古座川源流トレッキング 2018.8.4

滝を見に行く山行

メンバー：たばっち、りこ、体験Ｈさん

コース：大塔橋登山口7：50-張尾の滝8：45-植魚の滝9：20-古座川源流？？11：30-滝分岐-登山口13：00

和歌山県南部を流れる古座川。夏にはカヌーやキャンプなどのレジャーでも賑わう清流です。
そんな古座川の源流に神秘的な滝があることが、山と渓谷1000号（８月号）に載っていました。
これは行かねば！と企画を立ち上げ参加者を募集。りこちゃんと体験参加のＨさんが同行してくれることになりました。

ヤマケイに載っていた植魚の滝は大塔山の登山道の途中にあるようで、すぐ近くに張尾の滝もありセットで見にいけるようです。
登山口から３０分ほどで行けるようですが、その登山口までは我が家から4時間近くかかります。アルプス行けるレベルです。

狭い民家の間や山道をグニャグニャと通り、登山口に到着。他に車はなく、駐車場ぽい場所も無いので路肩の広い場所に駐車して登山口看板の横の登山口から歩き始めました。

看板がないとわかりにくい登山口

沢の中を渡渉しながら歩いて、深く浸かりそうなところは岸を巻きながら進んで行きます。渡渉の苦手なりこちゃんは慎重に歩いていますが、今日は沢靴を履いているのでじゃぶじゃぶと浸かっても大丈夫だよ。
体験のＨさんは運動神経良いのか、初めての登山というのに安定して歩かれています。

綺麗な渓谷

渡渉できないところは岸に登って巻いたりしながら上流へ進んでいくと、滝の案内の標識が出てきました。そして明瞭な登山道。右がハリオの滝、左がウエウオの滝、まっすぐが大塔山登山道となっています。

まずはハリオの滝へ。滝を見ながら休憩タイム（撮影タイム）をとらせてもらいます。望遠レンズも持ってきたけど滝が近く壮大すぎて広角レンズでも全容がうまく入りません。ちょっと下がって撮影。

ハリオの滝

次にいよいよウエウオ（植魚）の滝。看板の矢印の通りに沢沿いを進んでいくと、沢の幅が狭まってきて、両側に岩壁が迫ります。奥まったところをカーブしてどんどん入って行くと、激しい滝の音が近くなりついに目的の滝が姿を現しました。

植魚の滝

滝の迫力もさることながら、滝壺の透明感、周りの岩壁の形状も見事なもので、登山口から30分でこれを見られるなんて素晴らしい谷だなあと思いました。知る人ぞ知る場所なので他にはだれもおらず、静かに滝を楽しめます。
早速三脚をせっとして撮影タイム。お二人には拘り撮影の間、お待ちいただいてありがとうございました。

滝の見学が終わったところで、源流まで行ってみようかということで登山道を登り始めました。ハリオの滝との分岐まで戻り、看板の通り上へと続く階段を進みますが、途中から登山道が不明瞭に。あれ？
でも踏み跡は上へ続いています。

登山者が少ないからこの先は荒れてるのかな？と思いつつ進みますが、一般登山道でなく沢登りの巻道のような踏み跡です。しかも方向がおかしい。
コンパスを確認するとハリオ滝の上流の沢沿いを歩いていました。ウエウオの上流が本来の登山道です。
大塔山へは沢の間の尾根を歩いても行けなくはないですが、今回は源流までで引き返すつもりなのでウエウオの上流へと移動。尾根を乗っ越してみることにしました。

明らかに登山道ではないですが、ところどころ人の歩いた形跡もあり、歩きやすい場所を選んで尾根超えです。ここでも体験Ｈさんは全く臆することなく普通に歩いてみえます。
え？登山初めてなんでしょ？

どうやらキノコ狩りで慣らしてみえるらしく、藪漕ぎはお手のもののようです。

急斜面を登り下り、本来の登山道に復帰したところで綺麗な沢を見ながら小休憩。たどり着いた登山道はとても明瞭で分かりやすい道でした。どこで間違ったのだろう。

そこからはのんびりと。軽い渡渉もありますが歩きやすい道です。沢が枯れたところでお昼ご飯としました。
気持ち良い沢の木陰で木漏れ日を浴びながらまったり。たまには山頂を目指さないのんびりハイクも楽しいものですね。

こもれびの中歩く