○メンバー とりや(CL) はる(SL) さっこ(FREE)
○コースタイム
5/4:大日ヶ岳
ひるがの高原登山口(8:15)–いっぷく平(9:30)–大日ヶ岳(11:15~12:25)
–いっぷく平(13:25~13:30)–ひるがの高原登山口(14:25)
5/5:福地山
福地温泉(7:25)–無然平(8:30~8:40)–福地山(9:40~10:40)
–無然平(11:10)–福地温泉(11:55)
残雪期およびGW後半、3,000M級の山を求めて乗鞍岳山行を試みるも、荒天予報に阻まれ、日程を変更し、予約可能な立山方面に山域を変更するも、予報は好転する気配もなく、ほぼ中止の予感がよぎり始めていたところ、とりや隊長の諦めない心、はる副隊長の大人の余裕に心動かされ、日帰り山行2days+グルメな旅を実施することとなりました。
目指す山が決まったのも、出発前日の夕刻過ぎ、言い渡された山は「福地山」「大日ヶ岳」。山頂から3,000M級の山を眺めるプランです。
早速、山と高原地図で下調べを開始。福地山登山口近くの栃尾温泉郷に明記されているコメントを読み、ここだ!という直感的なインスピレーションで民宿旅館に電話してみたところ、2件目であっさり部屋の確保が完了。急いで装備を手直しし、当日の朝を迎えました。
名古屋集合でおなじみの某所の響きで決定した四日市支所に集合するも前例がないことから、信頼と実績の桑名市内某所へ移動。なんとか荷物をハスラーに詰め込み、遅めの出発で東海北陸道へ向かいました。
≪DAY1 5/4:大日ヶ岳≫
1日目:福地山、2日目:大日ヶ岳と思いきや、福地山より行程の長い大日ヶ岳を先にやっつける!という、とりや隊長の秘策で、ひるがの高原からの大日ヶ岳ルート「水道山登山口」に到着。このルートは、やっさん企画で今年の1月敗退したルートです。
なんとなく覚えていた駐車場に到着するも、雨は降ったり止んだり。
レイン+レインザックカバーで8:15登山開始。雨なので写真は撮れず、とりあえず主稜の尾根に乗り上げ、あっさりいっぷく平に到着9:30。雪の深かった1月の山行で、なんとかいっぷく平に到着した記憶が蘇ります。
雪も出てきたので、ここでようやく撮りを開始。
ここから山頂まで夏道コースタイム1時間半。山頂で天候は回復する!という、とりや隊長、はる副隊長の言葉をかなり疑いながら山頂を目指します。雨も止まず、周りは白く、さらには雪が降ってくるという残雪期GW登山あるあるの中、新雪埋もれるホワイトな登山道を進みます。
道中のクリスマスツリーと霧氷が私の心を楽しませてくれると共に、隊長と副隊長への疑念がどんどん増していきます。
11:15山頂到着。雪は止んだものの、半分、青い。どころか、どんより、暗い。
しかしながら、ここからが隊長と副隊長の腕の見せ所。さっきまで雲で隠れていた白山がその厳かな様姿を少しずつ見せ始めます。
風は少しあるくらいで、時間は十分にあるので山頂で粘り抜いて1時間超、白山という山の偉大さをお腹いっぱい享受します。
眺めを十分堪能し、たまたま一部屋空いたという栃尾温泉郷の温泉と食事に気持ちが切り替わります。程よく下山し、今回はno COKEでさっさと温泉郷へGO!
民宿の温泉でゆっくり疲れをとり、空腹限界のところで食事となりました。
食事前に福地山の登山ルート確認のため、3人がそれぞれ持ち合わせた「山と高原地図37槍・穂高(上高地・北ア)」を開き、かくかくしかじか。ところが、隊長と私の山と高原地図には福地山が載っているのに、副隊長の山と高原地図には福地山が載っていないことが判明。
隊長:2013年シリーズ、隊員:2014年シリーズ、副隊長2017年シリーズ
2017年シリーズは縦型になり、福地山がカットされ、餓鬼岳方面が載っているのです。
そんな発見にちょい驚きながら、民宿のお料理に舌鼓を打ちます。美味しすぎて写真を撮るのをついつい忘れる。
寝酒に日本酒を堪能し、この日は終了。
≪DAY2 5/5:福地山≫
朝食は、おにぎり弁当に変更してもらい、ゆっくりスタートで福地山登山口に到着。
天気予報からの予測では昼前頃には3,000M級の峰々の雲もとれ、素晴らしい北アルプスの景色が眺められる!という隊長と副隊長の確固たる断言を半分信じて山頂を目指します。
朝日と新緑と小鳥たちが忙しい登山道を、できるだけ遅く山頂に到着するよう、ゆっくりとペースを調整しながら登ります。登りは直登気味の尾根コースを選択し、下りは巻き気味のコースで楽に下るプラン。
山頂近くの影斜面になると、ところどころ昨日または昨晩降った雪がちらほら。GW登山あるあるをここでも感じます。
乗鞍岳展望台は登山道中にあり、山頂からは眺めることができません。登りまたは下山時にご堪能くださいませ。雪はまだまだある様ですが、山頂は強風が吹いていそうな気配です。
山頂直前より、ピラミダル笠ヶ岳がその存在の偉大さを顕著にしてくれます。
ある者はアンナプルナ…と思いたい、というかアンナプルナはあんな尖った山なのかと想いを馳せていると、山頂に到着9:40。焼岳は朝のうちは山頂に雲がかかっていたものの予測通りクリア。
微妙に雲はかかっているものの、笠ヶ岳、西穂高、奥穂高、大キレット、かすかに槍ヶ岳、西鎌尾根、双六岳?、弓折岳?が一望できるナイス!な山頂。
時間の経過と共に、笠ヶ岳、西穂、奥穂もクリアになっていきました。時間のある限りずっと眺めていたい景色です。隊長と副隊長は、この結果に当然です!という構え。
おにぎりを食べて山頂で約1時間、素晴らしい眺めを堪能した後は、程よく下山し、温泉→食事というお決まりの流れに。福地温泉で入浴したいところですが、時間の都合で奥飛騨温泉ホテル焼岳にて日帰り入浴。そして食を求めて高山市内へ。今回もno COKEでGO!
狙っていたB級グルメ店が激混みのため、隊長の即席リサーチによる郷土料理店へ。
隊長:懐石風お食事セット、副隊長:飛騨牛握りwith天そばのセット、隊員:飛騨豚カツ定食で、下山後グルメ、大・成・功!
帰路はお預けCOKEを道の駅で補給。隊長ドライブによる渋滞回避ルートで程よく桑名到着。
(総括)
やはり今年のMayストームもGW後半に割り当てられ、これもまたGWあるある集に収めたいあるあるだと実感。荒天があらゆる媒体で予報されるも、荒天理由のほとんどが高い山での強風、雷、雪、そして寒気。大日ヶ岳山行でも雪が降ったように、2,000M以高の山行は中止にして間違いなかったことも同時に実感しました。
そんな荒天予報の中、天候回復の見込みのある2,000M以下の山を引き出してきた隊長、そして天気予報で裏付けをする副隊長の連携プレー、そして運よく民宿旅館の予約ができてしまった成り行きで、直前まで思いもしなかったスムーズな山行となりました。
グルメは期待した以上の申し分のない素晴らしいお料理。民宿のお料理、高山でのお料理、どちらもおいしゅうございました。また、利用したいと思います。
今回の山行で学んだことは、荒天予報最中の、天気予報から読み解く実際の天気の予測と実証。携帯電話電波範囲内の条件になりますが、実証実験的な体験ができました。
リーダー泣かせの荒天予報最中の山の選定、予報を入念にチェックしてくださった、とりや隊長、はる副隊長に心から感謝したいと思います。ありがとうございました!
記:さっこ
(とりや追記)
楽しみにしていたGWアルプス企画は、春の嵐に翻弄され、転進先も決まらず企画は中止、往生際の悪いリーダーの自主での強行となりました。
企画前日にリサーチ番長さっこの能力が炸裂、次々繰り出される情報の洪水にのみ込まれ優柔不断なリーダーはもはや思考停止のところへ奥飛騨温泉郷の一角栃尾温泉の民宿ゲットの一報!さっこでかしたとこれに乗っかり、温泉を軸にこの天気でも楽しめそうな計画を組み直し、最終プランが固まったのは当日の朝でした。
プランのキーワードは絶景、そして秘湯。大日ヶ岳は白山の絶景。自分自身登ったことがないことと、冬のやっさん企画のリベンジで、はるさんに案内される格好で歩きました
そして秘湯栃尾温泉ので湯に絶品山の幸、ぜかナマズの洗いがこれまた美味しくビール、とお酒もたんと頂きました。福地山は折り紙付きの槍穂高の絶景、そしてブリザードを巻き上げる笠ヶ岳の姿が忘れられません。
終わってみればしみじみ思い出深い山行になりました。乗鞍は残念でしたがこちらは改めてリベンジします。はるさん、さっこさん、また一緒に歩きましょう。
コメント入力