メンバー: とりや、あゆ、たけやん、すみすみ、ふぁるこ(一般)
コースタイム: 夜叉ヶ池登山口8:10—9:30幽玄の滝9:45—10:40夜叉丸11:00—11:15夜叉ヶ池12:10—12:50幽玄の滝13:05—14:10夜叉ヶ池登山口
日本の至る所に龍神伝説はある中、夜叉ヶ池は泉鏡花の戯曲の題材にもなった池。以前から惹かれていたところに訪れることが出来ました。
今回は岐阜県揖斐町の登山口から夜叉ヶ池を目指します。国道303号から町道池の又線で登山口まで13km。林道には落石や道幅が狭い場所もあり、緊張しながらの運転でしたが登山口まで舗装されていて何とかたどり着くことか出来ました。登山口は40台ほど駐車できる広い駐車場がありました。
登山口から夜叉ヶ池【1100m】までは高低差350m程、約3kmの道のりです。登山道は整備もしてあり、迷う所はなく歩きやすい道が続きます。山をしばらくお休みしてなまった体にはちょうど良いリハビリコースです。
雲ひとつない青空の下、小川を徒渉したり、ブナ林を通ったり、道脇にはリンドウの花が沢山楽しませてくれました。道中立ち止まって見上げると夜叉丸や夜叉壁の岩肌が徐々に迫ってくるのも気分を上げてくれます。道中にある 幽玄の滝の水は若返ると倒れかかった看板に書いてあり、ゆっくり休憩して堪能しました!
夜叉壁を伝う長く細い昇龍の滝が見えてくると夜叉ヶ池直下の急登になりますががロープがあり、問題なく通過できました。登った稜線のすぐそばに目的の夜叉ヶ池がありました。池によらず、まずは夜叉丸山頂【1212m】を目指して背丈ほどある笹をかき分けて進み、山頂は5人も立てば狭く感じるほどでした。周囲の山が見渡せ、目の前には三周ヶ岳、その眼下の林の中に池の形がはっきりとわかる絶景スポットでした!
池の畔でランチをしながら、固有種「ヤシャゲンゴロウ」を探しました。絶滅危惧種で、池周囲は木道とロープがはってあり、監視員の方もいるそうです。何とか2匹みつけることができましたが、保護されて沢山いるのかなあ?と思っていたので、ちょっと残念でした。
※畔では水質汚染を防止するため、火気の使用、排泄、キャンプなど禁止されています。カップ麺の汁を捨てるなどの行為が後を絶たないそうです。
夜叉ヶ池はこんな山の上にあっても枯れたことがないそうで、雨乞の犠牲になった夜叉姫のお陰でしょうか。姫を祀る綺麗な石碑がありました。
登山口から往復ルートで下山しました。急斜面には6月にニッコウキスゲが咲くそうです♪来年、登山口までの林道が6月に開通して直ぐに訪れたら見られるかもしれません。紅葉には少し早かったですが、また訪れたい場所となりました。
案内して下さったリーダー、参加者の皆さん、ありがとうございました。
記:すみすみ
とりや追記
何度訪れても飽きない山というのがあって、夜叉ヶ池もそのひとつ。思い立って行ける手軽さと自然の多様性と池の風情と、、、いろいろ魅力で、また行ってきました。紅葉には早かったですが、この時期ならではの秋の花も、蛇の子供も楽しめました^^;どうしても慣れないのが登山口までのアプローチの林道で、3ナンバーでもぐいぐい行くすみすみ号にはとてもついて行けなかった。すごいなぁ。
冬期、凍結した夜叉ヶ池に、藪が雪に埋まる三周が岳が気になります。次はちょっと目先を変えるかも。。。
Ps.あゆさん、いつもながらお写真感謝です!
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