——————————————————————————————————————————————
<メンバー>
もっちゃん、つよっさん、パロ、おすぎ
<コース>
1日目;北又小屋(7:30)~イブリ山~朝日小屋(13:20)
2日目;朝日小屋(6:00)~朝日岳(6:55)~吹上のコル~サワガニ山~犬ヶ岳~栂海山荘(14:25)
3日目;栂海山荘(5:10)~下駒ヶ岳~白鳥小屋(8:35)~坂田峠~尻高山~二本松峠~親不知(13:30)
——————————————————————————————————————————————
1日目
栂海新道
山から海を目指すルート。
以前から一度行ってみたいと思っていたコースだ。
当初の予定は三泊四日白馬岳からの縦走であったが、天候不良で二泊三日。
初日は霧雨の降る中展望も良くなく、黙々と歩く1日となった。
まあそれはそれで幽玄の世界、私は楽しんで歩けた。
会話も少なく、そんな中樹林帯を抜けると素晴らしい湿地帯の中に木道があらわれた。
周りの景色に目を奪われながら歩いていると少し横で動くものに目を奪われた。
雷鳥の家族だ。
親鳥らしい雷鳥がグーと鳴く中、子供の雷鳥はとことこと木道の上を先導して歩いている。
こんなすぐ近くまで雷鳥見れるこの環境、天気が悪いのも悪くない。そう思わせてもらった。
朝日小屋は大変に綺麗で、天気の不順もあり客が少ないせいもあったのだろうが、広々と使うことができた。
夕食は山小屋と思えないほど豪華であった。
栂海新道のTシャツも購入し、海に向かう準備も万端。
ぐっすり寝て英気を養えた。
記)つよっさん
2日目
朝は前日に買っておいた
まぜご飯や押し寿司を美味しく頂く。
ポットに入ったおすましをご自由に!なんて
ホントに心地いい山小屋だ。
絶対また泊まりに来たい!
少し肌寒い中、
目の前の朝日岳へ向けて出発。
木道がとても良い雰囲気を演出してくれる。
朝日岳山頂はグルっと360°の展望。
しばし休憩と撮影タイム。
次の泊地の栂海山荘(無人小屋)に向かう。
赤い色の小さな点が遥か遠くに僅かに見える。
小屋の屋根だ。
気が遠くなる、そして
見えるだけに余計に心が折れる距離だ・・・
アップダウンは多いが
池塘やその側を縫う木道に癒やされる。
所々にある標識看板も
文字が切り抜かれいて
その中に太陽の光が差込みとってもオシャレ。
進んでも進んでも一向に
見える小屋は米粒大のままだったが
途中またライチョウも姿を見せてくれ
なんとか小屋へ到着。
2階を広々と使わせて頂くが
昨日の朝日小屋とのギャップが激し過ぎる・・・。
天気と景色は絶好なので
イスを拝借し少しでもリゾート感を出して
のんびり過ごしました♪
記)おすぎ
3日目
最終日はゴールの日本海へ。
海抜0mへ一気に下るのではなく、なかなか激しいアップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を下げていきます。展望はほとんどなく、ほぼ樹林帯なので楽しみは少なく、己との闘い。
ゴールの日本海にタッチすることと、下山後の北陸の郷土料理を楽しみにひたすら進みます。
途中の白鳥小屋(無人小屋)では、工事資材を運ぶヘリコプターに遭遇し、ダウンウォッシュという吹きおろし風を体感しました。台風並みの風を浴び、貴重な体験ができてラッキー。
登山道がぬかるんでいるところが所々あり、みんなすってんころりん。私は最後尾だったので、みんなが滑るのを見て、ヤバいところは避けて歩いたのでセーフ(笑)
標高が下がってもまだまだアップダウンは続き、心が折れます…
栂海新道登山口に着いてもまだゴールではありません。ここからさらに下って行って、日本海に降り立ったら栂海新道縦走が完結。
2418mの朝日岳から0mの日本海まで結ぶ縦走路を歩き切り、みんな笑顔で達成感でいっぱい。
海岸で思う存分はしゃぎ、のんびりまったり過ごしました。
私はこの縦走路を歩くのは2回目だけど、2回とも山から海を目指したので、今度は逆方向を歩きたいなぁ。
なかなかハードルの高い栂海新道だけど、何回も来たいなと思わせてしまう要素がいろいろ詰まってて、やっぱり楽しいトコロです。
記)もっちゃん
コメント入力