メンバー:りかさん(CL)、ジュリ、あゆ、こうじ、さっこ、たばっち、zenkou
コース:九鬼コミュニティセンター(8:11)ーオハイ(10:00)-原生林-頂山(12:59)-コミュニティセンター(14:18)
この日は、私にとって今シーズン最後の雪山になるかも?
ということで、県北か県境をターゲットにしていたところ、残念な天気予報で雪解けドロドロの雨が予想されるため、気持ちを切り替えて南進することにしました。
南部もお天気イマイチですが、同じ雨ならあったかいほうがなんぼかマシです。
そだ、久しぶりにオハイはどうかなー。
とリサーチしたところ、オハイ近辺にはまだ見ぬコシキの滝というのがあるらしい。
これなら沢好きメンバーも喰いつくかも???
と思ったら、案外みなさんオハイ未経験だったらしく、前日に雪山を堪能したメンバーまでエントリーしてくれて、予想外に賑やかな山行に。
コースには目玉のオハイ、巨樹の立ち並ぶ原生林、そして未踏のコシキの滝を組み入れて周回コースにした代わりに、あまり展望のない頂山頂上は今回スルーすることにしました。
年のせいか腰痛気味やし、雨模様だし、夜には遠方までお出かけの予定なので短めにするかなー。
集合場所に集まってきたメンバーは、すでに雨対策も万全?
さすが鈴ハイ、雨でも嵐でもとにかく山が好き!という気持ちが伝わってきます。
自分だけだったら「やーめた」と、家でぐーたらしてるとこです。
さて総勢7人でわいわいとスタート。
九鬼名物のあんまき屋さん、いつもなら遅めの出発にして先に購入しておかないと帰りには売り切れているのですが、雨天予報のせいか、本日休業で未練なく出発できます。
家々が立て込んだクネクネした路地、プライベート階段の間をぬってオハイへのコースを歩いていくと、もう、そこここにクスノキなどの巨樹が姿を現します。
また、どこまで行っても山の石を積んだ見事な石垣が続いていて、昔の人のすごさを感じながら、また、整備していただく方の苦労に感謝しながら歩きました。
さて、ブルーでもグレーでもかまわん、とにかくオハイだ!
ということで、雨雲が来る前にたどり着いたオハイ。
分岐から降りていくと、やがて道は沢沿いになり、沢は滝になって海に流れ落ちます。
沢と海が出会う場所、それがオハイ。
ベストなオハイブルーではないけれど、相変わらずきれいで大迫力。
日曜日だし、晴天ならわんさかハイカーがいるのでしょうが、今日はだーれもいません。
初めてのメンバーが多いので、大はしゃぎの撮影タイムの始まりです。
そして、たばっちの伝家の宝刀?のドローンが、ついに大空にはばたく日がやってきました。
あのデカザックの中身はこれだったのね。
落ちないかとひやひやしましたが、「きゃー怖いー」と思ったのかどうか、オハイブルーの方には行かずすぐ戻ってきておとなしく着陸しました。
ん?誰かに似てるような?
しかし見事、ミッションは達成です。
さてオハイを後に、お次は原生林ネイチャーツアーの始まりです。
頂上へのルートから分かれて、どんぐりを踏み踏み尾根を登っていくと、スダジイ、ヒメシャラ、カゴノキ、アカガシなどの大木が次々に姿を現します。
豪雨予報が出てるよ、という声で、その前にと急いでランチを済ませ、さて、頂山の北面山腹を巻くコース、核心部にはもっとすごい木が!と巨木好きの私はワクワク。
だったのですが、木に巻かれたピンクリボンを慎重に追っていたところ、あれあれ、いつの間にかアドベンチャラスな斜面のへつりに?
ちゃうやん、これ。
ルートを確認したら、予定のルートからそれて直進していました。
そら、ガイドツアーでこんなズルズルの斜面は登らないだろう。
紛らわしいリボンがたくさんあるので要注意です。
先導のミスですが、戻るのもたいへんだし、原生林ゾーンへの急傾斜を下りるのは危険。
こういうことには慣れているメンバーばかりなので、慌てず地形を読んでそのまま稜線へ、北尾根から頂山山頂を目指すことに。
ということで、スルーするはずだった展望のない頂山のピークも予定外にゲットしまして、気がついたら雨にも降られず、南への転進は大成功!
巨樹の原生林核心部とコシキの滝は次回のお楽しみになりました。
晴れた日のオハイは格別ですし、まだまだ、魚見小屋やらキングキドラポイントやら、見どころの多いエリアですので、何度来ても楽しめると思います。
これで終わりかと思っていたら、下山路は皆伐された広大な斜面を、尾鷲湾の絶景を見下ろしながら下りていくというおまけがつきました。
味気ない伐採地だけど眺めはいいです。
前に来た時にはこんなじゃなかったので、びっくり。
ここは登るのはいやなところだったので、逆回りコースもなかなかいいなと思った次第です。ただし、危険なので通行は自己責任で(と看板に書いてあった)。
次は「沢で行く(下る)!オハイ」または「沢から帰る!オハイ」という企画はどうですかね?
記:りかさん
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