霞沢岳 西尾根 2019.04.20

20190420霞沢岳18
霞沢岳からの絶景(この晴天は今日だけなんだよね~)


<メンバー>
たろー、もっちゃん、なべちゃん、ふみふみ、なお

<コース>
太兵衛平(6:45)~霞沢岳西尾根~霞沢岳(12:10)~霞沢岳西尾根(途中昼食)~太兵衛平(17:10)


白馬主稜に行く2回目の企画でしたが、転進企画となり霞沢岳に山行する事となりました。北アルプスの北、白馬は条件が整うのは難しいですね。

今回、坂巻温泉に駐車して釜トンネルを歩行する予定でしたが、4月17日にゲートが開通しており、沢渡に駐車してタクシーで太兵衛平まで行けました。残雪の霞沢岳をここからスタートします

この度のルートは一般登山道ではなく冬季バリエーションルートになります。夏場は上高地から明神を経て徳本峠から向かうのがスタンダードなロングコースとなります。

国土交通省の看板より100Mくらい進むと左側にロープがある急登が尾根の取りつきになります。中々、きついです。

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太兵衛平からスタート

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鉄塔巡視路か

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笹藪の急登

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こんなところも・・・

これを登ると、穂高が正面に白く輝いていました。穂高の存在感がありますね。天気が良くて後方には、焼岳が見えます。白に混ざって灰色の火山灰が混ざっています。

常に急登なのですが、樹林帯の中、所々穂高が正面に現れるので大変に楽しめます。そして、たろーさんについて行くと、穂高のガイドをしてもらえるので、非常に参考になります。前穂高岳から吊り尾根そして奥穂高岳次には、有名なジャンダルム、西穂高岳、独標、丸山、西穂山荘、全て一望できます。

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穂高が白い

標高2000M付近にはテントが2張り、あまり人がいないので山は静寂で素晴らしいです。

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無人のテントが

2500Mを越えると核心部の岩場に到着します。一歩一歩、アイゼンの前爪をきかせて3点確保で登ります。稜線は見晴らし抜群でとても綺麗でした。

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その後も急登に次ぐ

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急登・・

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森林限界を超えた

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御嶽、乗鞍は真っ白

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核心の岩場

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フリーで登れます

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焼岳をバックに

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後は頂上を目指すだけ

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バテてきた?

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もうあと少し

霞沢岳山頂は標高2646M、景観は穂高がくっきり、焼岳、乗鞍岳、遠くには、中央アルプス、南アルプスまで見えます。下りに入り、途中で雪山用のビレイ方法(スタンディングアックスビレイ)の確認をしました。来年まで忘れない様にしなければ。

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やっと山頂に到着

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それなりに寒いので少し降りて昼食に

核心部の下りは、懸垂下降で降ります。残置の捨て縄がありました。樹林帯でも下りは、厳しい箇所がかなりあり、中々に気を抜けない下山が続きます。

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ナイフリッジ

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岩場は懸垂下降で

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何だかアルピニストみたい

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スリップしないように

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この下りが曲者・・

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タクシーが待っていてくれました

自分はアルプスを語るほどではないですが、霞沢岳は穂高の素晴らしい景観を一望できる山だなと感じました。頂上から穂高を見て、穂高のバリエーションルートに気持ちが高揚しました。

今回も楽しい山行ができてみなさんに感謝です。ありがとうございました!

記)なべちゃん

<リーダー追記>

白馬主稜は2度目の計画でしたが、またしても天気予報で断念しました。代替え案は白馬主稜をイメージし、それなりの標高差、それなりの急登、それなりのナイフリッジとそれなりの岩場がある霞沢岳西尾根へ。

今シーズンは鈴鹿を離れていろいろな所で経験を積んできたせいか、メンバーの力量・経験値は確実にアップしており、霞沢岳西尾根は全く問題ありませんでした。(激登りと激下りに足がパンパンになりましたが)

来シーズンこそは青空の下での白馬主稜をみんなで楽しみましょう。

記)たろー

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