかホホコヤ谷の出合にたどり着いた時にはもうお昼前でした。来たルートを戻らないといけないので残念だが今日はここまでとします。
ローソク滝を眺めながら昼食を摂り、ひとしきり遊んだら来たルートを戻ります。ルートが分かっていても緊張します。何とか笹の滝の下へたどりつきましたが、6時間での移動距離は往復たった2kmでした。
大峰の奇景が楽しめるカリヤス谷でしたが、台風による増水、事前の入山お断りでケチがついてしまい、ホホコヤ谷出合で敗退となってしまいました。せっかく前泊して臨んだのに申し訳ありません。次回は態勢を立て直してちゃんと遡行したいですね。
参加の皆さんお疲れ様でした。
記)たろー
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