<メンバー>
なお、やっさん、えだこ、次郎
<コース>
(1日目)上高地 7:00 ~ 13:00 V峰基部
(2日目)V峰基部 4:45 ~ 5:15 V峰 5:30 ~ 6:50 III峰 6:55 ~ 8:10
主峰 8:30 ~ 10:45 前穂高岳 11:15 ~ 13:15
岳沢小屋 13:45 ~ 15:15 上高地
上高地出発
「なお」
山を始めた頃に見たすごく気になる険しそうな稜線。調べるとそれが明神岳。でもそこに行く一般ルートがない。自分が行ける場所ではないと諦めました。
でも今回バリエーションでも行きたいと言うメンバーのおかげで挑戦する機会をもらいました。
初日どこまで進めるか、考えつつ登ります。時間的にはちょっと早すぎましたが、天候が不穏になってきた事とその天空感に惹かれてV峰前台地でビバーク決定。
今回水場がないので水を使わない料理を食担えだちゃんに考えてもらい餃子の皮ピザと焼きそば。とっても美味しかったです。
翌日荷物も少し軽くなったところで明神〜前穂アタック。快晴、いい感じに風もあり涼しく気持ちいい。事前のロープワークトレの甲斐もありみんな懸垂下降もスムーズに。明神主峰から前穂直登ルートのルーファイも楽しんで前穂山頂へ到着。今度行きたい前穂北尾根をじっくり観察しました。
しかしここから一気に1500mの下り。とにかく暑い。でも登ってしまったので文句言ってもしょうがない。上高地で何か冷たい物を!を目標に黙々と下ります。
そして上高地。ソフトクリーム、コーラ、ノンアルビール、それぞれのご褒美を。
今回ロープ、テントの歩荷担当じろーさん、やっさん、相当キツかったと思います。ありがとう!
食担のえだちゃんもホントにありがとう!
皆さんのおかげでいい山になりました!
「やっさん」
明神岳は名前は聞いたことあるけれど、どの山か知らないくらいの知識でした。
ルートは予め予習していたので理解はしていましたが、上高地から見上げた時、あの山か〜、と改めて知ったのが当日。
登り始めは急登でしたが、思った以上に整備されており、歩き易いです。
今回の山行中、唯一拘ったのはテン場。景色の良さに釣られて参加したため、ここには拘りました。霞沢岳や上高地、穂高稜線が一望できる場所にテントを張る事が出来た時点で、私は大満足。降りてもいいかな、と思う位^_^;
でも、翌日の明神岳や前穂高までの稜線歩きも普段見る事が出来ない絶景。 歩き通して良かったです^_^
各自が役割分担しての山行楽しめました。思い入れが薄い私を参加させてくれて、ありがとうございました^_^
「えだこ」
明神岳は私が上高地にはじめて行った時からずっと気になっていた山の一つでした。上高地から眺めると、あの穂高岳に負けないくらいの勇ましく、美しい山容。いつか登ってみたいと思っていたものの、そこは一般ルートがないバリエーション。まだまだ技術や経験も乏しい私には高嶺の花でした。
しかし、今回次郎さん、なおさん、やっさんのおかげで挑むことが出来ました。鬼が牙や御在所岳で、ロープワーク、懸垂下降がスムーズに出来るようになるまで練習をしました。覚えの悪い私につきあってくれたメンバーには心からありがたく思いました。
この練習を積んだおかげで、実際は若干の戸惑いはしたもののそれほどの恐怖心も感じずスムーズに2峰の懸垂下降が出来ました。そして自信も少しついた気がしました。
5峰の台地でのテント泊も北アルプスとは思えない、静かで上高地や穂高を見晴らすことの出来る絶景ボジション。ここに来るだけでも、十分満足出来る山行だと思います。
危険な岩場、ザレ場がありながらも明神岳の主峰〜5峰まで全て登頂に成功して前穂高岳まで無事に縦走できたのは本当によい思い出になりました。メンバーの皆様ありがとうございました。
「次郎」
事前にロープワークや懸垂下降のトレーニングを行い、満を持しての挑戦!?
さすがに初級アルプスバリエーションと言えど前情報なしに挑むほどスキルがある訳ではないので、それぞれ事前に情報収集を行いました。
1日目のテン場のV峰基部までは特に難所もなく、急登を登るだけ、後続に抜かれるほどのゆる~い工程、V峰基部に着いたところで時間もあるので少し進むかとも考えたが先が分からないので留まることに、でもここでもテントをどこに張るかで色々意見がありました(笑)
夕飯はえだちゃんが、水が少なく済むように焼きそばを作ってくれました、酒のあてのプチピザ付き、おいしかったです。鍋もフライパン1つと軽量化もばっちり!
2日目まずV峰ピークのピッケルを朝日と共に堪能し各々写真撮影。
ルート的には特に難しいところもなく順調に進みましたが、ルート上にないIII峰ピークも寄り道、今回はピークハンターが2人もいるのでと言いつつ提案は私がしたんですけどね…
核心のII峰の懸垂下降は結構な高度感、しかもフックスロープがある…
みんな大丈夫かなって思いながら先陣を切り、見上げて待ってるとみんなスルスル、自称高所恐怖症とか?あれ?これトレーニング必要だった??って思わせるほど1ミリも問題なく終了、2度目の懸垂下降はせっかくここまで重い思いして担いで来たので自前のロープで懸垂下降をする。これでお役御免、早々にバラストと化しました。
その後難なく明神岳主峰のピークへ到達、バリエーションは人が少なくていいですね、夏の休日のアルプスとは思えないです。ただ人が少ないので写真を撮ってもらうのも大変ですが…
ピークを堪能後は下山のために前穂を登ります。
前穂の頂上で休憩し、噂の重太郎新道で下山ですが、急だし、暑いし、ある意味ここが一番の核心部だったかもしれないですね…
下山後、上高地から見える明神岳が実はV峰だったと初めて分かりました。
目標に向けトレーニングをして臨みましたが、色々といい経験になったと思います。
参加のみなさん、ありがとうございました。
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