2021.11.20-21 熊野古道 中辺路 熊野本宮~那智大社

20211121熊野古道05
見事な雲海


メンバー
つよっさん、パロ

コース
1日目
熊野本宮大社05:59-06:23大斎原-07:11小雲取越登山口(請川)-08:16万歳道分岐-09:00百間ぐら-09:09林道出合-09:58桜峠-11:04小和瀬の渡し場跡-11:45大雲取越登山口(小口)-12:15円座石-13:51越前峠-14:43地蔵茶屋跡 泊
2日目
地蔵茶屋跡06:27-07:23色川辻-07:52舟見茶屋跡-08:55那智高原公園-09:45青岸渡寺-10:15熊野那智大社-10:47那智の滝-11:23大門坂入口-13:24補陀洛山寺-13:39那智駅


 いにしえの熊野古道を歩くシリーズです。
つよっさんは自転車と歩きですでに行かれているとのことですが、私にとってははじめての熊野古道歩きです。
熊野三山巡りのルート中辺路編です。
(象の背に行った際に馬越峠を少し歩いたことがありますが、、、それはのぞきましょうw)
もともと2泊3日で高野山から熊野本宮大社の予定でしたが、生憎の天気の月曜日、、、
熊野本宮大社から那智大社までの1泊2日テン泊装備での通り抜けとなりました。

 夜明けとともに熊野本宮大社スタート。
お詣りは時間的にできませんでしたが、大鳥居をくぐり。
分厚い雲に覆われた天気、、、大丈夫かな?
しばらく国道沿いに歩きましたが、途中小さな道標に導かれ、思いの外早く古道を歩くことができた。
白い霧に覆われた杉林の古道。まるで古道らしい雰囲気を演出してくれているよう。
百間ぐらまでは登りですが、濃いガスに包まれていた山が次第に明るくなってきて、これはもしや!?と足速になります。

20211121熊野古道01
どんよりした中、本宮大社を出発

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小雲取越に入ります

20211121熊野古道03
幽玄の中の熊野古道

 百間ぐらに到着すると、、、
一面雲海
最高の絶景、最後の幕開けでした。
しばらく景色に癒される。

20211121熊野古道04
足元がすべて雲!

20211121熊野古道05
過去最高の雲海でした。

 いくつもの茶屋跡の場所があり、、、。
そこには茶屋そのものは無いけど石積みの痕跡が当時のにぎわいがあったことを想像するとわくわくしてくる。

 小口に一旦下山はお昼前。熊野川の渡し船が出ていた場所(沢企画の待ち合わせした場所だった。
(その時行きたいなーと思ってたらすぐ実現w)

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小口に到着

20211121熊野古道07
大雲取越に入ります

 そのまま大雲取越に向かいます。
ここからが、これぞ熊野古道といった趣。
苔むした石段が続きます。
苔むした岩に梵字が刻印されている円座石(←さて問題。なんと読むでしょう)

20211121熊野古道08
いかにも熊野古道っぽい

20211121熊野古道09
いにしえの雰囲気たっぷり!

そんな熊野三山を巡る、神々が居る道なんだと感じれる。
風情に感動しつつ、越前峠までは標高80くらいから850mまでを一気に標高を上げていきます。
突如しっかりした登山になります。
つよっさん歩くの速いんやけど、なんとかついていけていたがこの登りではバテバテでついてけません、、、(バテてながらも記録上はコースタイムよりぜんぜん速い!)
胴切坂、、、なんとも不気味な名前の場所もありましたが、名の通り??ちょっとした修行でした。

20211121熊野古道10
胴切坂

 ここからは、また一気に下り。
古道が崩れているとのことで、林(車)道で迂回。。。通常ルートより40分プラスの迂回とのこと。。。なかなかの遠回り
迂回を終えて着いた、地蔵茶屋は休憩所あり、トイレあり、自販機あり。木造の立派な休憩所は解放されているよう。(休憩所内での宿泊は禁止)
地元の方ともお話ししたり。
外の広い場所でテント泊させていただきました。

20211121熊野古道11
いいテン場でした

 2日目は舟見峠が最高点です。
緩いながら登っていきます。

 登りきった先には、昨日雲海だったが、今日は朝陽に照らされ赤く光る海が見えた。

20211121熊野古道12
2日目は海と朝日♪

20211121熊野古道13
歴史を感じます

 その後しっかりしたルートで歩きやすく心地よく快適に下り。那智大社に10時半に到着。
お詣り、滝見、、、那智黒アイスを食べたり。
那智大瀧にも行きました。
延命水を頂きました。(拝観料300円、容器100円で購入)と大迫力の滝。神が宿るのが頷ける。

20211121熊野古道14
大雲取完了~

20211121熊野古道15
那智大社到着!

20211121熊野古道16
那智の滝 でかいね

 那智大社巡りも終えて、那智駅まで歩いて”あるもの”を探しながら歩きました。
それは
道中に湧き出し続ける、温泉水♨️
中でも幹線道路沿いにパイプからザブザブ流れでてくる湯。
ステンレスの流しが置いてあり、、、湯浴びできるとのこと。。。
いや、もちろん服は脱げないので、頭に湯を浴びたり、足湯をしたりした。
これぞ、源泉掛け流し?

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垂れ流し金ダライの湯

20211121熊野古道18
垂れ流しステンの湯

 途中道の駅的な場所でしらす丼とホクホクかりんとう饅頭を食べたりもして、楽しいオプション付きで
ロード含めてトータル44km那智駅まで歩きました。

 那智駅目前の信号待ちで、新宮行きのバスが通り過ぎて行くのでダッシュでバスに乗り込み新宮へ
新宮ではまず、、、
急傾斜、五百数十段あるらしい石段登りがある、巨岩が御神体の神倉神社へ
神倉神社でも修行?な登り。
40km以上歩いた足にテン泊ザックでは、、、しんどいー・・・
新宮の街が一望できて急坂の意味がわかりました。

 最後に熊野速玉大社にお詣りです。
参道で販売していたもうで餅。最後の一箱つよっさんゲット。私はスイートポテトのお菓子をゲット♪
そして最後のお詣りをしました。
無事歩けました。と感謝のご報告

20211121熊野古道19
バスで速玉大社に到着 熊野三山お参りできました

 その後は、新宮名物を買い物。
めはり寿司、鈴焼、みかん、、、
帰りのが荷物多い…あとはバスに乗るだけやし。

 〆は川湯温泉へ
期間限定で河川敷で入る野風呂があるそうです。確かに河川敷の至る所に穴が、、、湯気もうっすらみえた。面白そう。。。
川湯温泉公衆浴場でほっこり。

 熊野を知り尽くしたリーダーつよっさんのおかげで、沢山歩けて、絶景も楽しめ、観光もできて、最高の古道歩きデビューとなりました。
次は小辺路(2泊3日)?さらに長い‼︎
でも楽しみにしていますので、よろしくお願いします。

記)パロ

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