メンバー:ふみふみ、なお、次郎、やっさん、たろー
5月1日
コース:スーパー林道ゲート(7:30)~一里野スキー場山頂駅(8:55)~檜倉(10:05)~
しかり場分岐(12:00)~口長倉(14:00)~奥長倉避難小屋(15:00) 泊
以前にたろーさんから白山に凍った滝壺がありGWに計画予定だと聞いていました。4月の例会で日程が5月1日、2日に決りましたが、今年のGWは5月1日が出勤日、でも行きたい、これは有給を取るしかない、でもセブンマウンテン縦走の翌日も体が動くかどうか不安だから休みたい、どうしよう… 悩んだ末、1日を有給取って参加することにしました。
出発前日ザックに荷物のパッキングをしていると、自分の荷物だけでいっぱいに、しかも相当重い、こんな荷物を持って雪山を歩けるのか??
不安と期待を胸に集合場所に行くと更に食材の分担が… 残雪の避難小屋の寒さが分からないのでダウンとフリースを持って行こうと思っていましたがたろーさんに相談するとダウンだけで十分だと言うことで、フリースを車に置き、空いたスペースに食材を詰め出発しました。
一里野スキー場の駐車場でテントを張り仮眠してからの出発です。
久々の重いザックに不安を抱きながら歩き出すと、いきなりの急登、今回一番の急登とか(T_T)
不安も忘れただ必死で登りました。
リフトの山頂駅に着くと一面が開け残雪の絶景が待っていました。見えていたがどこの山かは分かりませんが…。
休憩後、避難小屋を目指し再出発、1日目の行動時間は8時間、先は長いです。今年は雪解けが早いのか降雪量が少なかったのか、雪道と夏道を交互に進みました。
女性陣は元気で快調に飛ばして行きます。その後ろを快晴と展望に支えられ必死で歩き続けました。 口長倉を越えたピークから今日のゴールの避難小屋を確認出来ましたが、まだまだ先は長い… 今日は避難小屋まで、荷物を担いで歩くのもそこまで、と自分に言い聞かせ歩き続けました。
それにしても他の登山者は居ません、本当に秘境と呼ぶに相応しい場所です。
避難小屋に着くと二人組の先客が居ました。滝までの往復に6時間以上かかったとか、明日滝まで往復して帰れるのか不安になりました。
残雪期のテン泊はもちろん、避難小屋泊も始めてで、雪から水の作り方を始めて知りました。(リーダーに水作りさせてしまい申し訳ありませんでした、次回はジョーゴを持参して作ります(*_*;)
避難小屋は2階建てで我々は2階を貸切り、夕食を頂きました。ふみふみシェフの料理はとても美味しくボリューミーとても山で食べる食事ではありません。特にオイルサーディンのチーズ焼きは酒の肴にぴったり、次回個人的に作らせて頂きます(^^♪
この避難小屋、立地も素晴らしく景色も最高でした。夕食を頂きながら窓から顔を出すと夕陽が見れました。広い2階を貸し切ってまったり、下手な山小屋に泊まるより快適でした。しかもなぜか暖かくて夜も寒さを感じる事無く快適に寝ることが出来ました。
こんな夕日が
5月2日
コース:奥長倉避難小屋(5:40)~美女坂の頭(6:30)~下降点(7:10)~百四丈ヶ滝(7:40~8:15)~
下降点(9:10)~奥長倉避難小屋(10:15~12:40)~口長倉(13:20)~しかり場分岐(14:10)~
檜新宮参道~スーパー林道ゲート(16:30)
2日目は4時に起床、昨日食べ切れなかったスープパスタにデザートと贅沢な朝食を頂き、荷物をデポし、今回の目的地である百四丈滝へと出発しました。
先ずは美女坂の急登を登ります。どこが美女なのか分かりませんが、登りきった先は樹木のない広くなだらかな雪原が続いていました。少し進むと急斜面の下に滝を発見!でもどこから下るのだろう?と思っているとたろーさんがここから降りようと。
!! えっここを降りるのですか!?
滑ったら200メートルは止まれそうにないような斜面…たろーさんが先頭で降ります。続いて私も。
帰りに登り返すことは考えないようにして滝まで300メートルを下ります。滝壺が近くなるにつれその大きさが想像以上だと言う事に気が付きました。いったい何メートルの高さがあるのでしょう? 前情報では今年は雪が少なくて滝壺も解けて小さいとか… 近くまで行くとその大きさに驚かされました。
しばらくその滝壺近くで休憩。
そして厳しい現実に戻ります、300mの登り返しが待っています。帰るには登るしかありません… 数メートル登っては休んでまた登る。それを繰り返しやっと登りきりました。急登はホントに疲れますね…
ふみふみさんが絶景をバックにいつものやつをやりたいと寝転んでます(笑)。
そして滝壺に別れを告げ、避難小屋に戻ります。
避難小屋では朝食の予定だったふみふみさん特製サンドウィッチをたらふく頂きました。
今回の山行の食材はトータルで何キロあったんでしょうか??
食事が終わり、下山を開始。食材がなくなり軽いはずなのに足取りが重いです。何度も登り返しては下り、こんなに遠かったかなぁと思いながら歩きました。
途中でヤブコギネットの方々と遭遇しました、鈴ハイのホームページを見て我々が今日来ている事を知っていたそうです。メンバー意外でもホームページを見ている人が居るんですね。
昨日から目の痛みを訴えていた ふみふみさんの目が相当酷くなったようで、涙を流しながらの下山、辛そうでした。目を閉じながら下山していたとか、さすが達人です。
今回雪山での新たな危険を知りました。みなさんも気を付けて下さい。行きに急登だったルートは帰りに危険そうだとたろーさんが急遽下山ルートを変更、そのおかげで、カタクリのお花畑の中を下山することが出来ました。
色々と経験することが出来た収穫の多い山行でした。参加のみなさん、ありがとうございました。
記)次郎
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