2024/8/14-15天生湿原と五箇山キャンプ


【メンバー】りかさん(CL)、たばっち

【コース】

天生峠 (08:34) – 天生湿原 (09:29)-カラ谷分岐(09:59) – 籾糠分岐 (11:13) – 籾糠山 (12:06) -籾糠分岐 (12:31) – 木平湿原 (13:04) – カラ谷分岐 (13:31) -天生湿原(13:50) – 天生峠(14:21) 


 念願の天生湿原に行ってきました!

 サークルの大先輩たち(モミモミさん)が過去に毎年のように通っていたようですが、ここ最近は企画が上がっていない。2016年のやまさん企画が最後です。

籾糠山・天生湿原 2016.5.28

 誰か同行者はいないものかとぐずぐず、毎年先送りにしていたら、りかさんが一緒に行ってくれることになりました!本当は四国に行く予定でしたが南海トラフ注意⚠️の為、海を渡らず行けるところに変更です。

 天生湿原は白山の近くで、数週間前に行った平瀬登山口の入口を更に通り越して、ホワイトロードの辺りを反対方向へ曲がりぐにゃぐにゃ道で天生峠に到着。立派な駐車場とトイレがあり、管理の方がみえました。

 登山口で協力金500円を払って出発。携帯トイレ回収箱がありました。登山道には携帯トイレブースが設置されていて、帰りにお持ち帰りしてきて捨てるようになっています。

トイレ回収箱
タマゴダケにょきにょき
柵を越える

 しばらく歩くと鹿避け柵の中に入り湿原ゾーンの木道に。登山道もキノコや花に癒されましたが、湿原の中は植物の宝庫!お目当てのシラヒゲソウも満開でした。少し遠かったのでズームレンズがとても役に立ちました。

シラヒゲソウ
湿原

 8月も半ばになるのでもう花は少ないかと思っていましたが、そんなことはなくトリカブトとマルバタケブキの共演も素晴らしく、癒しの木道をてくてく。

 途中で出会った方が、ツリシュスランが咲いているらしいと教えてくれたので、木の上の着生植物を見上げながら歩きましたが、見つけられませんでした。双眼鏡持ってくればよかった〜

目的の花は見つけられず
とりあえず着生植物に注目

 更に進むと『カツラ門』という案内が。休憩場所になっていて、カツラの巨木が5本もある!小人になった気分です。

根っこの中が空洞!
カツラ門
携帯トイレブース
ひ〜😅ここにきて登りが

のんびりと休憩しながら進んでいくと、最後にまさかの急登。汗がダラダラですが、日が翳って少し涼しくなってきました。

山頂になぜかあった温度計

狭い山頂でお昼休憩をとって、展望もガスってきたのでさあ帰りましょうと思ったところで雨が降ってきました。

登頂(^^)v
展望は…

ちょっと降るかなーと覚悟はしていましたが、ちょっとどころではなくあっという間にゲリラ雷雨に。傘をさして急いで下ります。

 りかさんは小柄なのでスイスイ下りて行きますが、私はあちこちに引っかかってなかなか進まず、気がつけば傘はボロボロ🌀雷も鳴ってきて怖いわ〜

土砂降りのなか下山
湿原は潤ってる✨
モウセンゴケ
シラヒゲソウ
なんとかリンドウ

 なんとか登山口へ生還して、次はキャンプ地の五箇山合掌集落へ。ゲリラ豪雨でテンション下がっちゃったけど翌日は晴れ🌞たっぷり観光して帰りました。

 ご一緒してくれたりかさん、楽しい二日間をありがとうございました😄

記 たばっち

(観光編へつづく)


観光編です。

 下山して、Googleマップに翻弄されつつ、キャンプ場に着いてテントを張り始めた途端にまたバラバラと雨。

テンションだだ下りのたばっちとは反対に、さあキャンプだ!とやる気マンマンの私。

 ほぼほぼオートキャンプなので、タープもテーブルもあるよ♩しかしまあとりあえず、暗くなる前に車で近くの温泉へ。

 これまた、ダム湖を眼下に見下ろす絶景の露天風呂で結構なお湯でしたが、、、

 キャンプ場に戻ってもなかなか雨がやまない。

 しかしこちらは登山よりむしろこちらが本番?キャンプ飯作りもるんるんと、ワインを傾けつつ、テントから出てきなよー、と無理やりたばっちを引っ張り出してとりあえず夜のお楽しみに突入!

 たばっちもまったりキャンプしたいって言ったやーん。

 お盆休みだというのに、広ーい草地のキャンプ場に3組くらいがポツリポツリ。トイレも部分的ではありますがウォシュレットだし炊事場もバーベキュー炉も綺麗。ハイグレードなキャンプ場で料金も安いのにこの空き加減、最高です!

 かくしてやおら共通の趣味のウクレレを取り出し(笑)、ランプの灯りでポロポロと合奏会の始まり。

 オカリナと違ってウクレレは歌えるのがいいわ💕

合掌造りの村へ

翌朝です。

雨も上がり、絶好の?観光日和であります。登山日和ともいいますが、今日は断固観光です!

とても広いブース。山岳テントなら10張は余裕で張れる!

 テントを撤収したら、歩いて10分の合掌集落へ。

徒歩10分の世界遺産。なんて贅沢な。

お住まいの方もみえます

展望ポイントに登ったり、茶店に入ってデリシャスなかき氷を楽しんだり、資料館に入って集落の歴史をお勉強したり、民俗楽器を試したり。

かき氷🍧
紙すき体験

 外人さんに混じって、特産の和紙の紙漉き体験もしました。

 個人的に興味があったのは、養蚕と並んで火薬の原料である煙硝(硝酸カリウム)を合掌造りの家の中で製造してたということ。家畜や家族の排泄物ほか有機物を発酵させたものから、近代日本の火薬が作られていたなんて驚き!

https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001553145.pdf

 最初は剣山行きを企画していて、南海トラフ地震注意報のせいでやむなく目的地変更となったのでしたが、登山、お花だけでなく、とても実り多い山行でした。

 誰も乗ってこないかと思いましたが、たばっちのニーズとうまくマッチングして良かった!

 お付き合いありがとうございました。

記 りかさん