<メンバー>
くろ、こうじ、おさ
<コース>
神崎川キャンプ場(7:00)~神崎川林道~仙香谷下降点(7:43)~鬼女谷出合(9:06)~カシラコ谷出合(9:40)~乗越開始(10:53)~ツメカリ谷(12:00)~ツメカリ谷出合(13:26)~仙香谷下降点(15:34)~神崎川林道~神崎川キャンプ場(16:20)
梅雨が明けたと思ったら、じりじりと暑い夏がやってきました。
先週は暑さを避けるために北アルプスへ行ったのですが、標高が高くても暑いものは暑い。
これはいかんと思い、今週は1年ぶりの沢へ行くことにしました。
4連休の中日。急な企画にもかかわらず、集まったのは3人のおじさん(^^)
まずは、神崎橋のゲートから林道を40分程歩いて下降点へ到着。7時台なのに、沢装備なのですでに汗が噴き出ている。
急斜面を少し下って入渓。暑いので最初の淵でさっそく泳ぎ出す。「うーん、気持ちいい」。水温も丁度良い。
ほどなくして仙香谷出合に到着。直径3mほどの大きな石がゴロゴロと転がっている。
どの滝も立派な淵を抱えており、泳いで取り付き、そして越えていく。淵の前に立ち、どのルートから攻略するかを考えるのが実に楽しい。
『ここは、確か滝の裏側をくぐって向こう側に出るはず・・』とこうじさんが言ったあと、滝つぼに消えていくこうじさん。しばらく姿が見えなくなる。「大丈夫なのか!?」、おささんが心配そうに見つめる。1分後、向こう側から顔を出した。「なるほどねぇ」。2番手のおささんが顔を出したのを確認し、滝つぼの下まで泳いでいく。思っていたより水量が多い。「ここをくぐるのか・・・」。一瞬ためらったが、意を決して突っ込む。前が一瞬見えなくなるが、ホールドはしっかりしている。登り終え、待ってる二人に「このアトラクション、ディズニーランド級の価値ありやね」と叫んでいた。
11時前に赤テープの場所から赤坂谷を離れてツメカリ谷へ向かう。参考にしていたログよりも少し奥側から入ったので、かなり道迷いをした。こうじさんと二人でスマホを見ながら、やっとツメカリ谷への下降点を見つけた途端、お腹が空いた。
ツメカリ谷で簡単な昼食を採り、他の二人がカップ麺を食べている間、しばしお昼寝をする。暑くも寒くもない、ほんとに丁度よい気候だ。
さて、ここからは下降である。沢を登るのは好きだが、下りは苦手だ。上流部はコケが多いので、岩から岩へ渡り歩くときに神経を使う。
そして、最初のジャンブ台が現れた。子供のころからジャンプは嫌いだ。高いところが苦手なのと、飛び込んだときに耳に水が入って抜けない。何より、根性無しと思われるのが嫌だ。先頭を歩いていたので、最初に飛び込むのが自分の順番なのだが、下を覗き込んで「あー、これ無理やな」と感じた。高さもそうだが、2mほど前へ飛び出さないといけない。こうじさんも『今日はコケが多くて、お立ち台まで行けないなぁ』と渋っている。「お!飛ばなくていいのね?」と安堵する。
結局ここは左から巻いて降りた。
しかし、ジャンプ台は何度も何度も現れる。こうじさんも、おささんも楽しそうに飛んでいく。
何度も言うが、ジャンプは嫌いだ(笑)
ツメカリ谷を下降していくと、神崎川の本流に合流する。本流!という感じの大きな流れである。こうじさんとおささんはここでライフジャケットを身に着け、ザックを降ろして水の中へ入ってく。そして、しばし気持ちよさそうにプカプカと浮いていた。
本流は、泳ぎ区間が多い。自分だけライフジャケットを着けていないので、長い区間はとても疲れるが、溺れるわけにはいかないので必死に手足を動かした。
途中、キャニオニング一行に出会った。十数人が、天然のウォータースライダーから滝つぼへと滑っていく。「これなら行けるかも(^^)」と提案。彼らの段取りをつぶさに観察し、いざ自分の番。スライダーの前に座り、両腕は胸の前で交差させる。スルッと滑り落ちて水中へダイブする。これは楽しめたかな。
さて、ずいぶん遊んだおじさんたち、「明日はエアコンの部屋でオリンピック鑑賞やね」と笑いながら帰途についた。
くろ(記)
<ずいぶん迷って、やっとツメカリ谷への下降点を見つけました>
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