メンバー:ヒガシ、くろ
コース:
宮島(7:04)~大曾根山(8:02)~方六山(9:34)~荒神堂(10:13)~八鬼山(10:28)~三田谷の頭(11:25)~小坪(12:46)~P554(13:20)~林道崩落地点(14:00)
久々に尾鷲トレイルを歩きました。
2年前は道標や吹き流しのオレンジテープは無く、シダが生い茂っていたり、倒木があったりで、結構難儀しましたが、今はとても快適に歩ける道になっています。いつも道直しをしてくれてる方々に感謝です。
<記事本文>
海抜ゼロからスタートし、杉の植林帯を順調に高度を稼ぎながら415mの電波塔まで1時間程で登りきったところで、最初の休憩。大台から北は雪景色のようですが、尾鷲の山は雪もなく、暑くも寒くもない、とても快適な登山日和です(^^)
方六山の三角点へ到着すると、小さく書かれた方六山の山名看板を押しのけるかの様に、八鬼山三角点とか、塩受山の看板が、、
いったいどれが正解??
九木峠からしばらくは熊野古道を歩きます。しばらくすると八鬼山の荒神堂へ到着。御堂の屋根は潰れかかっているが、熊野古道スタンプラリーのスタンプ台が入った箱やトイレが真新しい。
苔むした石畳を登っていくと、ほどなくして三木峠に到着する。ここを左折れすると熊野古道江戸道で三木里へ降りることができます。尾鷲トレイルは直進なのだが、Dangerの三角コーンが置いてあるではないか!
しかし、その先には幅3m程の綺麗な落ち葉ロードが続いています。右側の斜面は杉や檜の植林帯、左側の斜面は自然林で、思わず走り出しそうになる稜線上の一本道である。これは山火事の延焼防止の工夫だそうで、今日のゴール付近まで続いていた。
左側の自然林の隙間からは、賀田湾と太平洋の壮大な風景が、右側の植林の隙間からは尾鷲の街並みと次回以降のトレイル稜線を時々垣間見ることができます。山と海を同時に堪能できるのが尾鷲トレイルの魅力です。
今回の最高峰、三田谷の頭で昼食を摂る。
少し寒さが気になり始めたので、ウインドストッパーを一枚羽織って再開する。
ここからの激下りは、常緑樹の落ち葉で滑りそうになるものの、足元が柔らかいので足腰にはとても優しい。これが歩き込まれていない登山道の魅力の1つでもある。下りで膝下が痛くなるヒガシさんも、『めっちゃ快適!』とご満悦。
P554の道標を少し越えたところに、『林道→』と書かれた道標を発見。前回は下山口を探すのに一苦労したが、今回は道標のお陰でたやすく見つけることができました。
まだ時間もたっぷりあるので、もう1つの目的である、ロープウェイ跡を探索に行く。
尾鷲トレイルの稜線上をしばらく進むと、旧矢の川峠越えの道路に出る。右折れして道路沿いを少し進むと、『矢の川安全索道』の道標が見つかった。これを下るのか?ロープウェイ終着点って下なの??
と疑いながらも下っていくと、綺麗な石積みが見えてきた。もう少し進むと、写真で見たあのコンクリート塊が姿を現した。凹の形をしたコンクリート塊が3つ並んでおり、その窪みの延長線上は尾鷲の街並みが見えた。ここにケーブルを掛けていたのか。ここからバスに乗り換えて熊野方面へ下っていたとのことなので、先程見た石畳の道はバス道だったのかも、、
昭和初期にタイムスリップしながら、往時の姿を想像してみるのも楽しい。
先程の道標まで登り返し、バス道を熊野方面へ少し歩いていくと、太平洋が一望できる場所に出る。
絶景に酔いしれながら、来た道をP554まで戻って下山開始。この下山道は、今日一番の難所で、オレンジの吹き流しを探しながら、スリップや落石に注意して慎重に下ると15分程で林道に着く。そこから林道を15分程下り、土砂崩れ箇所を乗り越えると、今朝デポした車が見えた。
次回は3月の土日二日間で残りのルートを踏破したいと考えている。
くろ(記)
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