越百岳-空木岳強制縦走 2016.8.20-21

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ハイテンション女子につられて空木まで!!?


○日程:2016 8.20-21
○メンバー:とりや(CL),ふみふみ(SL),えだこ
○コースタイム:
8/20:伊奈川ダム(7:25)-越百小屋(11:50)-越百岳(13:40)-仙涯嶺(15:10)-南駒ヶ岳(17:00)-摺鉢窪避難小屋(17:40)
8/21:摺鉢窪避難小屋(5:30)-赤椰岳(6:20)-空木岳(7:50)-木曾殿越(8:50)-避難小屋(13:30)-伊奈川ダム(15:00)


 今回の山行は計画変更の連続でした。当日にもコースを変更してしまう始末になりました。
まず、当初の計画は南アルプスの塩見岳。塩見岳?百名山みたいだけど、あまり聞いたことないし、なんだが微妙だなぁと思っちゃったけれど、山を調べているうちに塩見岳がいかに素敵な山かが判明!三伏峠から見上げる塩見岳、そして塩見岳から眺める富士山、それは素晴らしい景観みたい(^_^) いつの間にか塩見岳の虜になってました・・・(塩見岳ピークから眺むる富士山の秀逸さは筆舌に尽くしがたし ※とりや注)

 しかし、期待していた塩見岳の計画が天気予報の悪化で先行きが怪しくなり、更に参加メンバーのてるさんが足の負傷により不参加へと、なんだかどんどん不安に・・・
 結局メンバーはとりやさんとふみふみさん、私と3人になり、山域は晴れる地域を探して、いろんな山の候補が出ましたが、近場の中央アルプスのテン泊になりました。
 憧れていた南アルプスには行けなかったけれど、木曽駒から南の中央アルプスは、まだ歩いたことがなかったのとても興味があり、南駒ヶ岳、越百山に登れることにワクワクしちゃいました。(結局どこの山になっても楽しめるんだなぁって思いました。)

 登山計画書では、南駒ヶ岳~越百山の周回でしたが、逆方向の越百山~南駒ヶ岳の方がいいんじゃなかということで当日に変更を・・・。土曜日は昼から雨の予報でしたが、伊奈川ダムの駐車場に着いたときは、日差しもあり天気はまだまだもちそうな感じでした。樹林態の中をひたすら登り、疲れはじめた頃、その気持ちを癒してくれるかのように、木々の間からは御嶽が見れました。山菜の天ぷらなど美味しい料理を出してくれるという、可愛い越百小屋を通過する頃には、雨に降られました。やっと、お昼過ぎに稜線にあがり越百山に到着!ガスガスで視界はなくても、なぜかふみふみさんも私もハイテンション!ルンル━━━゚o。o゚ヘ(゚∀゚ヘ三ノ゚∀゚)ノ゚o。o゚━━━ン

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越百山ピーク
まったく物足らないアスリート女子2名

 稜線から少し下った、風を凌げるところでビバーグする予定が、まだまだ歩き足りないふみふみさんが、「まだ、昼過ぎだから摺鉢非難小屋まで行っちゃいましょう」の提案。
 メンバーみんな(リーダーを除く ※とりや注)体力にまだ余裕があったので、摺鉢窪避難小屋まで行く事になりました。
テントを担いでいるふみふみさんが、一番元気で先頭をスタスタと歩いてました(ほんと、いつも感心します)(僕も感心します ※とりや注)。

 稜線を歩く中、すばらしい景色が広がっているんだろうなぁ~と心で思いながらも、視界に入るものはグレー一色のガスガスの景色。只ひたすらもくもくと歩きました。雨は次第に本降りとなりましたが、仙涯嶺、南駒ヶ岳と順調に(やっとこさ ※とりや注)ピークを踏み、夕方には摺鉢窪非難小屋につきました(摺鉢避難小屋は稜線から下ったところにある可愛いくて綺麗な小屋なんですが、稜線からけっこうな距離を下った感があり辛かったです・・・)
 びしょびしょにぬれた服も避難小屋で乾かせたので、やはりビバークでテント泊するよりもよかったねと話しながら、ふみふみさんシェフのリゾットをいただきながら夜は更けていきました。(おいしかったです。たくさん食べられなくてごめんなさい ※とりや注)

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ガスガスの南駒ピーク

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月明かりの摺鉢窪

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夜明けの摺鉢窪

 翌朝は、一昨日とうって変わっての見事な晴天!小屋からは、雲海と朝日そして、本来行くはずだった南アルプスと富士山が綺麗に見えてました。ほんと素晴らしかったです☆
 避難小屋でご一緒だったグループが、空木経由で我々と同じ伊奈川ダムに下山することを聞きつけたふみふみさんは、とりやさんに「空木経由で下山しましょう」と提案。私も「空木に行きたいです」と訴え、ついにリーダーを納得(屈服 ※とりや注)させることができました。300名山の越百岳、200名山の南駒ケ岳、100名山の空木岳と1.2.3制覇できました。

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南駒と小さく摺鉢窪避難小屋

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晴れた!

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晴れた!!

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空木をバックにアスリート女子

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瀕死のリーダー

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ほんとに空木まで来てしまった。。。

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まだまだ先は長い。哀愁まとうリーダー後ろ姿。

 空木岳までの稜線歩きは、昨日のガスガスの稜線歩きとは比べものにならないくらい、それは本当にすばらしく絶景でした。昨日、雨の中頑張って歩いたご褒美をいただいた感じです。行くはずのないルートを提案してくれたふみふみさんそして、体調があまり優れなかったにも関わらず、ルート変更を許可してくれたとりやさんのおかげです。ありがとうございました。
 中央アルプスの稜線歩きは、岩尾根になっていたり、鎖場があったりと北アルプスの稜線歩きとは違った楽しみがありました。次は空木岳~木曽駒ヶ岳に縦走したいですね♪
記)えだこ

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あと2回は周回できる!空木のえだこ

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まだまだ歩き足らん!空木のふみさん


とりや追記
 中央アルプス、越百から南駒の稜線はかねてよりの宿題で、でも今回、元気すぎるアスリート2名のおかげで予想もしなかった宿題倍返し、今となっては感謝の気持ちしか湧いてきません。
 行動中はバテバテで、摺鉢窪避難小屋ではせっかくのふみさんディナーがあんまりのどを通らず、たばっちの気持ちが少し分かった夜でもありました。
 仙涯嶺の岩場で花崗岩に頭を強打したときは「頭割れた~」とほんとに焦りました。たんこぶだけで済んで人間の頭蓋骨って強いんだなぁ、、ではなくて最後尾を歩くリーダーの歩みが遅いのがすべての原因ですが、パーティでメンバーが離れて歩くのは事故の傷口を広げかねないと反省もしました。
 次は空木-駒ヶ岳、ですか。行ってらっしゃーい(*`・∀・)ノ))…ではなくて、これに懲りずまた僕も連れてって下さい、楽しみにしてます!^^

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