メンバー
つよっさん、ジュリ、あゆ、ふみふみ、おさ
コース
蒼滝駐車場06:07-06:55馬の背尾根登山口-07:43湯ノ峰-09:59鎌ヶ岳-11:00武平峠-12:13クラ谷分岐-14:04東雨乞岳-14:21雨乞岳-15:00杉峠-16:00イブネ-16:58クラシ谷源頭部 泊
クラシ谷源頭部08:10-08:31佐目峠-09:06御池鉱山旧跡-10:17コクイ谷出合-11:39御在所岳 西峰-12:00御在所岳13:45-15:10藤内小屋-16:16御在所岳裏登山道1合目-16:28湯の山温泉・御在所ロープウエイ前16:42-16:53蒼滝駐車場
御在所集中登山に合わせてあがったつよっさん企画のイブネテント泊。
苔ワールドのイブネでテント泊なんてとても嬉しい!
しかもお久しぶりの鎌ヶ岳、雨乞岳を通って辿り着くコース。
ぜひ一緒に行ってみたいと思いました。
集まったメンバーは5人。
ザック最軽量はつよっさん。
9kgだったかな。
軽量化が上手!私はというと、何やら重い。
そこでテント泊にぜひと思って持ってきたワイン、おささんが歩荷してくれることになりました。
申し訳ない。でもありがとう~!
駐車場混雑を避けるため、蒼滝の駐車場からスタート。
廃墟風景の甚だしさが逆に話題になってるらしい湯の山温泉街を通って、そおっと馬の背登山道へ入っていった。
私はこのルートを登った記憶はなく新鮮でした。
ひたすら登るのですが、楽しい尾根筋。
そうこうするうちに鎌ヶ岳が近づいてきて、急になってきた岩をガシガシ登って登頂!
アルペンちっくな鎌ヶ岳の頂上はお天気も良く大勢の登山客で賑わっていました。
ビュービュー風もきつかったのであまり長居はせず次なる雨乞岳を目指しました。
武平峠まで下り雨乞岳へ向かう登山道も賑わっていました。
テント泊装備の私たちは、時々すれ違う人に、テント泊?イブネ??と聞かれましたが、みなさん口を揃えていいわね~っと羨望の眼差し。
風はどうやらかなりキツイとのことでしたがみなさんがうっとりとイブネを口にする様子にイブネ泊がますます楽しみになりました。
くねくねと沢沿いの林の中を進みながら雨乞岳のササ藪に突入。
ガサガサ進みながら山頂を目指しました。
汗はたっぷりかきましたが素晴らしい見晴らし。
独特の風景に心洗われるひととき。
同じ鈴鹿山系でもこうも表情が異なるんですね。
本当に面白い。
背中の荷物は重いけどなんとか頑張れる。
雨乞を経て、一路杉峠目指して急降下。
立ち枯れた大きな杉に到着。
ここで、水の確保に。
あゆさん情報の水場に女子3人で水汲みに。
名もなきここのお水がなんとも美味しかった!
水はチョロチョロ出てる程度なのですが、不思議なことにかわりばんこに水を汲んでいると、段々と水流が増してきているのです。
なぜ??本当に不思議でした。
おかげでたっぷり汲むことができて、安心してテント泊の夜を迎える準備ができました。
ずっしり重くなったザックがさらに肩に食い込みますがあと一登り!一歩一歩進みながらイブネに到着!!
イブネはすでにちらほらテントが張られていて人気っぷりが窺えます。
私たちも今日の一夜の安住の地を求めて歩きます。
風もうわさ通りとてもキツイ!つよっさん先導で進むことしばらく。
とてもいい感じの場所に落ち着きました。
このご時世です。
5人各自それぞれのテント設営。
ふみさん初ソロテン!私は初ツエルト!苔ワールドならではのフカフカの寝床が作れます。
テントを立てる場所を決め、つよっさんに見てもらいながら作業を進めました。
ツエルトはコンパクトな分、中が狭いので、ツエルト内で傘をさすと快適性がアップするという技も伝授してもらいました。
ツエルトの設営は流石にあっという間!でも華奢な分、風にあおられないか心配、寒さも心配、と色々心配はありますがその手軽さは魅力的です。
みんなテントを張り終え、夕日を見に出てきました。
並んで美しい夕焼けの空を眺めつつ、私は妄想してました。
あ~寒くなってきたな、シュラフにすっぽり入る瞬間がきっと幸せ~、とその瞬間、あれ??!シュラフ??私持ってきた??いや、ザックに入れた覚えが、ないっ!!初ツエルト体験ばかりに気がいってた!しまった!!
慌てて本当に持ってきていないのかザックを点検しにツエルト内に見に戻ってもやっぱり入っていない。
からっぽ。。。サーッと血の気が引いていきました。
私は今夜を乗り切れるのか… 愕然として呆然としていると、仲間から救いの手が~ カイロをくれたり、シュラフカバーを提供してくれたり、どうしてもSOSの時にはこっちのテントにおいで!と心強い言葉をもらったり。
嬉しかったです。
ある物全部着込みな!最後にカッパも!というアドバイスも受け、寒さを恐れて衣類はたくさん持ってきていたので、それを全部着込みました。
パンパンになりました。
そのまま、ツエルト内で暖をとるためガスバーナーでお料理を始めるとほんわか温かくなりちょっと希望が出てきました。
ふみふみさん特製のポテトサラダにリンゴのソテーに元気をもらい、担ぎ上げてもらったワインでホットワインを作ってみんなで飲み、夜景を愛でる余裕もでました。
花火も上がっていてプチびっくり。
ひとときお喋りを楽しみそれぞれテントの中に。
お酒を飲むとすぐ眠くなっちゃうつよっさんは一足早く寝入ってました。
ちょっと寒いかなでもチャレンジのつもりでイブネでこの時期のツエルト泊、のはずがまさかのシュラフ無し。
戦々恐々とした気持ちで突入したシュラフ無しコンディションでしたが、下が苔絨毯だったから良かったのか、意外にも良く眠ることができました。
シュラフはなくともシュラフカバーのなかにすっぽりと身を包むことができたのも幸いしたのだと思います。
あと、足先に貼ったカイロも助かった。
そんなこんなでイブネの寒い夜を乗り切ることができました。
朝外に出たら辺り一面、霜がすっかり降りていました。
2日目の朝はみんなで早朝お散歩に。
空身で楽々、クラシまで足を延ばし、ぐるっと回ってテント場に戻ってきました。
朝はお天気もとても良くてイブネの景色は清々しく苔ワールド全開っぷりを堪能。とても良い歩きができてみんな大満足!
テントを撤収した後は、今回のメインイベント、鈴ハイの御在所集中登山に向けて出発。
途中からはバリルート。延々と続く急登をひたすら登り御在所を目指しました。
イブネテント泊チームが一番遅くの到着となりましたが、無事合流。
わっとテンションが上がります!新しいメンバーもいたりみんなと久々に一同顔を合わしたりして、近況や冬に行きたい山話しなどできて楽しいひとときでした。
さて、これで終わりではなく下山が待っています。
それぞれのチームがそれぞれの下山ルートで山を下ります。
私たちイブネチームは裏道から蒼滝に抜けるルートで下山。
とても充実した2日間でした。
今回、初めてのツエルト泊に挑戦させてもらい、想定外のハプニングはあったものの、結果大満足の体験ができました。
これもご一緒していただいたメンバーのおかげです。
本当にありがとうございました。
また一緒に楽しい山歩きができますように!
記)ジュリ
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