<メンバー>
たろー、なべちゃん
<コース>
懸垂下降訓練・宮妻峡P(7:00~11:00)~かずら谷遡行~登山道(14:30)~宮妻峡P(15:35)
今回は、宙吊りで何もできない自分の為にたろー師匠が秘策を伝授して頂きました。
「なべちゃんには自分と知識を共有して欲しい」めちゃくちゃ嬉しい!
「その気があるなら、俺の全てを教えてやる」!これぞ、会のメリットです!
自分は、他の方に教えられればと思います!歴史とは、伝えることですね!
余談はさておき、
宮妻峡の駐車場、懸垂の登り返しの検討会を行いました。
先ずは、ロープを絡まない様にどの様に置くか?ソロリと置きましょう!
ロープの連結はどうする?
オーバーハンドノット一番悪さをしないかなと確認しました。
不安なら、二重に結んでみましょう。
オーバーハンドノットでの連結は結び目が1方向の為、回収がしやすくなります。
ロープダウン、ゲレンデは良いけど、沢では木が悪さをします。
どうしようかな?
ロープを振り分け首にかけて懸垂する方法は結局絡んで、投げてしまう。
検討の結果、コイル状にして肩にかけるとスムーズに送り出しできました。
末端の結び目を親指に固定して、首を使って輪にして腕を通す。
これは、沢では使えますね!
他には、富山県警の奥義、ヘルメットのあご紐にカラビナを掛けて、ザックにロープをしまう方法。これは、ロープを投げなくても有効です。沢に使えますね!
懸垂下降のバッグアップについての検討。バックアップに使うフリクションノットはメインロープとの相性が重要になります。
今回は、8mmのロープに対し、5mmのロープスリングで確認しました。
マッシャーの4回巻きで自分の体重をロックする事ができました。クレイムハイストは、テンションが掛かると摩擦が効きすぎて、登り返しにはきついなと思いました。マッシャーが良かったです。
自分のロープとスリングの相性でどんなフリクションノットが良いか事前の確認が必要です。
どんな巻き方で、何回巻けば良いか知って下さい。止まらないバックアップは意味がありません!止まる事が核心になります。
ロープスリングが1本では、抜重は可能ですが、登り返しはできないと思います。(もしかしたら、できるのかも知れませんが…)
ビレイデバイスをセットするパスの位置も確認。(遠いと手が届かない!)
自分のパスだと2つ目のリングかな!
登り返します(動画で)
空中だとこんな感じ(シングルロープのケースですが)
懸垂中は、可能な限りは静荷重下降。トントンとは降りず、できれば、ソロリと降りて、一定速度で歩く様に。
1番に下降した人はロープを引いて回収できるか確認。
ロープを引いたら本当にとまるのか?
止まります。つまり、引き過ぎると懸垂中の人は宙吊りになります。
気をつけて下さい。
登り返しの技術がないと、宙吊りになり身動きができなくなります。
懸垂下降とセットで登り返しも練習して下さい。
経験者は語ります。ハーネスの締め付けは苦しいです。簡易ハーネスで無くても一晩宙吊りになると、苦しくてメインロープを切断したくなります。是非、登り返しは懸垂するなら知って下さい。
懸垂下降ができると、確実に登山の幅は広がります。行けないと思う所に行ける様になります。
登り返しに必要な物。
ロープスリング2本と安環カラビナ1個。
ロープスリングはバックアップに使用していても、フットホールドにできます。
口説いですが、懸垂をするならロープスリングを2本以上は持って下さい。
登り返しのポイントは。
1、常にロープと繋がる事。(できれば2点が理想)
2、もしも、この状態で破断したら?を考える
3、テンションのあるロープに割り込みできるのは、フリクションノットかな。
4、荷重のあるデバイスには、割り込みできない。つまり、テンションの上に抜重して下さい。懸垂なら下降器より上になります
後は、体で覚える事です。
自分は運よく、ハーネスはクライミングのハーネスだし、仲間がいたので、朝まで耐えれば救助されると思い、耐えられました。
懸垂下降をする場合は必ず登り返しも覚えてください。
記)なべちゃん
<かずら谷 遡行編>
懸垂下降の練習が終わったらかずら谷を遡行します。
滝が次から次へと出て来るとても楽しい谷です。
足のそろった二人だと登山道まで昼食込みで3時間半、下山も入れて4時間半でした。
昨年遡行した時は大雨の影響で荒れている印象を受けましたが1年たってだいぶ落ち着いてきたように思います。
また、沢をやりたい初級者がいたら企画したいと思います。
記)たろー
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