大熊三山縦走 2018.4.21

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大熊三山制覇!!


【メンバー】 たばっち、もっちゃん

【コース】からすき谷公園(5:30)-古ヶ丸山(9:30)-白倉山(11:00)-大熊谷の頭(12:45~13:30)-柚子の木平(14:15)-迷岳(14:50)-口迷岳(15:55)-口迷岳登山口(16:40)


 数年前から計画していた「大熊三山縦走」。

 2年前にはイッチーと二人で古ヶ丸山のみ下見山行を実施。景色がとても良く静かな楽しい山だったが何故か「楽しそうな山だけど、どこなの~?」とか「えー、私も行きたかった」とかいう期待していたコメントは届かず、たばっちが遠くのほうのわけのわからない山に行ったらしい。という空気が漂うのみだった。

 それからというもの、沢などで近くの山域を通るときには同行メンバーに猛アピール。キーワードは「三山」「大熊落とし」格闘技の技の名前みたいではないか!?

 そして季節は廻り2回目の春!そろそろ計画を実行に移す時がやってきた。

 募集をかけてみると意外にももっちゃんから参加申し込みがあった。鈴ハイ屈指の健脚でアルプス縦走に精通し、通り名を『歩くヤマケイ』とも呼ばれる猛者だが、14時間という行動時間にひかれてエントリーしてくれたらしい。しかもゴールデンウィークの残雪アルプスを見越して歩荷トレーニングをするという。
 強い、強すぎる。

 コースは犂谷公園から登り、口迷岳登山口に下りてくるため、帰りに林道歩きが1時間以上になる。人数が集まれば車をデポして短縮したいところだが、2人なので歩こう!ということになり、一台で乗り合わせて犂谷公園に5時に到着。仮に14時間かかったとしても日が暮れる前に林道に到達できると思うが、ヘッデン歩きは覚悟しなければならない。

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 前にイッチーと来たときは柁山、清治山コースでピストンしたが、今回はレンガ滝を見てみようということで谷コースで設定。
 最初の林道歩きからレンガ滝に入って滝を見学すると、何だか岩が滑りそうで怖かった。沢登りから久しく離れているせいか、ちょっとの滑りが恐ろしく感じる。
 滝の写真を撮りたかったけど滑ってカメラが壊れるといけないので登山道に置いて行ってしまったので、もっちゃんに撮ってもらった。

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 レンガ滝からはちょっと踏み跡の少ない尾根道をどんどん登り、急な登りにへろへろになってしまい休憩多めでゆっくりゆっくり。  途中展望の良い場所に差し掛かったのでもっちゃんに未成年の主張風(学校へ行こう)に、この夏の抱負を叫んでもらった。
 この山域は登山者が少ないので何を叫んでも誰にも聞かれない。と思う。

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 古ヶ丸山手前にて尾根コースとの合流地点が出てくると、踏み跡がしっかりしてきた。とりあえず一座目制覇だが、私はヘロヘロのまま写真撮影のみで前へ進む。
 しかし次の白倉山に登る途中でお楽しみのアトラクション『大熊落とし』が待っている。それを励みに歩いていると、登山道に赤い岩が落ちていた。これもレンガのように見えるが、どうしてここだけ赤岩なのか不思議だ。地球の神秘だ。

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 そうこうしているうちに大熊落としに到着。岩の右側が切れ落ちていて怖かったが、もっちゃんがススッと登ってくれたので後に続く事ができた。2段に分かれているその上部は、しっかりしてそうなロープが張ってあったので、利用させてもらった。ヤマレコには怪しい残置と書いてあったので、あまり信用しないほうが良いのかもしれないが、それを頼らなければ登れなかったかも。

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 大熊落としはコース最大の難所であるがツツジの咲き具合も見事だった。ここも難所なのでカメラをしまってしまい写真撮れず残念。
 コンデジでよかったなあ〜。
 少し休憩していると後ろからペースの速いお兄さんか来て追い抜いて行った。
 白倉山まで到達するとお兄さんは休憩していて池木屋方面に向かう手前でテント泊するという。
 この日出会った1人目だった。

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 白倉山でお兄さんと分かれて北へ続く尾根を歩いていると少し笹が大きく尾根芯を外れてルートを見失いそうになったが、もっちゃんのルーファイで見事に軌道修正。
 大熊谷の頭に到着した。良い時間だしもうヘロヘロなのでここでお昼ご飯。もっちゃんは豪華にもコンビーフを挟んだホットサンド作って食べていた。ここで大きく休憩させてもらったので私もだんだん元気になって来た。
 あと1座、頑張ろう!!!

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 バイケイソウが鮮やかにひしめく登山道を進む。ときにツツジをときに足元の小さき花を撮影しながら気持ちよく歩いて、ついに最 後の1座、迷岳があっさり現れた。ちょっと地味な山頂だがやったー!大熊三山制覇なり〜*\(^o^)/*
 時間が押しているが、せっかく持って来たのでということで、ウクレレを弾いてみる。

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ポローン〜〜♪

 もう少し練習が必要だと再認識。またキャンプ山行でやってみようと思う。

 めでたく三山制覇したがまだ下山が残っている。口迷岳から林道へ下りる予定だが、下山の方向が地形が複雑で分かりにくかった。これが迷岳と呼ばれる所以かな?

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 コンパスの方向を合わせて歩きやすい踏み跡を追いながら、口迷岳に到着。夕暮れ前に林道に着きたいので下り口を探して進んで行くと前に人影が!
 本日の2人目だ。

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 その人が下りていった先に下山口の立札があった。追いかけて下りて行くと林道に到着。
 お兄さんは上の方に車を乗り入れていたようで、荷物の整理をしていた。

 私達はこれから長い林道〜国道歩きが待っているので、乗せていって欲しいなぁ〜と思いながら歩いていると、お兄さんか『乗って行きますか?』と声をかけてくれた!
 待ってましたと飛び乗る私たち。女子2人なのが良かったのかも。大人数でなくて良かったかも。

 お兄さんに周辺の山情報を教えてもらいながら駐車地の犂谷公園まで送ってもらい、お別れ。
帰りは『ゆーぽいんと』という洋食屋で美味しいハンバーグを食べて帰って来た。ハンバーグのメニューが豊富だったのでまた再訪したい。

 今回は登り始めからバテバテのヘロヘロでもっちゃんに迷惑かけてしまったので、1人だったら心折れて引き返してしまっていたかもない。励まし導いてくれたもっちゃん、本当にありがとう!!

 今度は池木屋とか絵馬小屋の方も歩いてみたいなあと思う。

記:たばっち

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