<メンバー>
たろー、なべちゃん、まるちゃん、こうじ
<コース>
明王院奥林道ゲート(8:55)~口ノ深谷入渓(9:30)~口ノ深谷遡行~登山道(14:20)~御殿山(14:50)~明王院奥の林道ゲート(16:00)
週末に天気の悪い日が続きましたが、当日の天気は晴れ、朝の気温は13度、沢には寒いのかなと思い、いつもはザックに入れない、防寒着を準備して待ち合わせの坊村駐車場へ向かいました。少々、早く到着したので、装備を整えロープワーク練習をしようとしたらみなさんと合流できました。
今回は、明王院の少し先の林道まで進み路肩に駐車しました。ここから、440メートルの入渓点まで林道を進みます。
すぐに、斜滝5mが現れます。釜は深いので、左岸をへつり突破します。続く7mの滝は、左岸のガリーを巻きます。前回は、ここで右岸の巻きを試みて敗退となってしまいました。(初谷で記憶があいまいです)
次は、8mの直瀑です。感想はもっと高い感じがしました。ここは、左岸から巻き上がります。
その後、直登できる小滝を越えると、13mの2段滝?にでます。1段目を登り、滝の下をくぐり抜けて左岸のルンゼから巻き登ります。滝の裏側を抜けるので、「裏見の滝」とよく言います。
しかし、このルンゼなかなか斜度があり厳しい。木の根を捕まえて泥にまみれてかけ上がります。そして、降り口を捜します。つい目先の傾斜のみに目がいき、難しい降り口になってしまい、たろーさんより、樹林帯を降りるのがセオリーだと教わりました。沢登りのセンスは高巻きだなと反省させられます。(まるちゃんには恐い思いをさせてしまいました)
その後、CS6mの滝です。ここは、残置ロープがあり、安全を期して、たろーさんが、先頭で登りロープを出しました。沢でのロープワークは常に臨機応変で、近くに支点が1点だと自己確保と登坂ビレイを同じ所から取るのだと、自分にそのような判断が瞬時にできるのか?考えさせられます。
その後は、ナメと小滝が続き楽しく登ります。この辺りから、少し時間が押してしまい、日没も早い季節になり時間との闘いが始まります。
次の8m滝は、右岸の踏み跡を巻いて通過します。そして、美しい10mの滝です。右岸のルンゼから平たい岩まで登りつめ、そこからは、しっかりした踏跡があります。
次は、CSが連続します。岩の隙間を抜けるのですが、ザックがつっかえ、こうじさんのアドバイスでザックを後から引き揚げます。しかし、まるちゃんはスリムなので、ザックを下ろさずすり抜けます。
最後は、15mの滝です。フィナーレにふさわしい美しい滝です。しかし、たろーさんは経験者、滝の落ち口が危険な事を知っています。
右岸をバンドで斜上します。見た目、楽勝かと思いましたが、先頭でたろーさんが行き、支点確保をして登ります。登ってみると、落ち口が確かに危険でした。わからない時は、偵察をして安全第一で適切な対応をする。大事です。
ここからは、ショートカットで登山道の合流点を目指します。そして、ワサビ峠を経て、御殿山を通過して下山開始します。台風の影響で、登山道がめちゃくちゃで倒木がとうせんぼします。これをかわして無事に下山できました。
口の深谷は、体験参加して、自分は沢登りの楽しさに出会った沢です。今思うと、ロープも知らず、装備も整えず、好奇心のみで参加した自分に温かく接して頂いた前回のメンバーの方々と、最高に楽しい1日にして頂いた今回のメンバーの方々に感謝します。
ありがとうございました!
記)なべちゃん
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