<メンバー>
たろー、おけい、せい、てつや
<コース>
○1日目
駒ケ根高原スキー場(7:15)~林道終点(8:25)~池山尾根水場(10:00)~尻無(11:10~11:30)~大地獄(13:55)~小地獄・迷い尾根付近(14:40)~大地獄(15:05)~尻無(16:25)~池山小屋(17:10)
○2日目
池山小屋(8:15)~林道終点(9:00)~駒ケ根高原スキー場(10:00)
今年の締め山行はアルプスでテント泊をと考え、常念岳を計画していましたが冬型の気圧配置の為、中央アルプスの空木岳へ転進です。
空木岳は2020年の2月に駒石手前で強風敗退しているのでリベンジ。ただ、前回メンバーの参加は無く、本格的な雪山は2年目のおけいさん、せい君に今回初参加のてつやさんの計4人。不安が無いわけでは無いですが天気もいいので何とかなるでしょう。
クリスマス寒波のおかげで駒ケ根高原スキー場は営業中。登山口には既にうっすらと雪が積もっていますがトレースもたくさんあるので一安心。7時過ぎにスタートします。
池山への分岐まではしっかりとしたトレースを辿りますが、分岐から先は急に薄くなってしまいました。途中で追い越していった単独の方について池山小屋を目指します。
池山小屋近くの水場でワカンを装着。沈み込みは20cmほどなので見た目ほど大変ではありません。尻無で昼食休憩。
急登りが始まる手前で単独の方を追い抜き一時的に先頭になりました。雪が深くなってきたのでラッセル開始、まだ雪が締まっていないのでスコップラッセルで道を切り開きます。せい君、てつやさんは力強くて頼りになります。
梯子、鎖場が始まる手前でアイゼンに換装していると単独の方が再び先頭に。我々も続きますが、サラサラ雪はキックステップが決まり難く苦戦します。
そしてついに最大の難所、迷い尾根へのトラバース。先行の方は再びワカンに履き替えていますが、我々はアイゼンのまま進みました。しかし、これが失敗。
崩れそうな足場を一歩ずつ慎重に踏み固めながらジリジリ進むので神経がすり減ります。崩れたら谷底に真っ逆さま・・。
トレースはトラバースを早々に切り上げ、尾根に取り付いています。我々も急斜面の木を掴みながら続きますが、サラサラ雪に思うように登って行けません。
先行の方がすぐ上で苦戦していますが何とか抜けようとしています。しかし、我々は登れたとしても明日、ここを安全に下る自信がありません。とても残念ですが撤退する事に・・無念。
そうと決まれば池山小屋で宴会に切り替えようと、苦労して登って来た道を下ります。
小屋の中は誰もおらず、貸し切り。テントを張って夕食を摂り、忘年会を開始。それぞれ今年一番の山行と来年の抱負を話します。軽量化の為お酒が少し足らなかったのが残念。
翌朝は目覚ましを掛けていなかったので、辺りは明るくなってからの起床。朝食を摂って出発する頃には雲一つない青空が広がっていました。もし突破出来ていたら最高の登頂のチャンスだったかと思うと返す返すも残念。
小屋から2時間ほどで登山口に到着。あまりにも早く降りてしまったので、昼間から温泉に浸かり、ソースカツ丼を食べて帰ってきました。
個人的には2022年の締め山行となりますが、何とも悔しい山行となりました。次回はトレーニングと経験を積んで絶対登頂したいなあ。
そして、今年も事故やケガも無く多くの仲間と山・沢を楽しむ事が出来ました。同行してくれた皆さん、本当にありがとうございます。来年も一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
記)たろー
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