メンバー:たろー、ふみふみ、やっさん、次郎、えだこ、サブロー、もっちゃん、ita
コース :唐谷林道入り口(7:50)~一の滝(9:30)~二の滝(10:40)~三の滝(11:20~12:20)
~迷い岳(14:50)~登山道~唐谷林道入り口(17:00)
車移動のときからどんよりした空模様。寒くはないけど沢日和にはイマイチな天候。それでもサブローには今シーズンの初沢!やっぱりワクワクします。
唐谷川。三重県南部(台高山脈の北部)の山、迷岳を源にする沢。昨シーズンは鈴鹿や比良の沢だけだったので山深さも楽しみです。
スタートは香肌温泉スメールから坂の少し上。10分ほどで入渓。濡れるための装備とはいえ最初の一歩はおそるおそる。案外冷たくない、いい感じ。沢靴のグリップにも感動です。登山靴ではありえない吸いつき感。沢をバシャバシャ歩ける気持ち良さは濡れることにビクビクしている普段の登山靴歩きのうさはらしにもってこいです。
山の雰囲気も巨石や緑の深さに山のふところの大きさを感じます。車中で牛肉の話をしたせいか足元に転がる赤い石が肉塊にみえてしかたなかったです。あれが赤石沢の由来になってるチャートでしょうか。泊り沢にも行きたくなります。
沢の様子も滑り台になりそうなナメ滝や泳げそうな淵もたくさんありいい感じ。ただし気温さえあれば楽しいプールも今はいかに迂回するか悩みの種。迂回のトラバースはコケですべりやすく油断なりません。
小さい滝はガシガシいきます。攻撃的に滝を越えてドヤ顔のえだちゃんは印象的でした。そんなえだちゃんはファイントラックのウェアに感嘆。鈴ハイにまたファイントラック教(教祖たろーさん)が浸透したようです。もちろんサブローも一員です。
一、二、三の大滝はすべて巻き道。一の滝の遠景の天から水が落ちてくる感じは壮観。けどその高度を巻き道で越えることに気付いたのはガレガレ急斜面をヒヤヒヤ息切れしたときでした。最大の見どころの三の滝は風に舞う気持ちいい水しぶきで迎えてくれました。壮大な滝に沢登りのすばらしさを実感!ちょうど陽もでてきて三の滝でランチタイム。しかし三の滝の巻き道の大変さにルートファインディングの大切さを実感。滝も大きすぎると大変ですね。
コースは最後の滝のあともまだ登高差400m登り。どこまでもスケール大きい台高の山です。谷に水がなくなり斜面も落ち着いたころ春の樹木タムシバの白い花が見えて尾根のしるし。そこからもうひとのぼりで迷岳ピーク。やっぱりピークに着くと達成感です。
今回の沢はヒルも多かった。最初の発見後から巻き道すぎるたびにチェックのくり返し。それにもかかわらずサブローも気づいたら手袋が赤くなってびっくり。それ以来スパッツの中がムズムズする気がしてヒル恐怖症になってました。しかしそんなヒルにはやっさんの「ヒル下がりのジョニー」が大活躍。100均の小さなスプレーに詰め替えられてるので使い勝手バツグン。おかげで山頂写真ではスプレーも一緒にパチリ。
こんな沢登りのたろーさんの締めの一言。「ヒルの多い場所でも今日くらいで済んだので安心してください」すばらしいまとめ方です。ヒルの不快をはるかにしのぐ沢のたのしさを感じられた一日でした。
記 サブロー
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