<メンバー>
たろー、たばっち、つよっさん、いさお、ふみふみ、こうじ、おりえ、しま、けい、パロチン
<コース>
スカイラインゲート(8:20)~藤内小屋(9:20)~藤内沢出合付近(10:20~13:00)~藤内小屋(13:20)~スカイラインゲート(14:10)
雪崩対策講習会が開かれましたので、参加しました。
まだまだ鈴鹿にもたっぷり雪が残っているということで場所は御在所の藤内沢出合の入ってすぐの谷の場所で実施しました。
実際にビーコン・プローブを使用して、雪崩で埋没した人(もちろん人が埋もれるわけにいかないので袋にビーコンを入れて)を捜索してみました。
プローブを垂直に挿してみると、スルスルとプローブが全て見えなくなるくらいの深雪で
訓練に持ってこいです。
ビーコンをひとつ入れたザックを穴を掘って隠します。
ダミー穴も作り、実際に捜索します。
送信モードにしておいたビーコンを捜索する人はサーチモードに切り替えると位置、距離、音と視覚で知らせてくれます。
シグナルサーチ→コースサーチ→ファインサーチ
といった流れで埋没者の位置を特定していくそうです。
コースサーチはとりあえず急いで埋没者に近づいていきます。
数値が近づいていきまた数値が大きくなりはじめたら行きすぎたという事になり、徐々に場所が絞れていきました。
(近づいたらファインサーチでさらに絞り込む)
そこからはプローブの出番です。
ぐるぐると回りながら持っている人で雪の中にプローブを挿していきます。差し込んだ際岩などとは違う感触のもの(埋没者)に当たれば正解となり、ヒットした箇所にプローブを挿しておきます。(ピンポインティング)
次は掘り出す作業となります。
とにかくプローブの周りを急いでスコップで掘り出します。
掘り出す人の後方では左右前後ずれて人を配置し、掘った雪をどかす作業にあたりました。
と言った一連の流れで捜索しました。
練習では、掘り出す際にスコップがプローブにあたり、つよっさんの軽量プローブが少し破損してしまいました。
生死がかかった場面ではそんな事言ってられませんが、練習の際は注意が必要かと。。。
プローブも硬い岩なのか別のものなのか当たる感覚も知っておくと良いかもしれませんね。
何回か実施した後は2チームに分かれて複数の埋没者を想定して、二箇所に袋を埋め捜索を開始します。
生存率を上げるにはタイムリミット15分以内がボーダーラインだそうで、タイムも計測して2チーム対抗で捜索する事に。
皆さん何度かの練習でスムーズに捜索ポイントを絞り込んでいました。
私はうまく出来なかったのですが、、、汗
15分以内に発見・掘り出しまでできました。
とにかく近くに来るまでは急ぐ事も大事だそうです。
雪も吹きつけくる気候ではありましたが、昼からは弱層チェックです。
雪を掘り出し1mほどの雪の柱をつくります。
スコップを上部に置いて、手首を支点に10回叩く。肘を支点に10回叩く、肩から振り下ろして叩く、、、
弱層面がスッと滑り落ちないかをチェックしてみました。
今回は大丈夫でした。
雪の円柱を作って抱え込むようにして滑り落ちないかを調べる弱層テストもしてみました。
おまけで
雪も多かったので、イグルーを作る際の雪のブロック作りなども各自練習していました。
自由時間の合間に可愛らしいカエルさんができていました。
おりえちゃん作
サクッと作ったとは思えないクオリティで優しい表情で可愛い。
『無事カエル』
私自身前日にソロで御池岳を縦走して下山時ルートをミスして、谷の登山ルートに行ってしまい、雪崩や踏み抜きの危険地帯から下山してしまい反省していました。(雪洞泊企画ではルート表示のない尾根を歩いていました)
まずは雪崩リスクを避けるルート選びや、山行の可否など、いかにリスク回避をできるかの知識がいると思いました。
またいざと言うときに使えないといけないので実際に使ってトレーニングをすることも非常に大事だと今回の企画で実感しました。
記)パロチン
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