<メンバー>
たろー、なべちゃん、ふみふみ、いさお、おりえ
<コース>
中ノ谷橋(7:50)~大タイ滝(9:05)~第1支流出合(10:50)~右岸巻き失敗(11:55)~左岸巻き~滝上・昼食(12:20~13:00)~Ca610二俣(14:20)~エスケープ斜面取り付き~中間尾根(15:45)~P940(16:50)~登山道(18:10)~中ノ谷橋(19:20)
5月も後半に入り、水遊びも楽しい季節になって来たので台高まで足を延ばします。行先は4年前に泳ぎを交えながら滝を登った名倉谷川の中ノ谷第1支流。泳ぎには少し早いかなと思ったけど何とかなるだろうという事で奥香肌温泉に集合です。
スメールから少し離れた中ノ谷橋の近くの空き地に車を停め、出発準備。雨上がりなのでヒルが気になりますが、まだ見かけません。橋を渡って林道を少し歩いてから入渓です。
水はそれほど冷くなくて快適なのですが、岩が滑るのなんの・・日照時間が長く水量も少ないのでコケが成長しているのでしょう。ラバーソールの我々はおっかなびっくりで中々スピードがあがりません。それでも水の中を進むのは楽しいなあ。
1時間と少しで大タイ滝。左から巻きましたが、まだ慣れないせいか渋く感じました。高度感のあるトラバースはどうも苦手です。
大タイ滝の上は七つ釜のゴルジュ。ここはさすがに泳がなくてはいけません。慣れないメンバーの為にロープを出しました。(ちょっと慎重になり過ぎたかな)流木がいい足掛かりになって滝身へ取り付くのはすんなり行けました。
泳いだ後も小滝が出てきて楽しい区間です。滑る場所を見極めて如何に避けるかがポイントになります。
この辺りになって来ると日差しが谷に差し込んで新緑が輝きだします。緑の輝きが水にも反射してとても美しい光景です。
第1支流の出合についたのはスタートしてから3時間。ヌメリと深い釜が出てきたらロープを出したりしていたので時間がかかってしまいました。出合の直前の滝も深い釜をもっていたので右からヘツリ気味に越えます。小滝を超えると第1支流の出合の滝45mに圧倒されます。
この大滝の巻きが核心のはずですが、前回遡行時の記憶がありません(汗)。左岸から巻いたのを左から巻いたと勘違いし、本流方向へ行ってしまいました。全く記憶にない斜滝だったので間違いに気づき、引き返したら1時間のロス。これは痛かった・・。
間違いに気づき右の尾根に取り付きなおします。傾斜が急で登れるんかいな?と思いましたが上手く弱点をつきながら登って行くと思ったよりあっさりと滝上へ。お昼も過ぎていたのでそこで昼食にします。
滝上で昼食
45m滝の上は滝が次々と出て来る楽しい区間。最初の2条の滝を左から簡単に巻くと2段の15m滝。水を浴びながら釜をへつって右からルンゼを少し登り2段目は滝身の右を直登。簡単だったけどロープを出しました。
その上も2段15mの滝。これは登れそうにないので右から巻きます。
その上も小滝が出てきて楽しく遡行していたら610mの二俣に。時間と現在位置を確認したら大幅に押している事に気づきました(楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます)。予定通りのコースをとると下山が危うくなりそうだったので、少し上流の伐採された斜面に取り付き、唐谷川との中間尾根を目指します。
1時間15分かけて標高差400mを登ります。途中から尾根に乗ると歩きやすくなりますが、自粛生活でなまった足にこの登りはキツイ・・。
P1150の北のピーク(Ca1050)でようやく一息付けました。ここからは尾根を北上し、P940の西尾根を下ります。咲き始めたシロヤシオやカモシカに癒されながら歩きますが、なかなか一筋縄ではいかないルートで時間だけがかかります。
P940からの下りもガケマーク付近の急斜面で怖くてロープを出すハメに。すぐ下に杣道があったので(前回同様)手前の鞍部からトラバースしても良かったかもしれない。
植林斜面を急降下すると赤い橋が見え、やっと登山道に合流出来ました。時間はすでに18時を回っています。登山道を少し歩くと林道に出るのでやっと一安心。「日の長い時で良かったね~」なんてのん気な事を言いながらスメールまで歩きます。車に着いたらさすがに暗くなっていました。
2回目の遡行だった事もあり、下調べや時間管理がおろそかになり下山が遅れてしまったのは大きな反省点です。あと、巻きの選択や滝や淵の越えるのに時間がかかってしまうのは、やはり同じ沢ばかり行っていた弊害かもしてません。感覚が鈍っていたのでしょう。
これからより大きな谷を目指すには未見の谷にどんどん行かなくてはと思いました。参加の皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
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