〈メンバー〉
ita つよっさん もっちゃん ふみふみ なお
〈コース〉
宮妻溪谷(林道入り口)6:50~7:30宮妻ヒュッテ~8:15水沢峠入り口~水沢峠
~鎌尾根~14:00鎌ヶ岳15:00~カズラ谷~17:30宮妻溪谷
冬季前半のメイン計画、木曽駒ケ岳縦走が、天候等により2度目の中止。
足の揃ったメンバーが折角揃った折、どこか近場で歯応えのある山行は無いかと
無い知恵を絞って、ふと思い出したルート・・・そうだあそこだ!!
ってことで、急遽募集、決行となりました。
このルートは、2月の厳冬期に行くと、鈴鹿では珍しい大きな雪庇が見られるとの事。
正月明けには珍しいドカ雪降った後だけに期待が高まる。
宮妻溪は冬記林道閉鎖中でだいぶ手前からのアプローチとなるが、体力有り余る今回のメンバーでは関係ない?
水沢峠への登山口までは10cm程の積雪。
ここで先行者2人組に追いつく。
トレースが有ったのでは詰まらない。頼むから先を行かせてくれと懇願?
不思議がる先行者の先を行かせてもらいます。
峠への谷筋を詰めて行くと、徐々に積雪が増え、半ばを過ぎると膝から腰へ・・・
突撃隊長?のつよっさんを先頭に立てるが、終盤には胸近い深さの処も有り先が思いやられる。
峠直下の滝も氷結しており、少しイジろうかとも思うが、とりあえず小休止。
ぼんやり見てると上部から溶けた氷柱が大音響と共に落ちてきた。おお怖い!
水沢峠にて再び地面を見ることが出來、ほっと一息つくもブリザードで煽られる。
宮越山への急登にて再び積雪が増え、概ね膝までとなるが、元気なメンバーは誰もワカンは装着しない。
ルーファイを楽しみながら、遠く鎌が岳を望みつつ樹林帯、雪壁、雪原と変化を見せるルートを喜々として歩く。
後半からは待ち望んでた雪庇も現れ、造形美に写真撮りまくり。
落ちても怪我する程の高さも感じないが、避けようとするとブッシュに阻まれ、鎌尾根独特の難しさを感じる。
岳峠への詰めでルートが判らなくなるが、鈴鹿通のつよっさんの誘導により、見事突破。 流石です。
鎌まであと少しだが、最後のルンゼもラッセルで青色吐息、最後のちからを振り絞っていつもより何倍も高く遠く感じる鎌ヶ岳に登頂!
誰もいない山頂にて、遅い昼食取りながら絶景を楽しむ。
ついでに使わなかったロープで引き揚げ訓練。
つよっさんに斜面を落ちて?もらい3対1システムで引くが、雪が抵抗となり何とも上がらん・・・
あくまでも補助でしか使えんねという結論に達する。
下山はカズラ谷。おりしも下から上がってきた方がみえ、ルーファイの楽しみは消えたが、リーダーとしては時間も押してたのでホッとする。
いつも元気だったもっちゃんが、ブランクの為かひざ痛でペースダウン。
こんなことも有るんだねえと言われながら、かっとびなおさんとのペースを調整しつつ
宮妻峡に降り立った。
昨年暮れからシーズン初めのトレーニングがなかなか行えず、焦っていたが、近場の鈴鹿に見落としてたバリ尾根ルートにて
元気なメンバーと歩くことが出來、大満足な山行となりました。
参加者の皆様ありがとうございます。
記 ita
ふみふみさんの感想
リーダーitaさんも『まだ未踏ルート』だという雪の鎌尾根企画へ参加しました。
他参加者4名の想いにも勢いあり!
なおちゃん『そうそう、鎌尾根を忘れとったん、行きたかったとこ!!』(さすが狙い違うね〜!)
もっちゃん『年末年始の忙しさで体力心配ですが、、、』(即いつものパワーもっちゃんに変身!!したけどね〜)
つよっさん『ラッセル頑張りますよ〜』(つよっさんと言えば鎌ヶ岳!だもんね〜〜)
ふみふみ『年末まで参加縮小だったから新年から弾けるよ〜!』
天候良好、鎌ヶ岳の凛々しいお姿に見惚れる、腰まで入り込むラッセル、稜線のスリリングな雪庇縦走、itaさんには滑落想定したメンバーを引き上げる指導(つよっさんを助けろ!訓練)や、
真っ白な誰も歩いていないコースを一番最初に歩いてごらんと順番にトレース付けする機会を与えて頂いたり、、、他もろもろ一緒に挑戦させて頂きました。
Itaさん飛び込み写真の時はお腹を抱えて笑いましたー(日頃のストレスかなり発散出来ました!)。
積雪期の鎌尾根縦走、毎年恒例企画に推奨したいです!
Itaさん、参加の皆様、ありがとうございました!
ふみふみ
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