クラジャン♪
メンバー:くろ(L)、toyoちゃん、サブロー、もっちゃん、つよっさん
コース:朝明P(6:00)-中峠(7:06)-大瀞(7:46)-お金明神(8:43)-ワサビ峠(9:52)-クラシ(11:04)-イブネ(11:25)ーコクイ谷出合(13:15)-タケ沢出合(14:23)-根の平峠(14:52)-朝明P(15:50)
行動時間 :7時間31分
歩行距離 :16.15km
累積標高(上り):1012m
累積標高(下り):995m
くろ
3月に同じコースを一人で行ってみた。
大瀞の渡渉に苦労し、お金明神を見つけられず、ワサビ峠への分岐を間違え、クラジャンをひやひやしながら通過した。しかし、その後に待っていたシャクナゲの群生。『これは行かねば!』
今年は暖冬の影響で花の時期が少し早まっている。シャクナゲは平年だと5月下旬だが、少し早めの計画を立てた。しかし、前回の状況と自分のリーダーとしての実力を考えると『誰でも、何人でもどうぞ』とは言えない。募集要項に『地図読みができて、10時間歩けること。人数は5人まで』と記した。
最深部まで行ってしまうとエスケープできないので、各ポイントの通過予定時刻を細かく決め、その時刻までに到着できない場合は引き返すという案を計画書に書き込んだ。ビバーグを想定し、非常食やツエルトの準備も欠かさない。
そうして集まったメンバーは、ソロ山行経験者で健脚ばかりだ。実に頼もしい。
ソロ山行経験者だが、パーティーで先頭を歩いた経験は乏しいと思い、せっかくなのでコースを4パートに分けて先頭を歩く経験をしてもらった。最初の中峠までを30分前倒しで通過した以外は、各ポイント間の行動時間は当初の予定通り。最初の貯金のおかげで、鈴鹿の上高地でまったり過ごす時間が取れました。
以下は各自の感想です。
toyoちゃん
今まで先頭を歩く経験がなく、地図読みどころでない始末。でも、やってみないとわからない事や感じられない事があったので、勉強になりました。
地図ばかりを見るのではなく、実際の地形をよく見る事。地形を予測し、変化に気付く事。自分には難しかったです。今まで意識せずに歩いていたので、恥ずかしい。でも、コンパスの使い方も教わったし、前向きに。ちょっこし考えて、山行に参加したいです。
サブロー
シャクナゲといえば尾根上の邪魔な樹木が最近のイメージでした。しかし今回のシャクナゲ地獄ならぬ天国のおかげで好感度がかなりアップです。つぼみの濃い赤から開花した薄ピンク、またその中間と同じ花でも色とりどり楽しめました!
コースも千種街道の歴史ある道をはじめ、大瀞の渓流、威厳あるお金明神、新緑の森歩き、クラシのジャンダルムのかっこいい尾根、イブネの広大さと変化にとんだコースで飽きず楽しめました。イブネから佐目峠通らない近道、鈴鹿の上高地まで教えていただきリーダーに感謝、感謝の山行となりました!
シャクナゲの時期もいいけど、紅葉のころも楽しめそうなのでまた時期を変えて来たいコースです。
もっちゃん
今回の山行は、イブネ・クラシ・お金明神と初めてのところばかりでした。お天気にも恵まれ、心地よい風がふき、ほどよい気温で歩きやすく、たくさんのシャクナゲも愛で、楽しい山行となりました。
大瀞の渡渉は、つるつるの石ばかりなうえかなりの水量のため裸足で渡ったのですが、水が冷たくて足がじんじん。誰も滑ってドボンすることなく無事に渡りきり、ホッと一安心です。大瀞はなかなか雰囲気のよい渓谷美で癒されました。今回は一人ずつ地図読みしながら先頭を歩くという経験をさせてもらいました。磁針を反対に見てしまい逆方向に進んでしまうという初歩的なミスをしてしまいましたが、とてもよい勉強になりました。登山道の状態、休憩のタイミング、歩く速さなど、先頭はいろいろと考えながら歩かなければならないので、リーダーの大変さを改めて実感。いつもありがとうございます。
天気のよい休日だったのにクラシまでは誰にも会わず、静かな山歩きを楽しめました。クラジャンがクラシのジャンダルムという略称なのも初めて知ったし、鈴鹿の上高地と呼ばれている場所があるのも知らなかったし、初めてづくしなことばかりで、そういう意味でもなかなか楽しい山行になりました。
つよっさん
以前から興味のあった、お金明神へ行ってきました。
写真では見たことがあったのですが、格好いい岩でした。
お金のお願いをしっかりしましたが、もしかして金剛明王だからお金?でしたかね。
イブネ、クラシは風が少しありましたが、日当たりも良くほっこり^^
帰路の水晶谷近くで、たろーさんとすれ違ったのにはビックリしました!
その後の鈴鹿の上高地も本物の上高地を知らない私には輝いて見えましたw
ブナの木、いい雰囲気でした。
人も少なく、静かで花に沢山会えた、とてもいい山行でした♪
さて、みんなの感想は如何だったでしょうか?
人の後ろに付いていては体験できないことが色々とあったようですね。
メジャールートを外れ静かな山行ができたのは、地図読みができ、足並みが揃ったメンバーだったからだと思います。地図が読める、体力がある、歩行技術がある、いざというときに備えられる、など登山者としての総合力が上がれば、『行きたい場所』が『行ける場所』になります。今回、私の力不足で厳しめの募集要項となってしまい、参加を断念された方々もいると思います。私もまだまだ未熟者で、日々勉強中ですが、これからも切磋琢磨しながらみんなで安全な登山を続けていけたらと思いますので、一緒に勉強しましょう!
と、堅い話はここまで。
イワカガミやシャクナゲはとても綺麗だし、先頭を歩かなくてもいいってこんなに楽なのか・・・と久々に感じた、会心の山行でした(^^)
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