尾鷲トレイル ダイヤモンド象の背 2018.03.11

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ダイヤモンド象の背の阿修羅


<メンバー>
くろ、たばっち、ジョコティン、さっこ、にっさん

<ルートとコースタイム>
スタート地点 04:49 – 05:36 便石山 06:45 – 08:32 馬越峠 08:34 – 08:57 天狗倉山 09:25 – 09:38
岩屋堂分岐 – 09:46 NHK中継所 09:48 – 10:30 カンカケ山 10:31 – 10:33 オチョボ岩 11:16 – 11:33
水地越峠 11:34 – 11:49 狼煙場 11:56 – 12:52 猪鼻岬 13:58 – 14:51 道の駅海山


 日の出山行ってことで早朝?真夜中?から亀山Pに集合したのはリーダーくろさん、たばっち、さっこちゃん、にっさんの4人。AM3:00でしたが、みなさん時間通りです。高速で亀山から海山まで1時間30分程で到着。深夜のコンビニでは深い木々の香り、星が鮮明に照らされています。

 象の背の近くまでは、車で向かいます。尾鷲トンネルに入る手前に林道を見付けました。舗装されていない野頭林道は、原生の森をドライブしているようで、さながらアフリカのジャングルに迷い込んだ観光者の気分でした。猛獣がでるのでは?と皆の緊張が伝わりそうですが、ドライバーくろさんは、余裕でどんどん、ガタガタ道を進みます。

 途中で落石を片付けながら進みましたが、4人がかりで動かせそうもない人の大きさ程の石が寝転がっていて、目的地まで車ではたどり付けませんでした。

 地図読みをしながら日の出前に象の背へ到着。

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<日の出前の尾鷲の街並み>

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<ダイヤモンド象の背>

 人影がシルエットに映り幻像的です。さっこちゃんのリクエストは矢沢永吉でしたが、皆で楽しめるチューチュートレインや阿修羅ポーズとかして楽しみました。アルバムのジャケットにできそう?にっさんは想像以上に満喫で心身共に満たされました。

 次回はBOWYのロゴなんて面白いかも(山ですること無いよね)。ちなみにたばっちは高いところが苦手のようで、象の背の上でぎこちない動きをしていました。

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<チューチュートレイン?>

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<阿修羅>

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<ぎこちない動きの人>

 まったり休憩も終わり、いざ!ハイキングです。今回は2つの山を縦走します。便石山は整備されていて、階段での下山は足に負担が大きかった。馬越峠に着くころには、脚がプルプルしていました。ペースが早かった。

 予定より早く着いたので。くろさんとロープ結びの練習をしました。クローブヒッチとエイトノットをさっこちゃんとにっさんに教えていただきました。見ると簡単そうですが、やってみると、上手くできないので何度も練習しました。

 8時過ぎに、海山の道の駅から歩いてきた、ジョコちゃんと合流しました。初めての熊野古道に癒されたみたいで、「20%浄化された」との名言を頂きました。

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<馬越峠へ向かうジョコティン>

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<馬越峠集合写真>

 天狗倉山は、暖かい日差しで包まれる尾鷲の街並みが一望でき、僕たちを優しく迎え入れてくれました。観光客が少なく、のどかな時間です。

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<天狗倉山集合写真>

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<尾鷲の街並み>

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<あれが便石>

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<大岩で大の字になる人>

 さわやかな気候で尾根を歩きます。先頭を歩くと簡単な道のりでも頭を使います。不安になったら、いったん足を止め地図読みをしました。地形図では読めないピークもあって、木陰で見えない地形も把握しながら現在地を見付けるスキルが必要だと思いました。

 くろさんに歩きかたのフォームをいろいろ教えていただきました。下山は膝が痛くなり苦手なんですが、膝を曲げ、真下に足を降ろし、あまり前に出さず、親指の母子球で降りる感覚だそうです。上品に降りると膝に負担がかからないようです。登りは足を20cm以上上げないように、重心が前に移動したらそのまま体重をのせ、後ろ足は蹴り上げない。

 なるほど、楽して登山しようの言葉に気持ちも楽になりました。

 そうこうしていたらオチョボ岩に到着です。ゆっくりお昼をとりました。絶好の日向ぼっこができました。女子は尾鷲ブルーな島々を取り合って楽しんでました。くろさんの尾鷲ですごした面白い思い出話を聞いて和んだりしました。他の登山者が来たので場所移動です。

 尾根をずんずん歩きます。狼煙場をすぎアップダウンのある面白い地形でした。潮風と海が近くなりゴールが近づきます。気分はイタリアの海岸線でした。疲れもピークで、膝は限界でしたが何とか自分のペースで歩けそうです。

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<オチョボ岩から大志を抱く人>

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<イタリアの海岸線>

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<シダの新芽>

 猪鼻からロープで急斜面を海岸線まで下ります。ロープがあると楽に降りられました。穴場の釣りスポットに着きました。5m程下の岩場で釣りをしているおじさんが二人。山から下りるにしてはクーラーボックスが5個と多く、着ている装備もプロみたい。

 くろさんが何が釣れたか聞いてくれました。今日はグレの大会があって5匹の合計の重量で勝負するそうです。もう、釣りは終わっていて船が迎えに来るのを待っているとのことでした。

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<海まで降ります>

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<ざぶーん>

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<釣り客に近寄る>

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<お迎えの船>

 釣り客が船に乗って去った後、波打ち際までジョコちゃんが下りました。海水にタッチして「しょっぱい」とリアクションをとって勇気ある行動をしていたら、波の洗礼をうけ両足が濡れてしまいました。

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<私も降ります>

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<この後悲劇が>

 歩道までロープを伝って上ります。くろさんは常時ヘルメットをしていました。自分は暑くて帽子を脱いでいたので、木の枝に頭をぶつけ軽い擦り傷を何ヶ所も作りました。いつ岩が落ちてくるか分からないからヘルメットはした方がいいと思いました。

 海山の道の駅まで歩いた後、ジョコちゃんの車でくろさんの車を取りに行きました。帰りに尾鷲ヒノキが香る三重県立熊野古道センターにより熊野の風土や歴史の魅力を体感できました。
 隣の海洋深層水で有名な風呂場の夢古道おわせで、山で疲れた筋肉をほぐしました。始神テラスでお土産を買おうと向かったら、ちょうど午後6時で閉店。残念です。鮭の切り身を買おうと保冷バックまで持参したのに。

 そのあと紀伊長島を降りてすぐの一力庵のボリューミーなうどんや、(小)なのにビックサイズなとんかつ定食(小)を堪能し帰宅しました。食べると元気がでる!

 熊野古道や紀北町の魅力を再発見できる楽しい山行になりました。

文 にっさん

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