御在所中道のんびり山行 2018.09.09

20180909御在所中道04
<落ちそうで落ちない地蔵岩>


メンバー:ジョコティン、ヒガシ、くろ

コースタイム:6時間(歩くペースは山と高原地図の1.2~1.3倍)
7:00 中道P – 8:10 キレット – 9:30 山上公園 – 9:45 御在所三角点 – 10:20 ナチュール 10:40 - 11:45 キレット – 13:00 中道P
※標準コースタイム 3’20


 雨の合間を縫って、ここ数か月ですっかり整備された御在所中道を往復してきました。
今回の山行目的は、左足甲骨折の回復具合を確かめることと、参加メンバーの岩稜帯での適正見極めである。

 8/4に滝からの飛び込みに失敗して左足中足骨を不完全骨折(ひび)。二週間のギプス固定を経て、三週目に1/2荷重での歩行リハビリを開始、四週目に松葉杖が取れ、五週目には『あとは日にち薬ですね(^^)』とのお言葉を頂く。関節が固まるとリハビリが大変なので、ギプス固定時から動かせる関節は動かし、ストレッチも欠かさず行ってきた。四週目からは自転車通勤と上半身の筋トレを始め、9/2にリハビリ第一弾として御在所裏道を登った。登りはコースタイムの1.5倍、下りは足が痛くてロープウェイ下山だったが、1か月での復帰は予想以上に早かった。
 毎日少しずつ痛みが取れ、足首の可動域も増えていくのが楽しかった。

 そして今回の第二弾は、アルプス岩稜帯を見据えた御在所中道で、どれだけ足に負荷を掛けても大丈夫かの確認である。
登山口をスタートすると間もなく、整備の跡が真新しい見慣れぬ階段が現れる。毎週御在所に通い詰めて整備してくれている方々に感謝しながら進む。

 裏道へのバイパス道との分岐で道迷い。ここは毎度道標に惑わされている気がする。

 おばれ岩、地蔵岩を超えキレットへ到着。『ここは下れそうですか?』とヒガシさんに聞いてみると、「大丈夫です」と心強い返事が返ってきた。クサリ場の通過方法を説明した後、まずは自分が、続いてヒガシさん、ジョコちゃんが通過。二人とも問題なさそうである。次に現れる7合目のクサリ場は、キレットよりも難しいところだ。「ここは初級じゃないですよね」とは、通過後のジョコちゃんのコメント。そう、御在所中道は信州山のグレーディングでCランクに相当する中級ルートである。山上公園手前で雨に降られ急いで合羽を着るが、数分で止む。「合羽着たら止むんですよね~」とヒガシさんが言う。同感である(笑)

 最後のクサリ場で、『ここでクサリを使わずに登れたら、本谷行けるな(^^)』と二人に話す。ヒガシさんは難なくクリア、ジョコちゃんも一歩目は悩んでいたが、ボルダリング経験者だけあってその後はスイスイ登ってきた。山上公園に到着すると、「自販機ありますかねぇ?」とジョコちゃん。『アゼリア壊したから無くなったかも・・』と答える。「えー、ジュースがぶ飲みしたかった・・」、(笑)
 ※アゼリアは無くなっていましたが、自販機はトイレの横にちゃんと残っていました。

三角点まで上がり、記念撮影です。そういえば一枚も写真撮ってなかった。。

20180909御在所中道01
<三角点にて>

 東屋で休憩しようと思ったが、キレイに無くなっている。台風21号で壊れたのかな?山上公園へ戻り、新しくなった展望レストラン『ナチュール』へ。『ここからの景色は最高だよ!』と紹介したが、見事なガスガスで視界ゼロ・・ 観光客も数人の広々とした客席でアイスを頬張りしばし休憩。

20180909御在所中道02
<ナチュールからの展望はゼロ>

 さて、問題の下山である。左足の感触を確かめるように慎重に体重を掛ける。まっすぐ掛かる分には問題ないが、外側に掛かると痛みが走る。下りが苦手なジョコちゃんの後ろを、騙し騙しゆっくり下る。下り始めて直ぐに「こんなとこ来ましたっけ?」とヒガシさん。『登りは簡単でも下りは難しいでしょ(^^)』と後ろから声を掛ける。

 キレット手前まで降りてきた。『このクサリ場ではない方を直登してみましょう』と提案。手足の長いヒガシさんは苦もなく登っていく。ジョコちゃんも少し苦戦しながらクリア。さて、自分は・・・  1cm程度の薄いスタンスに左足を乗せて立ちこんでみたが、『だいじょーぶ!』 登りは大丈夫だ。

20180909御在所中道03
<キレットをスイスイ登る>

 その後は色んな話をしながらあっという間に登山口へ戻ってきた。まだまだ下りに問題が残る状態だが、来週は更に回復しているハズだ(^^)

 下山後は、アクアイグニスで買ったパンをかじりながらロープワークの話を1時間ほどして解散。
「体力余ってるので、帰ったら走ります!」 とはヒガシさん。頼もしい新人の登場を見守った一日でもあった。

くろ(記)

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