北アルプス秘湯探訪(2日目やっさん編) 2015.09.21

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やっさんだけが辿り着いた雲ノ平山荘


北アルプス秘湯 2日目

コース:テン場(6:30)~伊藤新道取り付き(7:15)~伊藤新道~三俣山荘(12:00~12:47)
~日本庭園(13:50)~祖父岳の分岐(14:39)~雲ノ平(15:18)


 テン場は、前日 たろーさんとふみふみさんが温泉の地熱による床暖房&足湯付きという超好条件の場所を探して頂いたお陰で、夜はグッスリ眠れました。(実は、その前に候補地があったのですが、動きたくないという思いで、何気に動きたくないオーラ出していましたが、場所を変えて正解でした(^_^;))

 前日の沢登りにより、沢靴やソックスは冷え切っていましたが、この足湯が冷えた靴やソックスを暖めてくれるお陰で、気持ちよく履くことができました。(好条件の場所を探し出してくれたたろーさん と ふみふみさんに感謝です^^)

 朝から気分よくスタートしたのですが、行きなりの渡渉で結局足は朝から冷たい水の洗礼。
冷たさに堪えます(^_^;)

 2日目のコースは、伊藤新道を通るルートで今は使われていないバリエーションルートになります。取り口場所が分からず、たろーさんや北鎌尾根でルーファイを鍛えられた次郎さんが探してくれています。 地図や過去の他の人の記録より、場所を推測し行ってみると先行者が休憩しています。その近くには目印のホースがあるではないですか。見事ビンゴです^^
(流石、我が会の精鋭部隊隊長 & 副隊長は違いますね^^)

 近くの水場で給水し、いよいよ出発です。出発早々、私の身長(181cm)を越える藪のお出迎え。しかも、テン泊装備で急登。朝一から身体が悲鳴を上げています。私はいつもの定位置(?) 最後尾からのスタートで、その前をたばっちが歩いています。 今回、たばっちは、テント泊2回目 且つ 初の3泊装備。不安を抱えながらの出発を最後尾から見守ります。この高さの藪も初めてのようで、登るのに苦戦しています(他のメンバーは、前週の錫杖岳で経験済です)。
 足元が悪い為、転ぶ事もあり、滑落寸前でヒヤッとする場面もありました。その後も何度かフラ付く場面もありましたが、ここ最近のたばっちの成長の成果もあり、急登の難所は何とかクリアーしていきます。

 その後は、トラバース路をひたすら歩き、ようやく三俣山荘へ到着です。ただ、思いのほか時間が経過していたので、たろーさんに相談し、私はテン場確保する為、鷲羽岳へは行かず直接 雲ノ平へ行くことにしました。(私はこの夏に鷲羽岳へ行ったばかりなので今回は、行かなくてもいいかなって思いもありました^^)
 たろーさんの5テンと私の食材を交換し、食事を済ませて即出発です。

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テン場を抜けて出発

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ここからは一人旅

 このルートは、一旦100~200m下降し、その後 200mの急登の登り返しがあります。 兎に角 時間との勝負と思い、下山は小走りで、そして登りは息を荒立たせながら必死に登ります。

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急降下&急登

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鷲羽岳

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黒部源流

 上りきった所からは、50分位ほぼ平地を歩き、残り少しの所で雲ノ平のテン場 と 小屋が見えます。「あと少し」と思い歩くのですが、これが長いこと。かなり大回りをしていくコースとなっており、時折テン場が見えるのですが、中々着かないので心が何度か折れそうになります。しかし、テント泊装備の人を見るとなぜか、「抜かなくては」と言う使命感が湧き、必死にまた小走りで歩き、抜いていきます。

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テン場はもうすぐ

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水晶岳

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やっとテン場に到着

 やっとの思いでテン場に到着しても、5テンを晴れるリッチ条件の場所がありません。うろうろと数十分歩き回りようやく納得いく(皆が平で寝られる場)が見つかり、テントを張ります。ホッと一安心した所で、次に宿泊手続きと皆のドリンクの買出しの為、またまたダッシュで小屋へ向かいます。通常、20分位かかる所を10分で行きます。その成果か、ビール残り3本の内 2本をGET。まだ、山行中の皆の為、飲み物の買出しを頑張ります(あまりにも喉が渇いたため、先に炭酸を1本。美味かった(^・^))。

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大混雑の雲の平小屋

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テン場に戻ろう

 その後、待つこと1時間、ふみふみさん と 次郎さんが到着。いつも程ではありませんが、元気な表情です。そして少し時間を置いていたばっち、最後にたろーさん、とこれで全員無事揃いました。ただ、たばっちは歩くのがやっとという感じ。たろーさんは足を痛めたようでやや引きつり気味。疲れきった表情と安堵の表情が入り混じっています。皆の表情をみた瞬間、「テン場確保でよかったかも」とつい思ってしまいました(^_^;)

 夕食では、買出ししておいた飲み物で無事2日目が完走できたことに乾杯し、ふみふみさんが疲れながらも準備して頂いた美味しい食事を堪能しました。(たばっちは、疲れながらも皆からの脅しではなく、激励を受けつつ食べてはいましたが...。何はともあれ、本日も沢や山を堪能できる1日でした(^・^)

記)やっさん

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